「山王戦より面白い試合は描けないと思っていた」
これは、作者である井上雄彦先生の言葉らしい。
自分にとっては、この言葉以上。
つまり、過去に読んだ全てのスポーツ漫画において、SLAM DUNKの山王戦以上にアツい試合は無い、と考えている。
山王戦とは。
試合展開の面白さはもちろんのこと、桜木、ゴリ、流川、リョータ、みっちゃん、メガネ君。。
各々のメンバーの積み上げてきた全てが表現され、融合し、爆発している。
自分も含めスラダン世代読者は、この試合を脳内補完しまくっているので、正直アニメ化はかなりハードル高いと思っていた。
が、本作は、その高い期待値にしっかりと応えた、素晴らしい完成度だったと思います!
さらに山王戦に深みを与えてくれたのが、リョータの過去エピソード。
そこにフォーカスを当てるという意外性。
試合と同時進行するリョータのアナザーストーリーは、まさに今、高校ぐらいの子供を持つ、スラダンのリアル世代にはドンピシャ。
というより、狙い撃ちされました。
あんなエピソード入れられたら、ずっと涙腺大開放じゃないかよ!!
スラダンリアル世代目線、親目線で一気に語ってしまったのだが、客観的に作品としての完成度もすごかった!
映像は、細部まで非常に丁寧に作られており、アニメとリアルの中間?な印象すらあった。
マンガの脳内再生以上のスピード感あるカメラワーク、疾走感のあるBGM、インパクトのある音響効果が、めちゃくちゃにテンションアゲてくれる。
皆さんのレビューを見ていても、スラダン初心者の方でも軒並み好評価。
単純にスポーツアニメ映画としても、異常なほどの完成度であること間違いなし。
________________
ちなみに、、家には全巻揃っているのだが、息子たち、嫁さんに読まれることなく、父の書棚に置かれている。
理由「父の激推しがあまりにウザいから」
ひどくないっすかーーー