なおさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

なお

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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに映画を見て笑いました。
絶妙な違和感の連続が、だんだん良い方向に転がっていくのが軽快でした。

芋臭い黄色いジャケットからパシッとした青のスーツに切り替わるところや、かすみちゃんと先生の衣装
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.5

小6の夏休みに地上波でやっていたのを見て、何となく印象に残っていたのを思い出して見返しました。

今思えば、あの時の私はクリスたちと同じシュチュエーションだったんだなぁとしみじみ感じ入りました。

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

思っていたよりもずっと暖かく、ユーモラスがありました。
(あと、長澤まさみの出番が少ない)
実直で不器用な三上を、見放していた人々も手を焼きながら何とかしてあげたいと思う。
それに対して三上も答えたい
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.0

悪人にも、悪いことをしたその先の人生があるのだと思いました。
ヤクザは暴力の上で生活しているのだからその罪は重いけれど、社会はそれをいつまで背負わせるべきなのでしょうか。


デイアンドナイトの時は悪
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

4.1

「泣いても良い、でも自分の意志で涙を止められる女になりなさい」というおばあちゃんの言葉を思い出して見返しました。
時々、何かのきっかけで見たくなる映画だなと思います。


芦田愛菜があの歳で関西弁のセ
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.0

チョコレートが大好きだった子どもの頃に見て、ウンパルンパの歌と踊りとリスに強烈なトラウマを抱えた本作。明るい御伽噺だと思ったら実は悪夢のような世界が広がっている。そのギャップが子どもの頃にはとにかくシ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0


政府の圧力が実際のところどこまで浸透してるのかは分かりませんが、それ次第で民主主義や三権分立はいとも簡単に崩れるということを再認識しました。
私たちの立っているこの国の基盤はそんなことで揺らぐほど不
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

4.5

晴れた春の日に散歩に行くような気持ちになりました。

繕い裁つ人(2015年製作の映画)

4.5

大手チェーンの古着屋でバイトしている者です。

この仕事を始めた頃、ファストファッションの服がタダ同然の値段で買い取られる様を見て、自分の買っていた服はこんな価値しかないのか、ととても衝撃を受けたこと
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

2.8

結構ぶっ飛んだ展開で、ちょっとイラっとしたところもあったけど、多分忘れられない映画になると思う。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.5


最初に見たのは高2の夏でした。
見た後に、これまで自分が抱いていた司法とのギャップ、そして真実を明らかにすることの愚かさのようなものを感じてしばらく考え込んだことを覚えています。 
自分が大学で法学
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海街diary(2015年製作の映画)

4.5

ほの暖かさとちょっとのギスギス。心地よさと気まずさが同居していて、でもやっぱり愛おしくて離れがたい。この実家感が是枝作品の魅力だなとしみじみ思います。

姉妹だとくっついたり戯れたりしやすいから、その
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

勝手にふるえてろ、でも感じた事だけど、綿矢りさ原作・大九朋子監督の映画は恋愛のゾワゾワ粟立つような心地悪さというか、気持ち悪さがすごく的確に表現されていて、見ていられなくなる。2人の世界に
ひたる男女
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.4

宮崎吾郎のドキュメンタリーを見て、見たくなったので鑑賞。
昔見た時より俯瞰して見れた感じがする。

ここからコクリコ坂の流れがあるんだなと思うと感慨深い。

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.0

自然と生きるって面倒くさい。

スーパーもコンビニもないところだと食料がなくなってもすぐに買いに行けないから、特に野菜が採れない冬のために、冬が終わっても次の冬のことを考えないといけない。
作物を育て
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3


二のウザさと気持ち悪さがめっちゃリアル

自分が好きじゃない人から向けられる好意って、気持ち悪いと嬉しいが入り混じってるから、嫌なんだけどとりあえずそのままで好きでいて欲しいと思う。
だから相手に期
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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.0

石岡瑛子展がとても素敵だったので気になって鑑賞
 
とにかく衣裳と美術が綺麗なのと、白雪姫が可愛かった。前髪の変化ってかなり印象変わるんだなと思った。

王子様がほんとに何にもしない御伽噺でした。
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.5

子どもの頃に母親に抱いていたさみしさと、今感じるさみしさ、自分の中のあらゆるさみしさという感情の蓋が開けられました。全然コメディじゃない。

人間、限界が来て全てが面倒になっても食べる事だけはやめられ
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.1

家族も他人

家族でも埋めることのできない寂しさはあって、それは一生付き合っていかなきゃ行けないんだなと思った。

どんな人生を送っても寂しさはずっとあるとするなら、長生きする意味って何なのか、わから
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