肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

デューン 砂の惑星PART2の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.3
「フレメン同化編マッド・マント・プリンスの誕生」
永過ぎた丁寧過ぎた"序章"前作が明けて一公爵家の坊っちゃんに過ぎなかったのに家系が滅び追われる事で彼の壮大なる"リベンジャーズ"が幕を開ける
侵略に抵抗するテロリストとして(レジスタンス)
そう、彼は「ライダー」になったのだ。

しかし8割方不満気なブチャ顔(ブサ顔ではなくブッチャー顔の意…そこがまたキャワイイ)が光るチャニ姫もポールの向こう見ずの横暴に黙っちゃいないのだ・・・coming soon

おいおいおい、ゼンデイヤに加え今作からフローレンス・ピュー、レア・セドゥ、アニャ・テイラー=ジョイを揃えるって…わかっているというか、なんだ?若手女優筆頭お披露目会でもこの映画で実施しようというのかい?勢揃いのベンジャーズユニバースをしちゃうのかいっ!?😉
ちゃんと、リメイク前の『DUNE/砂の惑星』を意識したストーリーテラー(第1登場人物やぞ)でもある皇帝直娘をレンピューが演じることで、多少の敬意と"本格始動"を感じさせるニヤリ演出。
そして前作遅れて登場した(終了19分前)正ヒロイン「チャニ(ゼンデイヤ)」もなにやら"イチモツ"抱えているのだ・・・
前作抱いた"嫌な予感"が今作では"ミスリード"として機能して"次へのクリフハンガー"となっただけでも魅せるね、ヴィルヌーヴ‼👍

さて、この評価ですが、★4.3は「IMAX限定」として起きましょう。通常上映だと評価爆下がりすること請け合い!?それだけIMAX版が"目撃した"、目の当たりにした"体感・体験"に等しいものを届けてくれているのです。
というか、あまり"絶賛評価したくない"相反する気持ちも幾許かあるんですよね…やっぱり"視聴形態"で評価が揺らぎ、個人的には"カタルシス"を映画最大の評価基準としてる旨があるので、完結や爆発的高揚に導いてくれたほどの"なにかが刺さったというわけでもない"…""のに""なんですよw
そこはやっぱり『メッセージ』のヴィルヌーヴ監督ならではか…?"映画(SF)好きの魂"に否応なく訴えかけてくるものが確かにある!
だから今作に限っては(お、おう…)という感嘆が大きく、ある意味ただ"無心に見ていた(熱中)"から考察・解説もなにも披露できないのでお恥ずかしい限りで超絶タイトレビューになるかと思います…😓
でも、やっと内容的には「デヴィッド・リンチ版」に追いついたので、さらに"比較検証"が捗り、またリンチ版も復習したくなること増大しますぞ!(笑)

面白い。面白く興味深くっなってきたぞ、脚本!
ポール(ティモシー・シャラメ)率いる"男たちの物理的戦い"の「闘」。母(レベッカ・ファーガソン)を中心とする各派閥に散らばった「ベネ・ゲセリット」の魔女たちが権謀術数に導こうとするある"思惑"の「想(操)」。そこから逸脱してるかに見える"ヴィラン"めいてきた身に宿す妹と会話する母。
ベネにも属さずとも"ポールを間近に見てきた相棒の視点"として、「闘」も「想」も要素もどちらも持つチャニ。
同上線にきちんと"女たちの闘い"が渦巻いて、ビジュアル面ては違う深層でざわざわ蠢いてる感じが素晴らしい!スピリチュアル面を前作から引き続きリンチ版からほぼ抹消しつつも前作から打って変わって"質実剛健"な深みが増したぞどぅーん!!
喩えとしてリスクはあるが、これはゲースロこと
"ギャラクシー・ゲーム・オブ・スローンズ"
と呼べるただの「星間戦争エピック」"ではない"ものになりつつある。

IMAXの音響上、どのアクションシーンも"浴びる"という表現が相応しく、初ワームライドの"山に乗る"という表現が合致してしまうほどの音と映像の演出。『オッペンハイマー』の前にその驚異に一泡吹かせられるような衝撃の"皇帝船襲撃シーン"。
そういう爆発&大騒動の音響でどうにかなるアクションとは違い、やはり一番はラストの"短剣決闘シーン"でしょう。

デヴィッド・リンチ版でスティングさんが演じたハルコネン家一派の甥「フェイド・ラウサ」はオースティン・バトラーが務め話題沸騰でしょう。
既にモノクロームな冷えた映像の差し引きしたセンス爆発の映像は前作からひたすら供給されてきたが、さらにモノクロを極めた"謎演出"のコロシアムシーン。
そこから、終局には"純粋"な血湧き肉躍る"サシ剣戟バトル"とは・・・これが息を止めて見守る"一級品"のバトルとなっているので劇場フォーマットの力技に頼らない"甲乙つけがたいアクション"になるとは、"アクション映画として一級品"としても文句なしに"エンタメSFの指標が誕生した瞬間"でもあります。

遠い昔、はるか彼方の銀河系に想いを馳せるつもりだった少年たちよ、元・少年たちよ…
あらたな『SF』の入口に、ばかうけ(監督)による星大戦争(映画)史の初/塗り替わる"未知との遭遇"を受け入れる準備はできたか?😤(「IMAX」系で)
「よく健闘した、ヴィルヌーヴ家」