singinggizmo

デューン 砂の惑星PART2のsinginggizmoのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.8
一作目より本作の方が評判がいいけど、個人的には一作目の方が世界観に圧倒された記憶。
単に慣れてしまったのかもしれない…。
戦闘アクションシーンや、サンドワームが登場するシーンなんかは楽しかったけど、人間ドラマ、会話のシーンは眠気に襲われてしまった。
完全に好みの問題だけど、血筋とか権力闘争に興味がわかない。
ポールは復讐が1番の目的であって、支配者になりたかった訳ではないように思う。あくまで復讐やフレメン達を守るための手段であり、周りの期待に応えての行動に思える。
結局は実母であり教母でもあるレディ・ジェシカの手のひらの上で踊らされているようでもあり。
宗教色もより増して、とにかくベネ・ゲセリットがいけすかない。
いや、ハルコンネンより皇帝より、ベネ・ゲセリットみたいな優生思想の集団が嫌いですわ(笑)
ハルコンネン家のパワハラっぷりは、もはやコントかな?ていう面白さがあり可愛げがある。

立場としてはフレメン、特にチャニに共感。
救世主だー!と盛り上がるスティルガー達を冷ややかに見つめ、目の前で政略結婚宣言をするポールに怒りを露わにする、唯一自分軸で生きてるチャニのキャラクターにゼンデイヤがはまっている。
スティルガーは、救世主狂すぎる行動がもはやかわいい。実は癒し系だったスティルガー。

ジョシュ・ブローリン演じるガーニィ復活。
眠気も覚めるかっこよさで、画面にイケオジ独特の華やかさが出て嬉しい。
あとはモモアのダンカンを待ってます。

オースティン・バトラーのフェイド・ラウサは後半から登場するが、もっと序盤から小出しに見せてほしかったなーというか、もっと見たかった。
サイコ感を出しているけど、レア・セドゥにすぐ惑わされたり、バカっぽくて実はあんまり脅威にはならなさそうな感じが憎めなくて好きだった。
ちょっと世間知らずなおぼっちゃま?
ベネ・ゲセリットさん達、フェイド・ラウサは危険とか言ってたけど、あんた達の方が怖いんだよー(笑)
singinggizmo

singinggizmo