ものすごい人がこの国にいた。
国と戦い、ハンセン病と戦い、
一生をそれに捧げた小笠原登医師。
強烈な人生である。
新型コロナによる差別や偏見、
誹謗中傷。国の隔離政策。
何も変わっていない。
人間は…
国策として行われた強制隔離政策。一度決めて走り出してしまうと、それが絶対的なものとされて、異論を差し挟む余地さえない。
結局、誤りが正されるのには世代交代を待つしかなかった。ほんとうの当事者が謝罪し…
本作の高橋一郎監督には、大学時代にお世話になった。
卒業後も、一度だけ記録映像を撮るときに相談させていただいた。
なので監督ではなく、先生と呼びたい。
先生は本作の完成後、シアターセブンで開催された…
本作の高橋一朗監督が去る6月4日、御逝去されたとのこと。心より御冥福をお祈りします。
社会や歴史に対する鋭く厳しい視点と、人々への愛に溢れた視点が同居した、高橋監督らしい作品。
ハンセン病の歴史を…