OP PICTURESのオムニバスのん！近作のあまりの出来の悪さにマシンボーイもそっぽを向いた鳴瀬聖人監督の「愛は無限大」が意外と悪くない珍作、近藤啓介監督の「春っぽい感じで」は気の利いたタイトルがじんわり沁みるSM映画でマシンボーイ歓喜！と悪くない連作やったね



「愛は無限大」 ブラジャー編 スコア3.6
おっぱい恐怖症の下着店勤務の男が後輩の巨乳ちゃんと恋に落ちるも、もちろんおっぱい恐怖症故にセックスにて大失敗！そして巨乳ちゃんを狙う店長の魔手により男はブラジャーと中身が入れ替わっちゃったんやがぁ！って話

まぁ、あらすじ読んだらわかる通りにハチャメチャな作品で、大林宣彦監督の「HOUSE」や「死霊のはらわた2」を思わせるようなコミック的な大騒ぎ映画なんやが、完璧なる駄作やった「恐解釈 桃太郎」と違い、本作はコミカルな演出とかが見事にハマって、鳴瀬聖人やりゃできんじゃん！なったね、童貞がトラウマを克服するっつ〜誰もが熱くなるテーマももちろん素晴らしいし、「温泉しかばね芸者」の一発屋かと思っていたが、作風さえ間違えなければ鳴瀬聖人……まだ捨てたもんじゃないのか？
またキャストもマシンボーイ得な松本卓也に、マシンボーイが苦手なケースケ、そして……え？マネキンさんの声ってアベラヒデノブやったん！って豪華キャストで良かったね



「春っぽい感じで」 パンティー編 スコア3.8
カリスマ！と呼ばれる美容師は彼女と同棲しているがもう彼女にあんまり興味無いんよなぁ……、ってことで美容院の新人の女の子と関係を持つが、彼女はドSちゃんでしっかりきっちり調教されてしまったぞ！って話

いや〜……面白かったね！まぁ全裸の男が着衣の女子に責められるシーンが多いからばピンク映画としてのニーズからは若干外れている気もしたし、そもそもブラジャー編の「愛は無限大」が見事な程にブラジャー映画やったのに対して、パンティー編である本作のパンティー要素の希薄さには震えたものの……
なんといっても、マシンボーイの性癖にはド直球に突き刺さったし！1本の映画としてのクオリティも高く非常に満足度が高かったですね！前述の通りにタイトルが気が利いてて可愛いし、エゴの強かったカリスマが新人ちゃんの調教の果てに堕ちていく姿が滑稽ながらわかりみが深く、マシンボーイも震えましたよぉ、ぶるぶる、まぢこれ一種のホラーよね



ってことで、最初は連作なん？って戸惑ったものの、どちらも個性の迸る良作で自信もってオススメできるね！これだからピンク映画漁りはやめられない！観れ〜

【巨乳ブラジャーVS濡れパンティ】

下着を愛する者へ贈るオムニバス映画。


『愛は無限大』鳴瀬聖人監督

鳴瀬聖人監督作品ということでバカバカしさ全開のファンタジーロマン作品。

女の子がブラをつけてど根性ブラジャーになる所と、マネキンがピンクバイブSEXするシーンはなんとも画期的でおもしろかった。


『春っぽい感じで』近藤啓介監督

SMの気持ち悪さ全開のプレイ。世間体から逸脱してしまう性癖の開放、ノワール感漂う艶やかさと切なさが入り交じる。
これは一線を越えたオトナの青春映画。

【OP+ フェス】