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漁港の肉子ちゃんのJINのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
4.1
西加奈子の原作小説は未読。
明石家さんまが企画・プロデュースというのは知ってたけど、なんとなくキャラクターの作画に惹かれなくて敬遠してた。
でも蓋を開けてみれば評判は上々だったようで。
肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、キクコの声をキムタクと工藤静香の娘・Cocomiが演ってたのも話題。
ちゃんとハマってたようにも思う。

内容は家族の話でもあり、小学生ならではの人間関係のあれこれ。
思いのほか人情話だった。
そして、細身で繊細なよくできた子供と太身で頭は悪いけど常に笑顔を絶やさないポジティブな母親との対照的な凸凹コンビ具合がとても良かった。

挿入歌で子供が歌った吉田拓郎の『イメージの詩』が流れたんやけどね。
きっと歌詞の内容なんかよくわからずに無垢な感じで歌ってるのが逆にとても印象に残ったのだった。
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