ましゅー

ザリガニの鳴くところのましゅーのレビュー・感想・評価

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
4.0
待ちに待った水曜祝日😆✨
水曜日といえば大抵の映画館はサービスデーですが、ガチ社畜の私は平日に映画なんて1秒たりとも観ることが出来ず…
(ウソ🤣 予告編くらいなら通勤途上とか、疲れ切って帰宅後の家でスマホで見たりはします😂)
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他のシネコンとかだったら常に会員割引とかクーポンとかあるのに、TOHOシネマズだけはそういうのがなく…

(あ、でもネット予約完了のメールにはアンケートが付いてて、答えると一応翌月くらいからの上映分に使える200円…だけだけど割引クーポンがもらえますよね😅)
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なので、今日はTOHOシネマズ一択、シャンテも合わせればスクリーンが16もある日比谷で二連チャン鑑賞を決行しました😆
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……なんですが、7月末から止まってる時系列劇場鑑賞録を差し置いて😅11月に入ってからの私的「不穏映画祭り」アップを出来る限りリアタイで試みたものの、投稿を組み上げる時間もなく😂既に3本分ビハインドしてしまってるので🤣今週日曜にやはり日比谷で観たこちらを先に上げることとします😃
(日曜だったから200円割引クーポンで観たのよ〜〜〜😂😂😂)
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図らずも連投になってしまいましたが、「不穏映画祭り」私的第三弾、本作の首尾や如何に…?
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(以下 公式サイトより抜粋)

湿地帯で発見された青年の変死体。
容疑者は、"そこ"に暮らす少女。

事件の真相は、初恋の中に沈んでいる ― 。

1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で、裕福な家庭で育ち将来を期待されていた青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、‟ザリガニが鳴く”と言われる湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など、湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。

(以上 引用終わり)
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不穏……と意気込んで観たものの…不穏じゃないな、これ😅

むしろ人間の根本的な尊厳、基本的人権を問う、素晴らしい人間ドラマじゃないですか😭😭😭‼️
(失望の涙ではありませんよ😅 感動の涙です😭😭😭‼️)
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人間てのはどうしても自分と違う、周辺の良く見知った人たちと違う人物と相対すると、身構えてしまったり、場合によっては良からぬ想像を働かせてしまうものなのは、致し方ないとは思います。
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ただ、そうした考えだけに凝り固まってしまうのは、まさにこの映画で描かれた差別意識に繋がる危険な態度…。
特に50〜60年代のアメリカに色濃く残る、いや他の国でもそうかも知れません、人種差別だけでない、異質なものを忌避・排除しようとする、間違ったコミュニティ意識。

だからこそ確たる証拠もなく、ただ単にコミュニティから離れて暮らし、馴染みがないからというだけで、殺人犯として勾留されてしまうカイア…。

そんなものを目をそらすことなく描き、そんな中でも人間味溢れるカイアを取り囲む人々の懸命の接し方がまた涙を誘います…😢
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幼少の頃からカイアに想いを寄せるテイト。
ボロボロの身なりで裸足の幼女(=カイア)に学校へ行くのは当然の権利だよ、と優しく促す人道派のミルトン弁護士。
父親にまともな扱いを受けていないことを悟り、子供の頃から優しくカイアに手を差し伸べるジャンピンとメイベル夫妻。
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むちゃむちゃええ話やないの…😭😭😭‼️
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いや〜〜〜。不穏ばかり求めるこの私を戒める・洗い清めるかのような、素晴らしいドラマでありましたよ…😢
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そう…。ラストもラスト。
どラストのあの衝撃を受けるまでは……😣‼️
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いや〜!いい😆❗
ただただ真っ当なヒューマンストーリーに危うくほだされるところでした😂 (え🤣?)

ラストも含め、私はこれ今年観た中で大好きな作品の一本になりましたよ!うん。
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しかも前々から気になってた、ひと頃のアン・ハサウェイにも少し似た雰囲気の #デイジーエドガージョーンズ をこんなにも堪能できたのは、まさに僥幸🤗

そんな部分も含めて、ぜひ多くの方に観ていただきたいですね〜これは😆✨
ましゅー

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