冒頭のスーツが破れてしまう書記官のギャグが妙にユルくておまけに活劇が始動するまでのタメが長いので心配したが、
一度走り出すとラストまで止まらないのは見事。
マッドマックスばりの改造車両で紛争地帯を離脱する血圧の高さが潔くて見事。
北朝鮮と南朝鮮が団結して暴徒が溢れるモガディシュを脱出していく訳だが、終盤の疑似ワンカット以外の箇所で演出に凝ろうとしない、反目し合う勢力が生存の為に結託するまでを辛抱強く撮ろうとする姿勢に好感。
南朝鮮の外交官と最後まで仲良くなれなかった北朝鮮側の外交官の末路とか、味わい深い。
