MasaichiYaguchiさんの映画レビュー・感想・評価 - 114ページ目

MasaichiYaguchi

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BORUTO NARUTO THE MOVIE(2015年製作の映画)

4.3

「NARUTO-ナルトー」は2014年に完結して週刊少年ジャンプでの連載が終了したが、今年「外伝」が掲載されたり、舞台やイベント、展覧会、各種メディアミックス系作品で「NARUTO新時代開幕プロジェク>>続きを読む

リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

3.0

新宿ピカデリーで開催された大ヒット御礼夏祭りイベント付上映で鑑賞。
トリプルヒロインのトリンドル玲奈さん、篠田麻里子さん、真野恵理菜さんがキュートな浴衣姿で登壇して和やかにイベントが行われたが、映画の
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at Home アットホーム(2015年製作の映画)

3.5

郊外の一軒家に住む5人家族。
その一家団欒からは温もりが伝わって来る。
だが、この家族は訳ありだった。
父・和彦、母・皐月、長男・淳、長女・明日香、末っ子の次男・隆史、夫々に苛烈な過去があり、心に深い
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コンフェッション 友の告白(2014年製作の映画)

3.9

「竹馬の友」という言葉があるが、少年時代から20年以上も友情を保てる人はどれだけいるのだろう?
社会人となり、家庭を持ったりしたら、付き合いの優先順位も変わるだろうし、学生時代のようなバカも何時までも
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

ピクサー長編アニメーション20周年記念作品である本作は、頭の中の感情を主人公にした少女の成長物語。
ピクサーは斬新な発想による完全オリジナル作品を次々と生み出し、我々ファンをハラハラドキドキ、ウキウキ
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ベルファスト71(2014年製作の映画)

4.0

この作品は、北アイルランド紛争が激化している1971年、紛争真っ只中の町ベルファストに一人取り残されたイギリス軍新兵ゲイリーのサバイバルを描くスリラー物。
本作の背景となっている北アイルランド紛争は、
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この国の空(2015年製作の映画)

3.2

荒井晴彦監督、主演の二階堂ふみさん、長谷川博己さん、工藤夕貴さん、富田靖子さんが舞台挨拶した完成披露試写会で鑑賞。
高井有一さんによる谷崎潤一郎賞受賞小説を原作に映画化された本作では、戦火で家が焼けた
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.1

コリン・トレボロウ監督、ブライス・ダラス・ハワード、ニック・ロビンソン、タイ・シンプキンスが舞台挨拶をしたジャパンプレミアで鑑賞。
舞台挨拶で監督が「私は映画はみんなと一緒に泣いたり、叫んだり、笑った
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.3

「アイル・ビー・バック!」の言葉通りに、ファンが待ち望んでいたアーノルド・シュワルツェネッガーが帰って来た。
長らくいた政界から映画界に復帰し、様々なアクション物でその健在ぶりを発揮していたが、名実共
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ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

4.0

シネマート新宿の最終上映日に鑑賞。
上映後にはサプライズで登壇した恵比須大吉役の渋川清彦さんによる大抽選会も行われ、6週以上に亘る公開を熱気のうちに幕を閉じた。
20回以上のリピーターも出た本作品は、
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パージ(2013年製作の映画)

3.0

原題“The Purge”は「浄化」を意味するが、2022年の全体主義的統治をしているアメリカを舞台にした本作では、1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法になる法律「パージ法」を意味する。
本作では
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クーキー(2010年製作の映画)

3.5

ヤン・スヴェラーク監督、主演で監督の息子オンジェイ・スヴェラーク、そして人気子役の寺田心くんの舞台挨拶のあった試写会で鑑賞。
この作品はヤン・スヴェラーク監督によるチェコ版「トイ・ストーリー」と言って
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.3

マーベルコミックスのスーパーヒーローたちが集結して強大な敵と戦う「アベンジャーズ」の続編。
このところハリウッド映画はAI(人工知能)の脅威をテーマにした作品が多いと思うが、本作もトニー・スタークが善
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雪の轍(2014年製作の映画)

3.8

第67回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した本作では、世界遺産カッパドキアにあるホテルを舞台に濃密な人間ドラマが展開する。
限定された場所、ホテルのオーナー夫妻を中心に限られた登場人物たちによるド
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バケモノの子(2015年製作の映画)

4.4

「時をかける少女」、「サマーウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」と、ほぼ3年おきに優れた作品を発表している細田守監督だが、満を持して間もなく公開される本作品もファンの期待を裏切らない。
役所広司さん
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踊るアイラブユー♪(2014年製作の映画)

3.7

南イタリアの海辺の街プーリアを舞台に、姉の婚約者として再会した元カレとヒロインとの恋の行方を描くミュージカルは、原題“WALKING ON SUNSHINE”にあるように陽光溢れるなか、80年代ポップ>>続きを読む

96時間 レクイエム(2015年製作の映画)

3.0

リーアム・ニーソン主演の「96時間シリーズ」第三作目。
邦題にある「96時間」の意味から大分逸脱しているので、この冠タイトルを付ける意味があるのか甚だ疑問だが、元CIA工作員で最強の父親であるブライア
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アリスのままで(2014年製作の映画)

4.0

若くして病気の進行と共に記憶を失っていくという「若年性アルツハイマー病」という特殊な病気を題材としているが、同じ50代として病魔に襲われたアリスの物語は他人事とは思えず、共感するところが多かった。
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チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

3.6

1933年のソ連ウクライナで発生したホロドモール大飢饉と1950年代のスターリンの恐怖政治時代が作品背景になっているので、最初から重苦しい雰囲気で始まる。
タイトルが意味しているように子供を狙った連続
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悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.7

久し振りの本格西部劇の登場。
近年の作品でジョニー・デップが出演したアクション大作「ローン・レンジャー」があるが、正統派西部劇かと言えば少し首を傾げたくなる。
先日本作品のプロモーションで来日した「ハ
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映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

3.6

NHKのEテレで土曜の朝に放送されていたことは知っていたが、こんなに人気があるとは思わなかった。
試写会場は親子連れを中心にほぼ満席。
「ウォレスとグルミット」でアカデミー賞を受賞した英国アードマン・
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ストレイヤーズ・クロニクル(2015年製作の映画)

2.5

原作未読なので小説と映画の違いは分からないが、登場人物たちにもストーリーにも共感出来なかった。
特殊能力を持った若者たちの戦いや葛藤を描いた作品というと、ハリウッド映画の「X-MEN」シリーズや、リブ
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あん(2015年製作の映画)

4.4

映画で描かれたあん作りのように、一つ一つ丁寧に紡がれていく物語が心の襞に染み渡っていく。
この作品の重要なモチーフで、古来より忌み嫌われ差別され、一般社会から隔離された罹患者が物語のバックボーンになっ
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

2.0

はっきり言って問題作だと思う。
映画の冒頭から私には拒絶反応が出てしまった。
園子温さんは良い意味でも悪い意味でも、日本人監督の中で突出した存在だと思うが、愛をテーマに様々な寓意を込めて描いた本作に私
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.5

乾くるみさんの小説を原作に、堤幸彦監督が松田翔太さんと前田敦子さん主演で映画化した本作では、1980年代後半を舞台に恋愛劇が展開されていて、主人公達と同時代を過ごした一人として甘酸っぱく、ほろ苦い思い>>続きを読む

白魔女学園 オワリトハジマリ(2015年製作の映画)

3.0

アイドルグループのでんぱ組.incが主演の学園ファンタジー・アクション物の続編。
スーパー戦隊シリーズ等の特撮物を手掛ける坂本浩一さんが監督で、アニメ「けいおん!」の吉田玲子さんが脚本を担当しているの
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グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.9

原題は“SELMA”。
本作は、アメリカ公民権運動のターニングポイントになった、1965年3月7日にアラバマ州セルマで起こった「血の日曜日事件」の前後のドラマを熱く描いていく。
「アメリカは自由の国」
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画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密(2012年製作の映画)

3.5

日本において日曜画家や美術愛好家をはじめ、また絵画を含め美術に詳しくない人でも、ルノワールやドガ、ゴッホやセザンヌ、モネ等の「印象派」が好きな人は多いと思う。
本作は「印象派」の黎明期を、女性画家で絵
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

映画を観ていて滾るのは久し振りだ。
この作品に理屈はいらない。
スクリーンの中で爆走するマッドな車たち同様、体の中を激情が走り抜ける。
30年振りの「マッドマックス」は、本来の位置付けからすれば「4」
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トゥモローランド(2015年製作の映画)

2.5

「あなたの未来はどっち?」という問い掛けをしているような作品だが、ウォルト・ディズニー作品だから、映画に登場する言葉“ブルス・ウルトラ”の意味同様に「もっと先へ」ということなのだろう。
「トゥモローラ
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.5

原題の“STUCK IN LOVE”を訳すと、「愛に嵌まり込んだ」とか「愛に行き詰った」になると思う。
本作に登場する一家の面々は愛に飢え、愛に行き詰り、そして愛に傷付けられている。
そうなった原因は
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ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)

3.5

「濡れ手に粟」、「棚から牡丹餅」ということは一生に一度あれば幸運と考え、悪事に手を染めてまで一攫千金を得ようなどということは許されることではないし、そう世の中は甘くなく、ことが上手く運ぶとも思えない。>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生さんの漫画を原作に、「そして父になる」の是枝裕和監督が映画化して紡ぐのは、古都鎌倉を舞台にした四姉妹の物語。
離婚して
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予告犯(2015年製作の映画)

3.5

筒井哲也さんの漫画を原作に実写映画化した本作からは、回復基調が続く日本経済における社会で、近頃ではマスコミで取り上げられることも少なくなった日陰者たちの呻きや怒りが伝わって来る。
タイトルの予告犯であ
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.5

「美女と野獣」というと、ディズニーのアニメ映画を真っ先に思い浮かべるが、このレア・セドゥとヴァンサン・カッセル主演のフランス・ドイツ共同作品は、何故王子が野獣になってしまったかに焦点を当てて描いている>>続きを読む

夫婦フーフー日記(2015年製作の映画)

3.0

夫婦の闘病ブログを纏めた書籍を原作に映画化した本作は、過去にテレビでドキュメンタリードラマとして放送されているので観た人もいると思う。
このような設定やテーマの夫婦物や家族物は、同じように実話ベースで
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