最愛の婚約相手を亡くした衝撃により性倒錯者となった女性（清里めぐみ）が、エクスタシーという名の猟奇殺人行為に没入していく。男の血を欲するようになった女性の悲哀を描いている、日活ロマンポルノ。

端的に言うと「ロマンポルノmeetsハマーフィルム」。恍惚状態と猟奇殺人を重ね合わせるというド定番のモチーフだが、荘厳なオーケストラが劇伴に採用されており、ヴァンパイアを想起させられる演出が随所に含まれている。

生理が始まり、経血が流出すると、子宮の疼きが高まり、男の血を欲するようになる。キッカケが弱いような気がするけれど、荒唐無稽な展開にすべてを持っていかれる。騎乗位で首根っこにナイフを突き刺し、血しぶきブシャーのゴア描写がカッコいい。

ヒロインの真正面を向いた乳房が美麗であり、極力消しを入れない映像のままで、下腹部のギリギリの線まで露出してくれる。男優陣では、ヒロインを助けようとする警官役の平泉成が、ベスト級の芝居を見せてくれる。

桂千穂の北関東吸血鬼幻想。女の生理と赤く輝く満月。

出だしの、女が復讐に燃える簡単なきっかけの見せ方が心地よい。ミステリーではないので犯人のばれ方もあっさり。ブドウをつぶしながらのセックスも、奇妙に女の血を連想させる。昔は処女がワイン作りのブドウを踏んだという、初体験の血＝生理の血＝ワインという幻想があるのか。

もはや復讐とは関係のない生理の血にまみれた殺人衝動が、次第に頸動脈を狙い、高貴な赤のドレスをまとう正当なヴァンパイアとなっていく。日本のジャン・ローラン。

本日2024年7月31日は
みんな大好き熊田曜子さんの
新作DVD「南国美神」の発売日です！
お祝いの意味も込めまして
石堂洋子さんが出ている作品を見てみます（無関係）


この「南国美神」は熊田曜子さん（愛称:くまっち）の
75作目のDVDとなるそうです！
すごいなあ…
5月には40冊目となる写真集もリリースしているのですが
世間からは
「イタい」「きつい」「必死」だの
好き勝手に言われてしまっています
ひどいなあ…

必死で何が悪いのでしょうか？
もうこういうことを言うのはやめませんか？
憎しみは憎しみしかウーマナイさー！

いかんいかん宮古島ロケのDVDということで
変な沖縄の方言が出てしまいました
熊田曜子さんのこれからのマスマスの活躍に期待しつつ
いざ視聴開始です！
（ネタバレあり＆なかなかおもしろかったです）




なんかすごいタイトルだなあ…と思ったら
早速その真理子が野外でウフンアハンを始めてしまいます
彼氏から無理矢理って感じなんですけどね
また赤面しながら見なくてはいけませんなあ〜
顔を手で覆い指の隙間からチラ見する
純情可憐スタイルで視聴です（覗き見気分で余計に興奮する結果に…）

なんというか意表を突かれましたけど
復讐モノです
笑っちゃいけないんだけど
笑っちゃうような理由で亡くなってしまった彼のために
真理子は執念で相手を探し出します

どうやら2年かかったようなので
普通ならそれまでの苦労を
もう少し入念に描くと思うのですが
ダイジェスト版かと思うほど
あっさりその努力したところは割愛され
開始10分でさあ決行！となります

因縁の相手はトラック運転手のおっさんです
まずは「乗せてってくれませんか？」と声を掛けます
そして助手席でセクスィーな衣装でパンチラ攻撃！
我慢できずにおっさんは襲い掛かります
パンチラくらいで興奮するとか
情けないですネ！（お前が言うな）

真理子は「ここじゃイヤ…」と荷台へと移動します
荷台にはたくさんの葡萄が置いてあり
しかも蓋をしていない状態なのですが
その上で激しく絡み合うことになります…
ワインの原料となる葡萄の上で
淫猥なことをしないでください！（うまいこと言おうとすんな）

葡萄はむき出しの状態なので
当然もうグチャグチャになってしまいます…
おっさんも意図的に真理子のからだに塗りたくったりするのでした

あ　ほ　か　!!!!!!!!!!
農家の皆さんが3.3㎡に新梢15～18本になるように間引いて
風にあおられないように誘引したり
実どまりを良くして房の大きさを制限するために
花房を切り詰めたりしてきた苦労を知らないんですか？（ボクも知りません&テキトーなコピペです）
いい加減にしてくださいよ…

つーか結局は真理子もアンアン言って気持ちよがって
最後までやられてるじゃないですか！
早よ復讐を…早よ本題に入ってくださいよ！（お前が言うな）

んでギラリとした目つきになって
葡萄をグッと握りしめたから
いよいよ殺す気か…？と思いきや
まだまだアンアン言って楽しむんですよ！
何なんですか！いつ復讐するんですか！
本題に入らずに違うものが入ったことで満足しないでくださいよ！
（うまいこと言おうとすんな）

しかし馬乗りになり形勢逆転！
おっさんの服をまくり上げます！
そのまま首を絞め上げる…
そぶりを見せますが
まだまだ楽しみたいので
ウフンアハンのイヤンバカンを続けます！続けるのです！

さあしかし
いよいよその時が来ました！
ナイフが仕込まれたペンダントを握りしめたのです！
これは彼がいつも身に着けていたもの！
真理子が彼と共に！
復讐を果たす時がついに来たのです！

　↓

（１秒後）
おっぱいを揉まれて気持ちよくなってしまい
それどころではなくなる真理子なのでした


えぇぇぇ…
ほんとに復讐する気あるんですか？
もう葡萄とおっさんなしでは生きていけないような
イケない体になったんじゃないですか？

快感に身をよじりながらも
ついに真理子はナイフを手にします！
それを振り上げて天国の彼に思いを馳せます！（腰は振り続けたままです）
ある意味での天国を目指しているのでしょうか？（いらんこと言うな）

そして！ついに！いよいよ！やっと！今度こそ！
ナイフを突き立てて思いを遂げた真理子なのでした…（まだまだ腰は振り続けたままです）

ここまでやる必要があったのかナ～？
助手席から荷台へと誘い込むときに刺せばよかったのに
ちゃっかりしっかり楽しんでから殺すとかどういうことなのやら…？


というわけでまだ19分くらいなんですけど
ここでもうお腹いっぱいな作品なのでした


このあともまさかの事態と
よもやの出来事がてんこ盛り！
めくるめく展開に度肝を抜かされること間違いなし！（本当）
ですが…
それは見てのお楽しみです！（めんどい時の魔法の合言葉＆楽しいというか何かすごいです）


不勉強で知りませんでしたが
真理子役の清里めぐみさんは
お色気シーンで見せる顔と
普段のあどけない表情と
ものすごくギャップがあってとても印象的でしたね

それから平泉成さんが事務所を移って改名してから
2作目の出演となった作品のようです



結局のところは…
水で洗ってもなかなか落ちない血糊を用意したスタッフは
監督から怒られなかったのかな？
と気になる作品なのでした（もっと他にあるやろ）