ヤン・スヴェラーク監督、主演で監督の息子オンジェイ・スヴェラーク、そして人気子役の寺田心くんの舞台挨拶のあった試写会で鑑賞。
この作品はヤン・スヴェラーク監督によるチェコ版「トイ・ストーリー」と言って>>続きを読む
マーベルコミックスのスーパーヒーローたちが集結して強大な敵と戦う「アベンジャーズ」の続編。
このところハリウッド映画はAI(人工知能)の脅威をテーマにした作品が多いと思うが、本作もトニー・スタークが善>>続きを読む
第67回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した本作では、世界遺産カッパドキアにあるホテルを舞台に濃密な人間ドラマが展開する。
限定された場所、ホテルのオーナー夫妻を中心に限られた登場人物たちによるド>>続きを読む
「時をかける少女」、「サマーウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」と、ほぼ3年おきに優れた作品を発表している細田守監督だが、満を持して間もなく公開される本作品もファンの期待を裏切らない。
役所広司さん>>続きを読む
南イタリアの海辺の街プーリアを舞台に、姉の婚約者として再会した元カレとヒロインとの恋の行方を描くミュージカルは、原題“WALKING ON SUNSHINE”にあるように陽光溢れるなか、80年代ポップ>>続きを読む
リーアム・ニーソン主演の「96時間シリーズ」第三作目。
邦題にある「96時間」の意味から大分逸脱しているので、この冠タイトルを付ける意味があるのか甚だ疑問だが、元CIA工作員で最強の父親であるブライア>>続きを読む
若くして病気の進行と共に記憶を失っていくという「若年性アルツハイマー病」という特殊な病気を題材としているが、同じ50代として病魔に襲われたアリスの物語は他人事とは思えず、共感するところが多かった。
自>>続きを読む
1933年のソ連ウクライナで発生したホロドモール大飢饉と1950年代のスターリンの恐怖政治時代が作品背景になっているので、最初から重苦しい雰囲気で始まる。
タイトルが意味しているように子供を狙った連続>>続きを読む
久し振りの本格西部劇の登場。
近年の作品でジョニー・デップが出演したアクション大作「ローン・レンジャー」があるが、正統派西部劇かと言えば少し首を傾げたくなる。
先日本作品のプロモーションで来日した「ハ>>続きを読む
NHKのEテレで土曜の朝に放送されていたことは知っていたが、こんなに人気があるとは思わなかった。
試写会場は親子連れを中心にほぼ満席。
「ウォレスとグルミット」でアカデミー賞を受賞した英国アードマン・>>続きを読む
原作未読なので小説と映画の違いは分からないが、登場人物たちにもストーリーにも共感出来なかった。
特殊能力を持った若者たちの戦いや葛藤を描いた作品というと、ハリウッド映画の「X-MEN」シリーズや、リブ>>続きを読む
映画で描かれたあん作りのように、一つ一つ丁寧に紡がれていく物語が心の襞に染み渡っていく。
この作品の重要なモチーフで、古来より忌み嫌われ差別され、一般社会から隔離された罹患者が物語のバックボーンになっ>>続きを読む
はっきり言って問題作だと思う。
映画の冒頭から私には拒絶反応が出てしまった。
園子温さんは良い意味でも悪い意味でも、日本人監督の中で突出した存在だと思うが、愛をテーマに様々な寓意を込めて描いた本作に私>>続きを読む
乾くるみさんの小説を原作に、堤幸彦監督が松田翔太さんと前田敦子さん主演で映画化した本作では、1980年代後半を舞台に恋愛劇が展開されていて、主人公達と同時代を過ごした一人として甘酸っぱく、ほろ苦い思い>>続きを読む
アイドルグループのでんぱ組.incが主演の学園ファンタジー・アクション物の続編。
スーパー戦隊シリーズ等の特撮物を手掛ける坂本浩一さんが監督で、アニメ「けいおん!」の吉田玲子さんが脚本を担当しているの>>続きを読む
原題は“SELMA”。
本作は、アメリカ公民権運動のターニングポイントになった、1965年3月7日にアラバマ州セルマで起こった「血の日曜日事件」の前後のドラマを熱く描いていく。
「アメリカは自由の国」>>続きを読む
日本において日曜画家や美術愛好家をはじめ、また絵画を含め美術に詳しくない人でも、ルノワールやドガ、ゴッホやセザンヌ、モネ等の「印象派」が好きな人は多いと思う。
本作は「印象派」の黎明期を、女性画家で絵>>続きを読む
映画を観ていて滾るのは久し振りだ。
この作品に理屈はいらない。
スクリーンの中で爆走するマッドな車たち同様、体の中を激情が走り抜ける。
30年振りの「マッドマックス」は、本来の位置付けからすれば「4」>>続きを読む
「あなたの未来はどっち?」という問い掛けをしているような作品だが、ウォルト・ディズニー作品だから、映画に登場する言葉“ブルス・ウルトラ”の意味同様に「もっと先へ」ということなのだろう。
「トゥモローラ>>続きを読む
原題の“STUCK IN LOVE”を訳すと、「愛に嵌まり込んだ」とか「愛に行き詰った」になると思う。
本作に登場する一家の面々は愛に飢え、愛に行き詰り、そして愛に傷付けられている。
そうなった原因は>>続きを読む
「濡れ手に粟」、「棚から牡丹餅」ということは一生に一度あれば幸運と考え、悪事に手を染めてまで一攫千金を得ようなどということは許されることではないし、そう世の中は甘くなく、ことが上手く運ぶとも思えない。>>続きを読む
第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生さんの漫画を原作に、「そして父になる」の是枝裕和監督が映画化して紡ぐのは、古都鎌倉を舞台にした四姉妹の物語。
離婚して>>続きを読む
筒井哲也さんの漫画を原作に実写映画化した本作からは、回復基調が続く日本経済における社会で、近頃ではマスコミで取り上げられることも少なくなった日陰者たちの呻きや怒りが伝わって来る。
タイトルの予告犯であ>>続きを読む
「美女と野獣」というと、ディズニーのアニメ映画を真っ先に思い浮かべるが、このレア・セドゥとヴァンサン・カッセル主演のフランス・ドイツ共同作品は、何故王子が野獣になってしまったかに焦点を当てて描いている>>続きを読む
夫婦の闘病ブログを纏めた書籍を原作に映画化した本作は、過去にテレビでドキュメンタリードラマとして放送されているので観た人もいると思う。
このような設定やテーマの夫婦物や家族物は、同じように実話ベースで>>続きを読む
ニューヨーク市マンハッタン区のロウアー・イーストサイドは古い家並や、古くから商売を営むお店が軒を連ね、映画で描かれたような絆の強いユダヤ系社会があったりして、東京下町で生まれ育った私は、国は違ってもそ>>続きを読む
全米年間興収第一位をシリーズ2作連続で成し遂げた「ハンガー・ゲーム」もいよいよ最終章。
この最終章は二部構成になっていて、本作はそのPart1であり、11月に公開されるPart2で完結する。
試写会終>>続きを読む
精神病院を舞台に医師の失踪を巡り、病院長、医師が失踪直前に診ていた入院患者の青年、そして看護師長というほぼ3人の主要登場人物の会話劇で構成された本作では、スリリングな心理戦が繰り広げられる。
エキセン>>続きを読む
「第9地区」、「エリジウム」のニール・ブロムカンプ監督の最新作は、2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグを舞台に、AI〈人口知能〉を搭載したロボット・チャッピーと、ロボット開発者ディオンをはじめとした>>続きを読む
エドワード・ムーニ―・Jrの小説「石を積むひと」を、北海道美瑛町に舞台を移して映画化した本作には愛が溢れていて、観ている我々を優しく包み込んでいく。
日本の映画界を代表する俳優の一人、佐藤浩市さんと、>>続きを読む
前作が原作ファンも納得の出来だったLegend3部作の第2弾。
映画に出てくる車の動きやエキゾーストノート等の音をプロドライバーたちが監修している本物志向のシリーズだが、前作よりも更に進化したハイクオ>>続きを読む
この作品を含め、主演作品が連続して公開されたり、年頭に公開された作品のレンタルが先日開始されたりと、このところリーアム・ニーソンが「お祭り」状態になっているが、ジャンルや設定が違っても、どの作品にも金>>続きを読む
井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に、脚本も担当した原田眞人監督が映画化した本作品は、日本の美しい四季と江戸庶民文化を背景に、離婚を望む女たちのドラマが幕府公認の縁切寺を舞台に展開していく。>>続きを読む
ニコール・キッドマン、コリン・ファース、マーク・ストロングという演技派俳優三人が競演する本作品で繰り広げられるのは、「記憶」をテーマにしたサスペンス劇。
ニコール・キッドマン演じるのは、毎朝目覚める度>>続きを読む
哀川翔芸能生活30周年記念作品であるこの映画には、哀川さんの男気と吉本興業のベタなギャグと展開、そしてB級テイストが溢れている。
本作品の公開に併せてdビデオで、同じ品川ヒロシ監督によるオリジナルドラ>>続きを読む
アメリカにおいて誰もが努力とチャンスによって、より豊かな生活を手に入れることが出来るという概念を表す言葉で「アメリカン・ドリーム」があるが、この作品は東京の一大繁華街を舞台に、成功や幸せになることを目>>続きを読む