吾輩は猫である！のたきのレビュー・感想・評価

武田梨奈のキックがエロいので観ました。

冒頭からとにかく不穏当なふいんき。なにかあるんだろうことはなんとなくわかるんだけれど、輪郭だけをさわりさわりと触れられて、けど核心にはなかなかふれない焦らしプレイ。嫌いじゃないです。
時系列いじくりまくり、目まぐるしく視点変わりまくりもまたそれに拍車をかける演出。とにかくまったくもって嫌いじゃないです。

名前のない珍しい猫は、いったいなんのメタファーだったのか。

甚だ愚問でしょうか。それを守る(守られる)ことで、アイデンティティを確立してゆくことになる構造がお見事。

正直武田梨奈の蹴りにいつものキレがないような気がしたのですが、気のせいでしょうか。それでもきっとこのまま極めれば四門のひとつやふたつ開けてしまうんじゃないかと思わされました。

笹原すずの身体能力が変態的すぎてめちゃくちゃ気持ちええ。さすがにダブルなんだろうけれど、狭い画面を縦横無尽に駆け巡るとこを眺めてるだけでエモい。

でもいちばん強くて威力ありそうだったのは津田寛治のケンカパンチ。