バーフバリに引き続き、またもや世界中を沸き立たせたS・S・ラージャマウリ監督。
幼少期からインド神話のコミックを読み漁っていた彼らしく、前作よりそのケレン味は大盛り増し増しに。
歴史的背景を踏み台に冒頭からとにかくとんでもない画力で我々観客を引き込み、数分おきに大見せ場が用意され一切飽きさせない計算の高さ。
全てのシーン、全てのカットがポストカードになってもおかしくないインパクトでここまでやられると笑ってしまうレベル。
CGクオリティもハリウッドに一切遜色なく、強いて欠点をあげるとすれば全編クライマックス過ぎて展開上本来のクライマックスが薄まってしまった辺りか。
どう転んでも敵わないインド映画のパワーとポテンシャルのシャワーを浴びつつ、若くしてこれほど次回作が楽しみな監督も稀有では。