ド派手なアクション展開を軸に、心の奥底深くに閉じ込めて蓋をして見ないようにしていた過去の痛みとの対峙など、ドラマ性もしっかり持たせている。
だけどもアクションありきに傾きすぎているのでドラマ部分が少し薄れてしまってもったいないなと思う場面も…
アクションでは迫力があって、中でも主人公アンナを演じるマギーQの持て余すように長い手足、細く美しくしなやかながら無駄なく鍛え上げられた身体に魅了される。
「動きやすさ」と「魅せる」に特化したかのような、全身タイツさながらの薄くてフィットした服を身に纏うマギーQ。
ボディラインを強調しながらも嫌みがないのは本人自らが徹底的に身体と向き合い、鍛え上げているからなんだと思う。
とにかく激しい。
徹底的に執拗に休む間もなく追い詰めるように次から次に襲いかかる攻撃を受け止め、交わし、容赦なく反撃する。
敵対するレンブラントを演じるマイケル・キートンの見た目や年齢からは感じさせない機敏な動きと何を考えているのか掴みどころがない不気味な感じもドキドキした。
サミュエル・L・ジャクソンは…いつものFワードの使い手サミュエルで楽しかったです(笑)
この3人、年齢ってのはただの数字でしかないと言うような若々しさでいつも釘付けになる。