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オッペンハイマーのruublueのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます


この映画ほど感想の書きにくかった映画はありません。書かない(書けない)ままやり過ごす事になりそうと思っていたところ、、。

【ネイティブ先生にインタビュー(感想)を受ける】2024-4-14(日)

毎週映画に行くほど映画大好きなネイティブ先生にレッスン開始後の開口一番、聞かれたことで自分の枠が取り払われた気持ちになった一言を紹介したいと思います。

ネイティブ先生
『ノーラン監督が(広島と長崎の被爆シーンを見せない選択)をしたのはどう思うか。』

一英語圏の方として一日本人に率直に聞いてみたい表情が伝わって来ます。れっきとした大人の方でも知りたい思いをハッキリ表してくれる外国の方のチャーミングさを好ましいと思う。


、、しかしながら、そういう角度で考えてもいなかった為、面食らう私でした。突然のdifficult questionでしたが、フィルマークスなど多くのレビュアーさんの感想を読ませて貰った範囲に私の思いを付け加えて言えるなら。。。

この映画を観て日本人として(painful)苦しかったのはロスアラモス研究所でのマンハッタン計画の成功に狂喜乱舞する当時のプロジェクト達の姿だった。沢山の老若男女の姿。。。胸が締め付けられる思いでした。そこで、

「広島長崎での惨状を世界の視聴者と共に再確認する事は戦後80年後の後世の日本人にとっても過酷過ぎる。見せない選択をしてくれてむしろ良かったのです」

「日米は戦後長い年月を掛けてパートナーシップを結んで来た事はレアな歴史だと思います」

「だからこそ80年後にこの様な映画が作られたのかと思います」


(“レアな歴史”とは、良いか悪いかとは別のものだと言いたかったが言い表せられなかった) 頭の中が整理出来ていた訳ではなかったが咄嗟に出た自分の答えに自分で驚いた。


勤務先を日本に決めて在住10年という先生は、親日家なんだろうか?おそらく日本がお好きなのだと想像する。先生はノーラン監督の映画で「オッペンハイマー」は一番心動かされた映画だと話してくれました。

先生はさらに話を広げて、これまでのノーランの映画は人間味が感じられずヒューマニティー的には冷た過ぎる様に感じる。技術は凄いんだけどね。

特にTENETについて一言で言うなら「math、、。」数学を映像芸術として計算式から導き出される美を謳った映画だと。

先生の言われることを100%理解できた訳ではありません。そして毎度分かりずらいノーラン映画ですが外国の方とdiscussをする事で、今回の映画の答えに少し近づけた気がする貴重な時間でした。

文化の違いによる、違う受け止め方を聴く事は興味が尽きないです。(一問一答、マジで手に汗かきます)


私なりのanswerは、、、。
時空を操る名手、ノーラン監督にしか生み出せない、ノーラン監督でなければ意義を持って広く認識される記録映画になり得なかったのではと思う。後の年になっても概ね変わらない My opinion として。


(追記) 少しでも単語を覚えようと思うあまり、姑息にも(笑)自分が覚えにくい単語を記していますが、ご容赦ください😸💦
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