茶一郎

カッコーの巣の上での茶一郎のレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
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映画をその時代時代でリアルタイムに追うことの重要性がよく分かる作品。オスカー主要5部門を獲得した歴史的作品。精神病を偽り、刑務所から精神病院に移送された反社会的な主人公をアカデミー賞が認めたアメリカンニューシネマの第一歩。
 
 ヒッピーを象徴する主人公が閉鎖的、洗脳・虐待がまかり通る精神病院に革命を起こす様が爽快。青春時代に日本の若者が盗んだバイクで走り出したように、アメリカの若者も影響されたそう。
 何かを信じて新しい道を切り開く主人公に。いつでも勇気をもらえる作品。
刑務所や精神病院は辛いと思える世間、脱走と脱獄は、本当の自分に到達すること。
精神病院を支配する婦長さんはマジ怖。
茶一郎

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