ラーチャえだまめ

ボーはおそれているのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.5
『“我々”は、何を“おそれている”…?』



どーもどーも公衆トイレの大の方でトイレットペーパーをカタカタ鳴らしたりウォシュレットの音が聞こえたあとまた静まり返って出てこない人は絶対スマホいじってるだけだと思いますラーチャえだまめです。あるいは何かを恐れてトイレから出たくないとでも言うのでしょうか…??本日はそんな被害妄想が過ぎる中年がいたんですよ〜。なぁーーにぃーー!?


【ボーはおそれている】!!!アリ・アスター!!!!いやーついに日本でもお披露目となりました、A24スタジオが今一番“手放したくない”2018年水星の如く現れた超新星……も今や昔、そのデビュー作「ヘレディタリー」「ミッドサマー」と立て続けに我々観客を恐怖と混沌のどん底に陥れ日本でも社会現象を巻き起こした張本人、アリ・アスター監督の長編第3弾、となれば?当然今年2024年の“超目玉作”として期待のハードルを上げざるを得ないシネマファン待望の「ボーは恐れている」!!これまた一周回ってシンプルかつ奇を狙った邦題で日本支部も気合入ってんなーと思ったら原題は“Beau Is Afraid”……そのまんまじゃねえか!!まぁそれはよしとして去年のナヨナヨなナポレオンに続き今年もまだ「ジョーカー2」が控えているというのに!?話題作に出ずっぱりの異星人にバットでフルスイング俳優ホアキン・フェニックスというカメレオン俳優×アリ・アスター……いったいどんなケミストリーが起きてしまうのか??



究極の“笑い”は、実は“ホラー”



“やり過ぎなホラーはコメディになってしまう”「Jホラー」理論にも通じる本来ならホラー作家が一番気をつける“失敗”要素を?今回なんと逆手にとって「ならめっちゃコメディやれば実はそれってめっちゃ怖くない?」と思わせてやろうというのです…!?


前半はとにかく「笑えて」、そこから中盤で本編179分という長尺を思い知らされる「流石にちょっとダレる」こともあるのですが、、、、、と思ったらクライマックスで「アンタ阿保か。」とドイヒーなイチモツネタをぶっ込んでくる……!?途中湿っぽくもなりますが、最後まで見た方ならわかるでしょう「コメディ映画」……間違えた世にも奇妙な「ブラック・コメディ映画」__。



↓ブログにもあげました(ネタバレなし&ネタバレ・考察)↓https://www.edamame-movie.com
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