このレビューはネタバレを含みます
自分用感想箇条書き
・令和の世で上質な因習村を観れると聞いて入村してきました٩(¨ )ว=͟͟͞͞
・印象としては鬼太郎の原点を描いた作品というより、御大への敬意を最大限表現した愛あるファンサービス作品だったなという感じ。(製作陣のゲゲゲの鬼太郎への)愛の物語。墓場鬼太郎とアニメシリーズの鬼太郎の姿勢が別れたのはこういうことがあったせいかもしれないね、という可能性を示すための？作品？……待って人間助けてくれる鬼太郎が生まれてくるには、村一つ滅びなきゃいけないっていうこと？？
・原作鬼太郎が書かれた時代の考証をすごくしっかりしたんだろうなとわかる描写の数々やエンドロールのカランコロン、原作のゴシック風絵柄に寄せたエピローグ絵にはテンションあがっちゃった。6期を視聴していたらもっと楽しかったのかな？申し訳ないけどゲゲゲ最終学歴4期(ブランクあり)の人間には悲しすぎるカランコロンは早かったんだ……。やめてもっと愉快にカランコロンして……。おばけには仕事も学校もないんでしょ……。
・あと、タイトルは鬼太郎誕生というより目玉親父爆誕の謎の方が良かったのでは？？確かに主人公活躍場面には年甲斐なくテンションあがっちゃったけれども。存在感はあってもほぼ姿も声もなかったじゃん……。
・ニチアサで見れそうなかわいい絵柄で横溝正史や京極夏彦並みの泥沼かつ陰惨な舞台とストーリー展開だから混乱してしまった。絵柄のおかげで緩和されていたのか、尺と進行の都合上あっさり目で終わらせたのかはちょっとわからないですね。一つ言えるのは12歳以上でよかったのこれ？？せめて15歳以上指定の方が良かったんじゃないの？？確かにテンポも良くて見映えするシーンもたくさんあったし時代設定上仕方がないとはいえだいぶやべー描写いっぱいあったからね？？
・アクションだけじゃなくて、座る歩く寝るなど日常の細かい動作がぬるぬる動いて個人的に最高だった。大画面で見る時はそういうところがすごく目につくからありがたくてたまらない。
・普通人間が陽で妖怪が陰の関係のはずなのに妖怪を清涼剤にするのやめてくだされ。人間愚か案件はもう平成作品でお腹いっぱいなのよ……。ねずみ男が有能かつ癒しってだいぶ終わってるよあの村(大怪獣視聴者より)
・元戦場経験者という設定であることを抜きにしても水木さんが有能かつ勇猛すぎてびっくりした。なにあの射撃性能の高さ
・今回のヒロイン枠がとてもロックでよかった。地続きな多面性を持つ女の子最高すぎる
・誰かにこの村舞台のTRPGやってほしいと思いました。San値チェック何回あるかな？(すっとぼけ)
・アクションをコマ送りで見たいし、戦後昭和の空気もっと吸いたいし、関俊彦さん声でもっと惚気話聞きたいので円盤欲しいなあ。きっと人気だから手に入らないだろうなあ。パンフレットも……手に入らなかったし……。まあ初めて公式作品にお布施できたからいっか！
追記:水木さん演じる声優さんがコープスブライドの主人公及びアニメ「魍魎の匣」関口さんとバイオハザード村のイーサンと同じ人でした気づくの遅いマジかよパパー！！！！(錯乱)
