ヤマト

スティルウォーターのヤマトのレビュー・感想・評価

スティルウォーター(2021年製作の映画)
3.9
2022年255作品目
洋画連続鑑賞中。
【マット・デイモン】出演作品
2022年4作品目。
《スティルウォーター》

キャッチコピー「真実は、深く、沈んでいく」
「観る者の信念を揺るがす、極上のサスペンス・スリラー」


いやいや、まずはジャンルね。
サスペンス・スリラーか?
個人的にはヒューマンドラマとして観た方が納得のいく作品でした。

作品名でもある《スティルウォーター》アメリカのオクラホマ州の都市の1つです。

【マット・デイモン】演じるビル・ベイカーがフランスのマルセイユに留学していたが、レズビアンのガールフレンドを殺害した容疑で逮捕・起訴された【アビゲイル・ブレスリン】演じる娘のアリソンが収監されている刑務所に面会しに行くところが冒頭のシーン。

2週間程の滞在予定だったが、真犯人がいるという情報を得たことにより、あることがきっかけで知り合った【カミーユ・コッタン】演じるフランス人女性のヴィルジニーと【リロウ・シアウヴァウド】演じるヴィルジニーの娘のマヤの助けを得ながらフランスに移住し、娘の無実を晴らすために奮闘するというもの。

いや~特にこの娘のマヤが最高に可愛いんですよ。
言語の壁がある中、ビルとマヤの関係性が本当に良かった。
そして、サッカー好きなら食い付く[オリンピック・マルセイユ]のくだり。
マヤの推した選手の中に日本代表の【サカイ】がいたこと。
『OMは世界最高のチーム』『パイエ、トヴァン、サカイ』…サカイ!?食い付いちゃいました(笑)
試合のシーンで【酒井宏樹】も映っていれば日本人的にはより良かったのになと思いましたが(笑)
だからこそ、こちらの作品でのマヤとの最後のシーンには泣いちゃいました。

展開が読めたり、ドキドキハラハラする感じでは無いので、サスペンス感、スリルは無かったが…
ヴィルジニー、マヤ親子との関係や娘のアリソンとの向き合い方など個人的には心が温まったり、考えさせられるものがありました。

ハッピーエンド?とは違うのかな。
これからビル親子はどうなっていくんだろうという期待?不安?何か虚しさもあり、モヤモヤした感じが残る作品ではありました。
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