マイケル・ファスベンダー演じる、落ち目のサッカー監督トーマスが素晴らしかった。
落ちぶれて枯れた感じのダメなマイケル・ファスベンダーがいい。
ひねくれてプライドが高く、暴言もはく。
優秀だった監督が、なぜ成果を出せなくなってしまったのか？裏がありそう…と思いながらみていると。
その理由が明かされるロッカールームのシーン。
ファスベンダーの演技が素晴らしく泣いた。
アル・パチーノのスピーチをパクろうとしてたけど、（パクりたくなるのわかるし、それはそれで面白い）結局自分の言葉が選手達には届く。
サモアの住人達は、天然キャラで可愛くて魅力的。サモアの風土、伝統が育てたキャラクターなんだろなーと感じられた。
31対0で負けたけど、変に暗くなく自己肯定感が高い。
はたから見ると真剣さが足りないようだけど、本気で1点を取りたい気持ちがない訳じゃない。
彼ららしさはそのままに、ゴールを決めるのが良かった。
ワイティティさんの、オープニングとエンディングは余計だなーと思ってしまった。
メッセージは本編で十分伝わってるし、せっかく物語に入り込んでいたのに、興ざめしてしまう…。絶対損してるーって私は思ったけど、好みは分かれそう。
ワイティティさん、出演の仕方によってはすごく良い時もあるんだけど…。
