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ディア・エヴァン・ハンセンのtenのレビュー・感想・評価

2.1
元がミュージカルだから歌が入るのは仕方無いとして、その歌のどこが心情で、どの部分が他の人にも聞こえているのかイマイチ分からず、コミュニケーションがどう成立しているのか謎だった。
根本的に一人でないことがどんな救いになるのか皆目見当が付かない人間なので、最後の最後まで違和感が。アメリカ人だと救われるんだろうか。
自分と相性の悪い作品だということだけは分かった。
上り詰めたところまではサクサク進んだからまだよかったけど、その後が長すぎて。

極めつけは最後のメッセージ。
それまでの2時間強、いらなかったのでは?

コナーがリテイク繰り返しながら歌い踊るところだけは中身完全なる別人で好き。
アラナがよくいるタイプの自己顕示欲強烈なモンスターでドン引きしてしまった。
エヴァンにぶつけていた文句、まるっきり自分のことですよね……それで病気を盾にされたら全力で逃げるしかない。
他国にもいるんだなーと知りたくもないことを知ってしまった。
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