インド映画では珍しい自宅侵入系マスク殺人鬼。女の生首でサッカーする攻めた冒頭。
自宅に篭ってゲームばかりの日々だが、手首のタトゥーは痛み、PTSDの発作は悪化。街では女性の首を斬って燃やす連続殺人。ゲームと人生とタトゥーを巧妙に掛け合わせたスリラー。
ゲームと言ってもパックマンしかやってない。最近のゲームに残機という概念は無いからレトロゲームなのは重要。
『ラン・ローラ・ラン』『偶然』のような少し選択肢が違うだけで人生が大きく変わる映画とある種で似ているが、本作は記憶持ち越し。人生は自分次第でやり直せるが、足掻いても消えない傷もあるということを伝えたいのかなと思った。