前作に引き続きいまいち怖くないです。
…が、”マイホームに足を踏み入れた”という理由だけで侵入者たちをあの手この手で殺害してまわる伽耶子さんの徹底した仕事っぷりに、なんだかダークヒーロー(ヒロイン？)のような格好よさを感じてしまいます。
時には天井に張り付き、時には床からにょきにょき生え、時にはアレの間から這い出てきて、爬虫類のようなキモい動きで近づき無実の人間を問答無用で殺す、もしくは異次元に引きずり込んでいく姿…ステキです。
なんで一端の専業主婦だっただけの伽耶子が、幽霊になっただけでこんなバケモノじみたこと出来るんだよ、という謎は、後々ハリウッド版の方で明らかになるのですが、これが完全なる蛇足です。
Ｊホラーの怖さの本質はわけのわからん理不尽な恐怖にあるのであって、余計なエピソードを付け加えてキャラクターに深みを持たせてしまったら一気にダサくなっちゃうと思うんですよねぇ。よって、あれは勝手に黒歴史にさせていただきます。
…と、熱く語って結構な高得点も付けてはいますが、この映画を他の人にオススメする気にはあんまりなれません(笑)
個人的には大好きなんですけどね。
