てっちゃん

THE FIRST SLAM DUNKのてっちゃんのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.2
私には行きつけでお気にで推しの珈琲屋さんが、2店舗あるのですが、そこのご主人さんたちが揃って、"これは観に行かないといけない作品"と断定されていた作品です。

その中でもお一人のご主人は滅多に熱くあることがなく、いつも淡々としているのですが、その方が断定するもんだから気になるでしょって話ですよね。

スラダン連載当時は、今とは違い汚れていない純粋無垢な幼稚園児でして、よく友達とキャラクターの真似をしながら遊んでいたものです。
中学生くらいになると原作漫画も借りて読み漁り、ごみ収集日に近所に捨ててあった原作漫画(とびとびの巻数だった)を何回も読んでは繰り返し読んでいました。

そんな繰り返し読み返すのも大学くらいで終わり、その後は実家に眠っていた原作漫画。
そこで私のスラダンの記憶は止まっていた中での、"今"スラダン映画を観て感じたことなどを書いていきます。

公開からだいぶ時期が経っており、公式からも発表もあったので、内容に多少踏み込みます。

スラダンで好きなキャラは?と聞かれたら、迷わずに「リョーちん!!」と答える私なのですが、本作事前情報は珈琲屋さんのご主人情報しかなく(前述のとおり、””観た方がいい”というだけ)、劇場へ行ったときに初めてポスターを見て、記念写真を撮って、劇場を後にしたときに、もう一度ポスターを見たら、リョーちん!となったことは言うまでもないですよね。

そんな戯言はどうでもいいので、私が思ったこと感じたとこを書き殴ります。

・泣きっぱなし
終始でしたね。なんでずっと泣いてるんだろって感じでした。
もちろん泣かせにかかってくるところでは、反応していたんだけども、それ以外の全部で常に目が潤っている状態。
あれ?寝不足なのかな?と思い、それはそうなんだけども、本作から伝わってくる熱量と本気さに打たれたのだと思います。

感動して泣くというかは、圧倒されて泣くというか、芸術に触れて泣くみたいな感じに近いのでしょうか。
なので観賞後は、マスクが濡れていて、思いっきり鼻をすすることになりました。

・どうせ金なんでしょ?
これは失礼ながら思っていたことです。
超人気コンテンツの映画化となれば、儲けがある程度約束されたようなものであり、莫大な売上見込めるので誰もが思いつくのは当然のことで、金儲けありきで企画されたものだと思っていました。

もちろん事業をやる以上は、儲けがないといけませんよね。
でも原作ファンとしては、そこは分かるけども、そこに甘えて欲しくなかったというか、そこを前に出してくる、言ってしまえば下品な感じにはして欲しくなかったんですね。

こすられまくった名作や、札束と化した作品なんて、数多くあり、誰がなんのためにそれ企画したの?って考えると悲しくなってくるんですよね。
金儲けしないと業界がつぶれてしまうのは分かるけども、、、って話で。

でも井上先生だから、金儲けに走るようなことはしないことなんて当然のように信じていたし、だからこそこれまで映画化されることなんてなかったんでしょうし、これからもないだろうなと思っていました。

なぜ映画化に踏み切ったのか?、それは本作パンフを読んでみて下さい。
井上先生の心の移り変わり、制作側の熱い気持ちが必ず伝わります。
そして本作を、より愛することになるかと思います。

・原作ファン?初見のひと?そんなの関係ない!
これがすごく印象的でした。
原作を読み込んでいる人にとっては、あのシーンのあの試合が映画で観ることができる。
オープニングの、しゃ、しゃ、しゃ、、からもうぶち上がりですよね。

原作読んでたのなんて、だいぶ前なのにそれでも思い出すあのシーン、あのキャラ、あのセリフ、あの展開、、、とそれらが鮮明に蘇ってくるわけです。
それだけで、もう堪らないんですよね。

そもそも単純にエンタメ作品として、人間ドラマ作品として、非常に強固であることは明白でありますが、本作はスラダン読んだことない!、キャラも知らない!そもそもスラダン知らない!って方にも分かりやすいように構成されているので、そこは安心して欲しいし、身構える必要などありません。

一緒に観に行った方も、事前知識ゼロでしたが、ほぼ障害なく(顔の見分けが難しかったみたい)鑑賞しておりました。

・いろいろ書いてきましたが
いろいろうるさく書いてきましたが、結局のところは"最高でした!!ありがとうございました!!"ということです。
本作は口コミでどんどん広がっている印象に受けますので、その普及がまた良かったのではないでしょうか。

ああ、漫画の完全版欲しいな。
揃えたいよね。
てっちゃん

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