塚原直彦さんの映画レビュー・感想・評価

塚原直彦

塚原直彦

劇団モンキー☆チョップ主宰してます。
映画トークイベント【ホボホボ映画同好会】も定期開催中。
映画と海外ドラマに日々生かされております。
Twitter @monkeychop_0903

映画(152)
ドラマ(0)

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

体感的にはファニーゲームよりも後味悪し(あれはまだ後半にエンタメ要素があった)。。
呪いという概念に対し説明も解明もせずに物語が進行したり、あまりに理不尽過ぎる展開には間違いなく賛否別れるところだが作
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火花(2017年製作の映画)

3.6

この物語は主役二人の相性に全てがかかっていると言っても過言ではないが、菅田&桐谷コンビは想像以上にピッタリで安心。

原作も漫画も映画も大好きだが、やはり共通して最後のスパークスの漫才は泣いちゃいます
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.8

セントラル・インテリジェンスに続き、ドウェインとケヴィンコンビって相性良過ぎません?
そこにジャック・ブラックが加わればもう勝ったも同然な作品。

しかも単なるザッツエンターテイメントに留めさせず、少
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

前作からマッカーリー監督が続投し、やや渋味を増したストーリーも完全に地続き。
なのでローグ・ネイション鑑賞は必須。

昔の香港映画ばりに台本を書きながら撮影も同時進行という超大作にしては考えられない手
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ブロンソン(2008年製作の映画)

3.7

オープニングからグイグイと惹き付けてやまない演出はさすがのレフン監督。

ショースタイル(実際に劇場を使っている)という語り口によってテンポよく彼の暴力性が提示され、不謹慎だがこれがとにかく笑える程面
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.7

毎回ほっこりと人情話に着地する、一昔前の探偵ドラマを意識した大好きなシリーズの第三作。
なのだが、あまり前回が記憶にないと思ったら前作は四年も前なのか。

今回も主役二人の心地よい温度差に笑いつつ、ラ
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ビジランテ(2017年製作の映画)

4.0

地方都市特有の静かな閉塞感。
韓国映画に勝るとも劣らない日本発のノワール映画の傑作。

キャスト全員がとにかく素晴らしいが、個人的には桐谷くんがこれまでのベストアクト。
しかし今作のMVPは盤若さんか
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.9

難解過ぎるとよく言われるが、むしろ今の映画に比べればよっぽど親切な作りかと。

すべての謎に気付ければ、とてもはかなく切なく男前な物語。
不穏に流れる空気が何故かたまらなく心地よく、何年かに一度見返し
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

米露諜報員達による裏のかきあいのもぐら叩きゲーム。
ド派手ではないが説得力ある脇役達もよい。

作品的な推しポイントは文字通り体当たり演技のジェニファー・ローレンスのセクシーなあれやこれやなのだろうが
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

毎度高クオリティな作品連発のライカスタジオ最新作。

ストーリーそのものは普遍的だが日本へのリスペクト、物語のオチの付け方、悪の裁き方と赦し方、ストップモーションアニメとCGの見事な融合等ほぼ完璧。
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

米国史上最大と言われる暴動真っ只中のデトロイトの緊張感と嫌悪感を疑似体験。
お前ならどうする?と問われている居心地の悪さすらも感じる秀作。

どこか幼さを残しつつも狂気的なビジュアルをもったウィル・ポ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

恐竜達はみな純粋でどこか愛らしく、人間らは恐ろしく不純で醜い。
そんなシリーズ通したテーマが強調された今作。

正直ストーリーはロストワールドの焼き直し感がなくはないが、そこは新たにJ・A・バヨナ監督
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.1

何なんだこの原作を読まずとも分かる凄まじいダイジェスト感は。。
こういうのこそ海外ドラマでじっくりしっかり観たかった。

しかしキング原作によく出てくる超能力(シャイン)はこの為だったのかとファンには
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

最強の再現ドラマがここに誕生。
近頃はエンドロールでご本人の写真等が出てくる事はよくあるが、今回はすべて本人達に演じさせよう!という中々とんでもない企画。

映画としては実はかなりアンバランスなのだが
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.7

タイトルからは想像できない、かなりぶっ飛んだカルトムービー。

間違いなく好き嫌い別れるだろうが、この難しい内容をここまで見事にビジュアル化したことにまず驚き。
圧倒的な没入感なので家で観るときは部屋
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.4

ファンタジー満載のCG描写は山崎監督の十八番感あってさすが(既視感はバリバリ)。

だが肝心の中身は間延びした演出も続き、時代背景も分かりずらくもう少し詰められたのでは。。

相変わらず田中泯さんの説
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.1

是枝監督作品の中では個人的に今作がベスト。

当時この映画で初めて是枝監督を知り衝撃を受けた。
リアル過ぎる台詞、間、空気に呑まれあっという間の二時間。
誰もがこの家族に出会ったことなどないのに、各々
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.2

前作も十分よかったが今作はそれを見事に越えた!
相変わらず上品なコメディセンスと、キレイに伏線を回収しつつ進むクライマックスのアクションに拍手。

パディントンの声優役のベン・ウィショーは相変わらずピ
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

前回よりも更に何でもアリに、大オチもいよいよそこまでやったかと最早感動。

ある意味映画としてはギリギリなラインなので、好き嫌いはあるかもだが俺ちゃんはそんなことすら気にしていないはず!

ライアン自
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

冒頭から気の効いた演出が心地よくニクい。
クリエイターには、いやどんな人間にも「前向きであり続ける事」以外はほとんど何もいらないのだと気付かされてしまう。

登場人物たち全てに愛があるのも微笑ましい。
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幕が上がる(2015年製作の映画)

3.8

ももクロが見事オーラを消し、ごくごく普通の高校演劇部員に。
それが上演時間と共に人間、女優へとリアルに成長していく瞬間が眩しい。

その分本広監督のいつものお遊び演出や、ムロさんのラフさが今回は浮いて
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.7

レオンも好きだが、こっちもとても好き。
久しぶりに観たらだいぶ印象が違って実は優しさの物語でした。

ハードボイルドながらも美しく成長するニキータ。
しかしこの映画はマルコの愛情に全てもっていかれます
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.9

フォースは出てこなくてもこれは紛れもなくスターウォーズ。
随所に流れるテーマ曲だけでファンならずとも映画好きにはたまらないはず。

ミレニアム・ファルコン絡みのシーンなど、ここぞとばかりに断片のみ語ら
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

一見よくありがちなファミリー映画、しかし中身は洗練された小気味いいセンスの応酬。
実は設定にとあるメッセージ性があるのだが、そんな事は無視しても十分楽しめる。

悪役のニコール・キッドマンがとにかく楽
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

4.0

青春映画として絶妙過ぎる見事なキャスティング、空気感、童貞感、どこを切りとっても完璧。
「アイデン&ティティ」に続き、田口トモロヲ監督の見事な采配。

主演三人が役者ではなくミュージシャンなのだが最高
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

3.2

氷上でツルツル滑る難しい殺陣や人間対ハイエナ等、考えに考え抜かれたアクション。
そしてまだまだまだ存分に動けるジャッキー健在でそれだけで嬉しくなる。

突如現れるライオンなど最早ほとんど意味は分からな
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

感動のゴリ押しにならぬよう工夫された脚本と演出。
そして各キャスティングのハマり具合。
まだまだ1時間でも2時間でも眺めていたくなる文句なしの傑作。

特にお姉ちゃん役のイザベラ・ヴィドヴィッチは繊細
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

全編に渡って魅力爆発の松岡茉優無双。

泣いて笑って怒って愛す。
派手ではないが故に難しい役どころを一見さらりとこなす(ここポイント)演技力に脱帽。
間違いなく他の役者ではここまでの完成度には至らなか
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.5

おそろしく分かりやすいストレートな成長譚だが、それがいい。
学生時代を思い出してポロポロ泣いちゃうからスポ根映画って恐ろしい。

ちはやふるの机くんこと森永くんが今回もいい味を出してるが、今回は江口の
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.4

還ってきました、みんな大好きジグソウ様。

しかしまぁ毎回毎回大変手のかかることを。。
ストーリー全体に仕掛けられた大仰なトリックは演出のおかげであまり効果的でない気も??

しかし個人的にはこのシリ
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ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

4.0

法廷映画の伝説的ヒット作。
改めて観るとラストの詰め方がシンプル過ぎる気もするがそれもまた堪らない。

流石のジャック・ニコルソンが多くない出番で全てをかっさらうが、それに負けじと若きトム・クルーズの
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.7

中々に荒唐無稽なストーリーに目を奪われがちだが、実は誰しも抱えている劣等感や自己顕示欲の物語。

いざ、モンスターになれる力を得た時に自分ならどうするか。
そしてその姿こそ本来の自分自身なのだとも考え
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

何年かに一度ふと見返したくなって見てしまうニコラス・ケイジ作品にしては珍しい秀作(失礼)。

ツッコミ所も多いが細かいところにはあえて触れない潔さもよい。
伝えたいところはそこじゃない、後悔しない日々
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.4

ガッキーがかわいい。
瑛太がかっこいい。

それだけでそこそこ楽しめてしまうのは十分凄いが、予想以上の事は何一つ起こらず。。
泣いたり笑ったりバランスよい展開も安心して観れるが、これならテレビドラマで
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.5

タイトルを直訳すると「買い物係」。
こんなに美しい買い物係がいるかよ!というのは置いておいて、これは世界初のオシャレオカルトムービー。

クリステン・スチュワートの魅力だけで押しきったとも言えなくはな
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

たまに観たくなるB級ディザスタームービーの総決算版。
災害を乗っけるだけ乗っけましたよという何とも不謹慎だが贅沢な作品。

主人公のジェラルド・バトラーが天才科学者に見えないなんて事はこういう映画では
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