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猫は逃げたのJINのレビュー・感想・評価

猫は逃げた(2021年製作の映画)
3.8
今泉力哉監督×城定秀夫脚本ということで、先に観た『愛なのに』とは逆のコラボ作品。
考えてみたら恋愛してる二人が一緒にペットを飼い始めた場合、別れる時にどちらが引き取るか問題は、離婚の時の子供の親権問題に近い訳で。
昔、自分が同棲してた時にペットを飼ってたらどうなってたのか?ちょっと想像してしまった。
その時の彼女が「サルを飼いたい」と言い出した時は全力で止めたが(笑)

予告編で主要キャスト4人の修羅場シーンがあったので、そこが起承転結の「転」なんだろうなと思いながら観てた。
実際、あそこのシーンが一番見所。
あの会話の感じはリアリティーがありつつ、やたらとおかしい。
恋愛の煮え切らないグダグダっぷりを面白おかしく観れたと思う。
そりゃ猫も逃げるわ。
グミ攻撃地味にこわい(笑)

猫の癒し度数って高いよね。
山本奈衣瑠と手島実優のお二人はよく知らなかったけど、イイ演技やったねえ。
毎熊克哉と井之脇海のお二人は脇役で顔はお馴染みながら、やっとこさこの作品で名前を覚えられそうかな、と。
オズワルド伊藤も胡散臭くて良かった。
『愛なのに』と『猫は逃げた』のどちらが面白かったかと言えば、個人的には『愛なのに』。
濡れ場も良かったし。
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