任天堂とイルミネーションの相性の良さにびっくりしてしまった。スマブラやマリオカートなど、マリオの出演作品に対するネタの落とし込み方が素晴らしく、見てるだけで楽しい映画であり、またゲームをやってることが絶対条件だありつつも、マリオのゲームは共通言語なのだということを再認識してしまった。聖書やシェイクスピアを引用するのと変わらない、現代の教養の一つであり、マリオに触れてないことはこの映画を低評価する理由にならないだろうとも思う。
ちゃんとマリオのBGMを使い、ちゃんとマリオのアイテムを使って打開しながらも、映画としての世界観に無理なく落とし込んでいることが凄いことであり、劇場で見たときに子供連れの客がたくさんいたのも納得である。筋立てはシンプルではあるものの、こういうものを自分の子供に見せて家に帰ってマリオのゲームを遊ぶまで含めて一つの映画体験なのだろう。
