鬼太郎出生の秘密！因習村系ミステリーを解決する最高バディもの！！
古い慣習が残る激ヤバな村に赴いた水木が『呪い』という名の殺人事件に巻き込まれるのはとても良かった。
ふらりと現れるゲゲ郎もほんとに良いキャラで良いキャラで…。
龍賀一族もみんな良くて、特に沙代さんが可愛くてお手本のような純情乙女だった。
キャラもストーリーも設定も世界観もどれも良かった…のに…なんで時貞王があんなチープで威厳の欠片もない残念なキャラなんだ…。
時貞（時弥）が登場するまではほんとによかったんだ…。
沙代さんが刺されて、ほんとに全員死んで、ほのかな後悔と無念の中に残されるも前に進むしかない水木の表情が最高だったんだ…。
戦後復興に尽力した薬学の王にして、死をも克服した時貞があんなに小物で倒しがいの無いキャラでどうするんだ。
今までのシリアスで救いのないストーリーが全部ぶち壊れるストレスキャラじゃないか。
ただ憎たらしいだけのキャラは倒されてスッキリとはいかないんだよ。
劇場版で気合入って作ってきたのになんで最後だけあんなつまらないキャラになっちまったんだよ。
戦後日本を象徴する圧倒的な人間の王として顕現してほしかったよ…俺は……。
それはそれとして全体的に凄く好みな雰囲気で楽しめました。
鬼太郎シリーズは日本の妖怪文化を支える最前線なので今後も末永く続いていって欲しいです。
