塚原直彦

ホーム・スイート・ホーム・アローンの塚原直彦のレビュー・感想・評価

2.9
ご存知「ホーム・アローン」の6作目にして最新作。
本作からディズニー制作となり、主役に「ジョジョ・ラビット」のアーチー・イェーツ君を迎え、斜陽シリーズの起死回生となるか。

その気合いの現れか、これまでのマンネリから抜け出そうとかなり捻ったアイディアに驚き。
前半はその設定もありかも…とわずかでも期待させてくれるが、後半は文字通り目も当てられない悲惨な展開へ。
本シリーズの見せ場となる泥棒撃退シーンに、カタルシスが一切ないのは本末転倒もいいところ。

あれだけ愛されキャラだったイェーツ君も、本作ではただのふてぶてしい子供にしか見えず宝の持ち腐れ。
正直このお約束の形式美がもう限界では?とも思うが、これで打ち切りというのは中々に歯痒い。
決して俳優陣の演技は悪くないが、改めてジョー・ペシら名優らの存在の大きさを痛感。
塚原直彦

塚原直彦