まさにポスタービジュアルが全て！と言わんばかりの圧倒的一点突破なワンシチューエーションスリラー。
『海底47m』の亜種だと思えば、同プロデューサーによる同制作チーム。
発想自体はとにかくシンプルで、むしろだからこその前人未到感。
そこに現代らしいSNSや最新ガジェットを掛け合わせ、主人公への距離感を縮めることに成功。
この手の作品にありがちなトラウマ克服もの…と思いきやその真逆へと向かってしまうカタストロフィも面白い。
鑑賞中はやや駆け足にも思える幕引きも、終わってみれば腹八分なバランスで全てがベターテイスト。
高所恐怖症じゃない人にこそ「高さ」=「危険」を擬似体験させてくれ、命の脆さを強引に説く啓発映画。
さて次回はどこの極地へ向かう？？
