※注意
この文章はレビューではないです。
僕は滋賀県民ですが本作を見ていませんし、このような屈辱的な作品、見たいとも思いません。
しかし、本作が公開されたことによって滋賀県が間違って見られているように思えてきたので、ここに書かせていただきます。
予告編やニュースは何度も見てるのでそれで勘弁して下さい。
本作の予告編が公開された当初、世間ではとあるこんなネタが話題になった。
「滋賀は京都大阪と仲悪い」「琵琶湖の水を止めるぞ」とまあ、そんな他県の人でも知ってる滋賀あるあるネタだ。
でも、正直に言うとネタが古い。
滋賀県の湖南地方は今、全国でも有数な勢いで人が増え続けている。
その理由は京都市の財政危機が主な原因で、都心よりも立地の良い滋賀に住居を構えて、京都大阪に出向くという、京阪神のベットタウンとしての役割が今の滋賀の主流であるんですね。
https://youtu.be/yOBfflxwPt4?si=FY_ARM7fkY6mv_Sf
実際、僕の知人がそれだ。彼らのことを何と呼べばいい？名誉京都市民か？
滋賀県民が遊びに行くというのは京都に行くのとほぼ同義だ。それは今も昔も変わらない。
そして、「琵琶湖の水を止めるぞ」というネタ。
あのね、琵琶湖は日本最大の湖であると同時に"一級河川"でもあるんです！河なんだよ！河！
琵琶湖には周囲の山から多くの川水が流れ込み、そして琵琶湖の水は瀬田川を通って海へと流れてゆく。
この一級河川としてのシステムを兼ね備えている巨大な湖は世界でも有数で、流れていることが琵琶湖の誇りなんです。
それに大雨降った時は逆に流れてくれないとやばいから、他県の人が「琵琶湖の水を止めるぞ」とか言ってると超腹立つんですよ。
まあ今は琵琶湖の水位減ってるんで抑えて欲しいなとは思いますけど。
挙句の果てにはこれ！「滋賀県は琵琶湖以外には何もない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9cab176067206fcf982e4c1b07e84aa225fb3f3
それで「いやいや、〇〇があるじゃん」とかいう気休め程度のフォロー、違う！違うんだよ！慰めとかいらないから！
いいですか、ヤマト王権成立から戦国時代にかけてまで、徳川家康が太閤に左遷を命じられる前までは、京都を中心とするここ近畿地方が日本の中心部で、常に時代を動かしてきたという壮大な歴史がこの地に刻まれているんですね。
何で時代劇の撮影地に滋賀県が選ばれることが多いのか考えたことありますか？
それは京都と接する近江こそが日本の歴史を動かしてきたという証拠に他ならないからだ。
それなのに、他県の人達は「滋賀県には何もない」と無自覚極まりない言葉を平気で言ってしまう。
まだ分かりませんか？近江が廃れたのはあなた方が文化と財産を奪ったからなんですよ！徳川家康が天下奪ってなかったら今頃滋賀は栄えていたはずなんですよ！
武蔵のどこに歴史がある？
偶発的に選ばれてたった150年弱しか日本を治めていない場所のどこに、その首都たる歴史が？
なのに、首都圏に暮らしている人達は自分達が日本の中心で、首都圏じゃないと本当の文化に触れることはできないと地方を蔑み続けている。
埼玉県民には悪いけど、滋賀は埼玉じゃない。
関東人が考えたこんな下らん茶番に滋賀を巻き込んで、僕達の誇りをエンタメとして消費するぐらいなら、さっさと首都を京都に返して！
三成の出生地である滋賀湖北の住民は、もれなく太閤オタの家康アンチなんで、そこのところの理解をどうかよろしくお願い致します！
（※注 この文章に至った思想の根幹には中学の歴史の先生によるものが大きいです、許してください）
