シルヴァン・ショメ監督デビュー作の短編
1998年度のアカデミー賞短編アニメーション映画賞にノミネートされた作品
すんげぇなこれ…
20分ちょっとの短編だけど半端じゃない作り込みだし、デビュー作から既に、これぞシルヴァン・ショメという世界観が完璧なほど完成されている
始まりと終わり以外は一切セリフがないにも関わらず、スラスラと頭に入ってくる豊かな表現力に圧倒され続けたし、なんとなくヤン・シュヴァンクマイエル風味すら感じる雰囲気作りが素晴らしい
グロテスクなほどにデフォルメされたキャラクター像から、徹底された美しいレイアウトの数々
鳩を風刺のように使った物語で、ホラーチックな演出もありつつ、コミカルな動きや展開に短編とは思えないほどの満足度
小さな子どもが観たらトラウマになりそうなタッチだけど、とにかくめちゃくちゃ良く出来てるアニメーション
たったの20分でも、フランスの逸材アニメーション作家のデビュー作に相応しいほど文句なしの傑作だった
〈 Rotten Tomatoes 🍅-% 🍿-% 〉
〈 IMDb 7.8 / Metascore - / Letterboxd 3.8 〉