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最初の花の香り
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『最初の花の香り』に投稿された感想・評価

台湾。家庭を持つ主人公は、高校時代の後輩と再会する。封じていた二人の想いが再び蘇る…というお話。

現在(30前後?)と、高校時代のエピソードを交互に進める典型的な「焼けぼっくいに火」のお話。

語り手のテーマは同性愛なんだろうけど、結局やっていることが渡辺淳一的な不徳行為なので、残される家族はたまらないだろうなと強く感じてしまった。
そういえば「マディソン郡の橋」とか「失楽園」等のあの不倫ブームはなんだったんだろう…

主演女優の程予希(ルゥルゥ・チェンまたはチェン・ユーシー)が特徴的な美人で、とても印象的だった。
4.0
過去視聴。
結婚式で再会した主婦イーミンと、高校時代の後輩ティンティン。かつて女子バレー部の先輩後輩として惹かれ合いながら、ある出来事を境に離れ離れになった2人。
家庭を持ち、代わり映えのない日々を送っていたイーミンは自由奔放なティンティンとの交流を通じて封印していた同性への恋心と『本当の自分』に向き合い始める話。
映画カテゴリーにあるけど、私はドラマ版を視聴。
過去に置いてきた感情が時間を越えて今の自分を揺さぶってくるタイプの大人の恋愛ドラマ。
その核にあるのが『同性愛』というテーマ。
軽い気持ちでシーズン1を再生したはずが、気づいたらどっぷり沼落ち。そのままシーズン2まで一気見してしまった。
結婚して子供もいるイーミンがかつての後輩で親友のティンティンと再会する事で、あの頃言葉に出来なかった想いがじわじわと輪郭を持ち始める。
そのティンティン、彼女はとにかく一途。シーズン1の時点で十分過ぎる程健気なのに、シーズン2で更に好きの純度を上げてくる。
イーミンの揺らぎとは対照的に、ずっと変わらない想いを抱き続けてきた強さと切なさが心を容赦なく締め付けてくる。
本作における同性愛の描き方は決してドラマチックな禁断として消費されるものではなくて、気づいてしまった自分とどう折り合いをつけるかという現実的な問題として提示される。
台湾では同性婚が認められているとはいえ、だからといって全てが自由になった訳じゃない。公にする事のハードルや周囲の視線、築いてきた生活との折り合い、そういう現実の重さがイーミンの葛藤をより切実なものにしている。
だからこそ好きな人を堂々と好きと言いたいという願いがこんなにも強く胸に響く。
それって本来当たり前であるはずの事なのに、その当たり前がまだ難しい現実に対して静かに問いかけてくる作品でもある。
派手な展開はない。でも視線や沈黙、ほんの少しの距離の変化だけでここまで感情を動かされるのは描かれている想いがあまりにも本物だから。
柔らかな光に包まれた映像も相まって、どのシーンも戻れない時間の中に閉じ込められた記憶みたいに輝いてる。
そしてここからは完全にオタクの戯言。
aikoの『Kiss Hug』、これマジでこの作品と世界観シンクロし過ぎている。『え?このドラマの為に書いた?』って錯覚するレベルで重なる瞬間がある。
観終わった後にこの曲聴くと全部のシーンがぶわっと蘇ってきて情緒が終わるから是非セットで体験して欲しい。
過去と現在を交錯させながら、大人の葛藤を繊細に描き、心にじんわりと温かな余韻を残す作品だった。
ドラマ版を鑑賞したが映画版しかないのでこちらでマーク。


1回目 2025.04/28 Amazon Prime Video

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