Netflixオリジナル。オスカーに国際長編映画賞でノミネートされている作品ということで鑑賞。
ヴェネツィア国際映画祭ですでに銀獅子賞を受賞しているのね。
サッカーに心酔しマラドーナに夢中な主人公が、家族の変化をはじめ苦難に直面する中で、映画監督を目指そうと決意するドラマ。
これはソレンティーノ監督の自伝的作品ということで良いのかな。
カメラワークや映像がとても美しく、芸術的な作品。
一方で、登場人物がほぼ主人公の親族なのに、みんな好きになれない性格で、観ていて乗り切れなかったな…
何でみんなあんなに意地悪で傲慢なんだ…
主人公が影響受ける映画監督も傲慢で物言いがキツくて好きじゃなかった… が、成功している芸術家はあんなもんなんだろうか。
あと、主人公が憧れている美しくて病んでいる（ということになっている）叔母さんとの関係性は好きだった。
苦い青春ドラマとしては見応えあり、ナポリを主な舞台とした景観も美しい作品だった。
こういう芸術作品こそ、本音を言うと配信ではなく、映画館でじっくり観たい。
