大阪。西成。突如として姿を消した父を探すため、中学生の娘はさがす。キーマンは指名手配中の連続殺人鬼。それはひた隠しにしていた家族の真実までさがし当てることになる———「岬の兄妹」の片山慎三監督作品。
衝撃の初監督作「岬の兄妹」から3年。こんな"成長"した姿は見たくなかったよ…🥺
時系列をいじくる構成や現在と過去がふと繋がる瞬間を観客に目撃させる仕掛けなど小手先の技術ばかり上手くなって、ギラギラと眩いまでに魅力的だった猛々しいまでの粗粗しさは薄まって小さくまとまっちゃったようで。
そんな日本映画界に無理にでも染まらなくていいんだよ…
結局は「岬の兄妹」のうすしお味ぐらいにしかなってないこの舌触りは、もしかしたら完全国内向けだからかも🤔世界基準で配信される「ガンニバル」に期待しよー！
でも俳優さんたちの演技力は世界基準！
伊東蒼ちゃんとその彼氏とのあのシーンは間違いなく名シーン。彼氏のスンッとした顔が見どころ😂
車椅子の女の人は森田望智さんだとわかったあともいまだに信じられない相変わらずの変幻自在ぶりだし、佐藤二朗さんもハンマーを持った姿が「オールドボーイ」のチェミンシクにしか見えなかった変貌ぶり。いつもの佐藤二朗はどこにもいない、
尋常じゃない緊張感で撮られたはずのラストのワンカット卓球ラリーも意図がうるさすぎるけど、間違いない名シーン。
