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わたしは最悪。のyutaのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.0
レナーテ・レインスヴェさん主演の異色な感じの恋愛映画。本作で彼女は、第74回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しました。監督、制作総指揮は、ヨアキム・トリアー監督が務めています。


成績優秀で医大に入学するも理想と現実の違いに戸惑いながら、本能のままに生きて、関わった周りの人たちを巻き込んでいく最低な女性ユリヤ(レナーテ・レインスヴェさん)は30歳を迎えようとしていた。
仕事先で知り合った年上の人気コミック作家のアクセル(アンデルシュ・ダニエルセン・リーさん)と一緒に暮らすようになり、そろそろ子供を持つことを決断できないでいた。そんな折、パーティー会場に無断でもぐりこんで、初対面のアイヴィン(ヘルベルト・ノルドルムさん)と意気投合してしまうのだった…。


本作は、プロローグ+12章のエピソード+エピローグで構成されて、各エピソードもそれぞれ話として成立していて、とても面白かったです。
そして、主人公のユリヤが、自分に正直で思うままに生きていく姿が描かれており、ぶっちゃけ最低な感じするんですけど、不思議とどこか共感できるのでビックリします。

初対面のユリヤとアイヴィンが出逢った後、お互いの脇の下の汗の臭いを嗅いだり、小便をするところを見せ合ったり、超変態っぽくて意味不明すぎました。
それと、ユリヤがアイヴィンに会いに行くシーンは、突然二人以外の時が止まっている演出があって、本作の中で一番印象的なシーンで好きでした。
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