塚原直彦さんの映画レビュー・感想・評価

塚原直彦

塚原直彦

劇団モンキー☆チョップ主宰してます。
映画トークイベント【ホボホボ映画同好会】も定期開催中。
映画と海外ドラマに日々生かされております。
Twitter @monkeychop_0903

映画(110)
ドラマ(0)

亜人(2017年製作の映画)

3.7

原作よりストーリーを端的に分かりやすくテンポもあげ、そして実写化困難であろう亜人バトルも見事実現。
アクションシーンもハードでよい。

漫画の実写化はやはり、原作通りでなくても如何にその漫画らしさをう
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.9

ノーラン監督のダンケルクと同じ時代(というかもろにダンケルク戦の裏側)を描くが個人的にはこちらに軍配。

ヒロインのジェマ・アータートンが清々しくも芯の通った脚本家役を好演。
そして何と言ってもやはり
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.7

この死霊館シリーズ、一体どこまで続くのかと少しウンザリしていたが毎回面白く、そしてしっかりと怖いのだから頭が上がらない。

これまでのホラー映画で散々出し尽くされたかに見えた構図に一捻り加え、よく考え
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マザー!(2017年製作の映画)

4.0

本国での賛否両論を受け、日本では公開中止になったという噂の問題作。
どれほどのモノかと期待して観たが、うむ、これは中止になるかと。

宗教や聖書に疎いと半分も理解できずに終わるが、頭でなく本能でもきち
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MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.6

実際に起きた韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件をベースに、絶妙な塩梅でコミカルさもプラスし良く出来たエンターテイメントへ。

相変わらずカッコよすぎるカン・ドンウォンに加え、イ・ビョンホンが嬉々と楽し
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

まさに全編オモチャ箱をひっくり返したような遊び心に満ち満ち溢れた映画。

アニメ好きであればあるほど、映画好きであればあるほど、オタクであればあるほど泣けてくるシーンの連続。
様々な版権を越えての共演
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.8

「最強のふたり」以降、様々な映画に出続けたオマール・シーだがその中でもこれはベストなハマりっぷり。
子役の演技も素晴らしく、フランス語と英語という言葉の壁を使った小ネタもよい。

オープニングのアニメ
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.8

今や飛ぶ鳥を落としまくる勢いのドウェイン・ジョンソンのバディ物。

ストーリーはロック様が学生時代に苛められていたという設定だけで思い付いたのは目に見えるが、それだけで面白くなってしまうから凄い。
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DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団(2017年製作の映画)

3.7

一体どうやってこの企画をDC側に通したのかが一番気になる所だが、鷹の爪らしさは一切損なわず(むしろパワーアップ)存分に下らないのは流石。
フラッシュアニメの弱点を逆手に取った予算メーターシステムがとに
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.7

ヤクザ達のドンチャン騒ぎだった前二作よりも物語は悲壮感を増し、その分抑えられた演出は往年の北野映画っぽさが強く前に出た印象に。

ラストは綺麗に締めました、という意気込みは伝わってくるが消化不良な展開
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.4

原作のノリと福田雄一監督の笑いの方向性が近いのか息はピッタリ。
漫画を読んでればそれで十分じゃないかと言えばそれまでの内容だが、まぁそれぐらいいい意味でライトな映画。

福田組の常連メンバーの使い方が
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.6

元々が漫画的な漫画なだけに実写化へのハードルが高くなるのは已む無しだが、これは十二分にジョジョの奇妙な冒険だ。

原作を知らないとやはり説明足らずな展開ではあるが、個人的にはCGで見事なディテールのス
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

アベンジャーズと言うよりこれは完全にサノス単体の映画だ。
それ程までに魅力的かつ大幅な時間を割いて描かれる最強最大の敵。

何故彼があそこまで宇宙の均衡に執着することになったのかは続編に期待。
最小限
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.8

これは「バリー・シール」という名を借りたただの「トム・クルーズ」だ。
それぐらい相変わらずスター性十分な俺様映画でお腹は一杯。
ビジュアルもあまり本人に似せる気がないのが尚更潔い。

とにかく相変わら
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.2

うまい。
その一言に尽きる。

ストーリー、演出、伏線、音楽、演技、キャスティング、全てが気持ちいいぐらい見事に噛み合う可笑しさ。
先の読めない終始不穏な空気と展開に我々はあれよあれよという間に全力で
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.7

近頃は果敢に様々な役に挑戦していた妻夫木くんだが、やはり今回のような甘酸っぱさある好青年がハマり役。
彼の魅力は観客誰しもが応援したくなる親近感だ。

作品的には水原希子ちゃんをフィーチャーしたかった
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

ヒロインは政治を裏で巧みに操るロビイスト。
この仕事がまた目新しく刺激的で面白い。
そして冒頭から流れるような怒濤の台詞量。
そこにジェシカ・チャステインのクールビューティーっぷりが加わり、その魅力を
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パターソン(2016年製作の映画)

4.2

ささいな日常を美しい詩と共に綴る、心地よいテンポで日々を切り取ったまさに詩のような映画。

とんでもない事件が起きる訳でもない。
意味ありげな伏線も回収されない。
幸も不幸もある程度存在する。
人生な
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

物語はザ・王道な展開だが(一応中盤にひねりもある)それだけに直球で全世代へ響かせるパワーはやはりピクサー。
さすがの一言。

しかし今回の見せ所は物語よりも何よりCGの美しさだ。
死後の世界も悪くない
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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.8

まさに超コメディ版「スピード」。
こういう笑いの後乗せ映画は好き嫌いがとことん分かれる所だが、個人的にはドストライク。

笑いのキーとなるのは何故だか旅行についてきちゃったお祖父ちゃん。
彼を受け入れ
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.9

お涙頂戴を狙ったあざといストーリー、明らかにスベっている邦題、人間によって都合よく湾曲された動物目線の解釈。。
しかしこの映画を観てそんなことを想うのは愚の骨頂だ。

この世界はどんな生き物でも出会い
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

3.3

東野圭吾作品にしては珍しくファンタジー感満載な仕上がり。
時系列がかなり入り乱れる為、そこの見せ方が作品の肝だが工夫されている。
原作では5つのバラバラのエピソードを1つにまとめているせいか、決して分
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

最早元バットマンとは思えない悪人顔がいよいよ様になったマイケル・キートン。
彼の一癖も二癖もある人間味溢れる芝居のおかげで、本作の主人公はえげつなくも素晴らしく魅力的だ。

良くも悪くもマクドナルドの
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.8

何人もの大物ハリウッド女優達がオファーを蹴ったというのも納得の中々にクレイジーなヒロイン。
それを当たり前のように演じてしまったのはフランスの至宝イザベル・ユペール。
大女優がここまでやるかと驚き、ま
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.7

物語の始まりはどこかのスパイ映画でよく観た既視感。
ブルーを多様したスタイリッシュなライティングだがそこまで乗れず。。

だが中盤約7分間の長回し(風)のアクションシーンだけで3000円分ぐらいの価値
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

法廷映画だが決して観客に気持ちのいい判決は下されない。
それだけではなくタイトルの意味さえ観客に投げ掛ける。
個人的にはその点が良かったが、そこが観る人によって大きく評価が分かれるところだろう。

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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.7

数年に一度現れるか現れないかレベルの怪作で傑作。

人間の善意と悪意が入り乱れ、観客の感情を物の見事に二時間弄んでくれる何という快感。
緻密に計算された脚本、演技、演出により生まれた奇跡。
これぞ映画
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.1

リブート三部作最終章として圧倒的な完成度。
何よりここまで見事な着地を果たした前日譚があっただろうか。

創世記からホップステップジャンプと綺麗に階段を駆け登り、何故猿達が高度な知能を持ち得たのか、何
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.2

誰かに特別感情移入は出来なかった。
それが故にずっと遠くの国の美しい童話を読んでいた感覚になる。

ストーリーは一見普遍的ではあるが個性豊かな名優達によるコクのある演技、画面全体の細かに計算された色味
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

個人的にミュージカルはストーリーよりも重要なのは断然楽曲の素晴らしさだ。
勿論ストーリーもいいに越したことはないが、本作がララランドの興行収入をすでに超えてしまったことが何よりそれを現している。

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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

なるほど、これは世界中でメガヒットするなという納得の作品。
勿論それはマーベルとして連鎖してきた勢いとさすがのCG&アクション等クオリティの部分もあるが、それ以上に語られる内容が世界情勢を皮肉っていて
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.9

人種差別と女性軽視をテーマに決して暗くなり過ぎず前向きにテンポ良く描いた軽妙な一本。
衣装も華々しくキュートで観ていて楽しい。

実際はもっと辛辣な状況だったのは容易に想像できる。
しかし史実として偉
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.8

よいホラーは作り手が心から楽しんで作っている事がよく分かる。
そのいい例。

しかしそれで作品が怖くなっているかと言えば話は別。
仮想お化け屋敷体験ムービーとしては100点の出来。

恐怖の形は人それ
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

4.2

地獄のような史実を耽美な映像で魅せる事により尚更、心軋む映画に。

「信仰は24時間の疑問と1分の希望」とは劇中の台詞。
最初は一体何を言ってるのか今いち掴めない。
しかし我々は物語のラストにその希望
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.8

セカチューの何番煎じとしか思えない前半パート。
原作は未読だが、映画オリジナルの現代→回想シーンという繰り返しの演出が余計それを彷彿させてしまう。

しかし伏線を回収しつつの怒濤の後半は中々えげつない
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路上のソリスト(2009年製作の映画)

3.2

実際に存在するロサンゼルス・タイムスの記者によるコラムを映画化。

コラムなだけに良くも悪くも感動的に伝えるという事が目的ではなく問題提起。
それだけに映画としては少しパンチが弱かったか。

だがそれ
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