やた

私ときどきレッサーパンダのやたのレビュー・感想・評価

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
5.0
配信当初から評判を見聞きして、きっと自分にささるテーマが描かれてる作品だろうなあと思っていてずっと観たかった。でもこれだけのためにDisney+に加入するのは…と足踏みしてたので、念願の劇場公開ありがたい!!

そしてやっぱり予想通り、いや予想以上にめちゃくちゃささった〜!!
メイメイの"真面目さ"が絶妙なバランスなのがまず良い。ひと昔前によくあった典型的真面目優等生な描かれ方じゃなく、友達もいてコミュ力もそれなりにあってユーモアもあって世間の流行にも敏感。
勉強が本当は嫌いとかも描かれてないので、真面目でいることにメリットを感じている賢さもありそうでとても好感が持てる。
そして友達もみんな個性的でお互いに対して注ぐ愛がデカくてめちゃくちゃ素敵!4人がわちゃわちゃしてるシーン全部幸せになれる。

そして重要な、お母さんとの関係性。共感性羞恥で「コロ…シテ……」と声に出しそうなシーンがあったけど、恥ずかしい思いをさせられて最悪最悪と思っても、嫌いになれない責められない、という関係すごくすごくよくわかる…
メイメイのことが大事だから心配だから、で許されることばかりじゃないけど、大人だからと言って親だからと言って完璧じゃないからなぁ。

自分と向き合うこと、ネガティブな感情と付き合うこと、友達を頼ること、親について知ること、好きなものを好きと言うこと、作品に込められたメッセージがとても好きだったし、それに加えてモフモフと怪獣の大暴れが堪能できて最高しかない。

あ〜モフモフしたい
やた

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