ましゅー

モンタナの目撃者のましゅーのレビュー・感想・評価

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)
3.6
本日は敬老の日。月曜ですが祝日、三連休です。
劇場鑑賞したいと思いつつ、昨晩、と言うか今朝未明も無料配信終了間際のアマプラリスト入り作品鑑賞をこなしていたので、寝不足のままダラダラと一日過ごしています。
これで自宅鑑賞未post18本。自己新記録。

しかし劇場鑑賞作は本作で、ようやく先週日曜9/12鑑賞分に辿り着きました。昨日観た1本を加えると劇場分は残り2本。今日中にこちらだけは負債を返済できるか…。ともあれ、参りましょう。
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(以下 公式サイトより抜粋)
暗殺者×未曾有の山火事
もうどこにも逃げ場はない―
2つの脅威と戦い、少年を守り抜けるか
極限のサバイバルサスペンスの目撃者となれ
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殺し屋、CIA諜報員、 トレジャーハンター……一級のアクションで世界中を魅了し、アクションヒロインの筆頭として世界的な地位を不動のものにした、 アカデミー賞受賞女優 #アンジェリーナジョリー 。

彼女が11年ぶりにアクションの題材に選んだのは未曾有の山火事に立ち向かう《森林消防隊員》。監督としてもその才能を遺憾なく発揮しハリウッドの“二刀流” としてさらに活躍の幅を広げるアンジー。そんな円熟味を増した今だからこそ演じられるナイーブかつ繊細なアクション、"スマート”で“最強”で“完璧”なアクションヒロイン像を封印したアンジーの魅力を目撃してほしい。
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過去に壮絶な事件を“目撃” したことから大きなトラウマを抱える森林消防隊員のハンナは、 ある日の勤務中、暗殺者による父の死を間近で“目撃”し暗殺者に追われる少年コナーに出会う。

彼は父親が命をかけて守り抜いた“秘密”を握るたった一人の生存者だった。ハンナは自分と同じく、“目撃者” となり傷ついたコナーを暗殺者から守るため戦うと心に決める。

秘密を求めコナーの命を執拗に狙う暗殺者たちが刻一刻と迫る中、目前に広がるモンタナの大自然で未曾有の山火事が立ちはだかる。 2つの脅威に行く手を阻まれる極限状態で、 ハンナはコナーを守り戦い抜くことはできるのか―
(以上 引用終わり)
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アンジーの出演作を最後に観たのは何だったか…。

「マレフィセント」は両方とも観てないし、「ツーリスト」「ソルト」「ウォンテッド」「Mr&Mrsスミス」辺りは好きっぽい内容ですが実は劇場では観てなくてテレビ放送をチラ見した程度…。

確実に観たのはイーストウッドの「チェンジリング」とか、イーサン・ホークと共演してた「テイキング・ライブス」とか、か。もっと遡ると「トゥームレイダー」「ボーン・コレクター」。このくらいから彼女を認識し始めたんだったか…🤔
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と、まぁそういう成り行きなので、私の中ではアクション女優って感じじゃないんですよね😅
特に最後に観た「チェンジリング」での母親役が印象的で、彼女ももうそんな歳なんだな…と感慨深かった思い出はあります😂
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といった背景の中での本作。
フォローしている海外アカウント複数で、少し前にプロモーションの投稿や予告動画が流れていたのでちょっと気になっていた作品でした。
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2000年代後半からの立て続けのアクション作からは優に10年は経っています。流石に彼女自身がゴリゴリとアクションをする事は、もとより想像していませんでしたが、『火』という上手く与すればこれ以上ない武器にもなり、扱いを誤れば全く命の保証はない、この神にも似た無感情で無慈悲な自然現象を上手く絡めた、上質なサスペンスになっていました。
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聞けば監督は、「ボーダーライン」(未見)の脚本を書き、ネイティブアメリカン社会の闇を描いた「ウインド・リバー」(未見)の監督でもある #テイラーシェリダン なる人物であるとの事。
少年が命を狙われるに至った背景そのものの掘り下げはほとんどなかったものの、やはり現代社会の、権力者の裏の策謀が・闇が、垣間見える描写

(だからこそ暗殺者たちも、まるでマンガのように情け容赦なく、しつこくしつこく標的とされてしまった・また意図せず関わってしまった人々を躊躇なく殺めていったのかと)

は、なるほどと思いましたし
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子鹿のように弱りきった・頼るもののいない少年を、守ると誓ったアンジーも、正直その背景はそこまでの重いものだったのかな…?、というあまり深い描かれ方ではありませんでしたが、多数の養子を扶養しつつ社会貢献に没頭する実生活での姿が重なり、それがあるから彼女が主演だったのか…という妙な納得感があったのは、ちょっとやられた〜🤣と思ったりもしました。
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決して派手な内容ではないですが、それなりの余韻の残る秀作ではあると思いますので、機会あれば如何でしょう?
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ましゅー

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