矢吹

欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだいの矢吹のレビュー・感想・評価

3.8
走ってよし、投げてよしのゆらちゃん。
身長も声も低いのまじで最高にいい。
あと音楽各種がシンプルかつタイミングが素敵すぎる。タイトル出るところもテンション上がりすぎてしまった。その分なんだろう、オチに向かって話は嫌な方に転がったけど、それでもやはり素敵な脚本であり、そして何より、なんとかやっていきます。
水風船のタイムトリップえげつないな。
指輪追っかけて水に落ちるのも最高だし、
悪い子は外国に連れて行かれる船も吉。
だけど、嘘つき店長は幸せ行きじゃねえか。くそ。という感じもあり、
要は、個人的には、
ななちゃん、もっと欲しがれよ!!
という。訳なんてわかんなくていいけど、
これは流石に流れが悪すぎる、夢ありすぎるよ。おじさんが救われすぎ。好きになっちゃったら仕方ないという、純愛かね。いい意味でよ。
憑依してのシャーマン自慰と、ひとくちのおいしさは最高なのでもあり、結局、店長は彼女のものになっちゃってるというずれもあるけど、あのあとあの子が幸せになれるわけないから、あれはあれでいいのか。そう思いたいのだ。もっと病的な女の子を俺が勝手に設定してたのも悪い。ボロ雑巾のように男を扱ってほしいという欲もある。
つまり、もう全然ただの、AV女優さんが主演してるからピンクかと思いきや、面白メロ邦画である。スケベ要素少なめな感じは、恋愛に対する想いの描く深度がそこまで深くなかったからだと思うな。結局、そういうことなのさ。愛を描くためのすけべが描かれきってなかった感はあるのさ。
しかし、なによりもだ、
なんとかやっていきます!は、劇場大受けでしょ。公開中に行けばよかった!チクショウ!
ゆらちゃんは返しを期待しちゃってて、わかってるから、奈々ちゃんがどうかは置いといても、しごできMCのキラーパスみが強くて、店長、つまり店長、の半笑いの言い方も百点。笑うしかない。はず。これは。この振って返しては、なんでもやれるんじゃないの。何あの空気。普通のセリフ運びじゃないんだよな。演技だからこそ何重にも面白い。あの2秒には、ど偉い価値があると思うんだけど。実はきっと、そんなことないんだよな。
矢吹

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