行き詰まった日本型資本主義。
本作品は、架空の中堅企業に
焦点を当てる形で、資本主義
システムのほころびを浮かび
上がらせている。傑作だ。
価格を抑えるためには
不良製品の発注・販売も
辞さないとい>>続きを読む
人種差別の本質に迫った歴史的名作。
舞台は1960年代、米南部ミシシッピー州。レストランも、バスも、水呑場も、白人用と黒人用に分かれていた頃の話だ。白い三角の覆面レイシスト集団「KKK」のメン>>続きを読む
私たちの心の奥底にある偏見と差別意識が、恐怖へと転化し、霊を浮かび上がらせるー。「残穢」を観たら、日本の霊現象のこうした発生プロセスが、よく分かった。
サッサッサッの首吊り幽霊は高野家の嫁だ。生>>続きを読む
ドキドキの脳内旅行!
満たされる知的好奇心!
手に汗握るシーン!
準戦争状態の韓国と北朝鮮。双方の外交官が、相手より多く友好国をつくろうと、互いに不馴れなアフリカで外交工作を繰り広げるという設定が>>続きを読む
4人の非力な幽霊と共闘して
マッチョな極悪男を倒すという
何ともユニークなホラー映画。
それなりに楽しめました🤭
それにしても謎が多い!
極悪男の犯行動機は?
なぜ被害者はそろって幽霊になるの?
黒>>続きを読む
世にも奇妙な物語風。
コメディ要素を差し引いた
イマキヨさん的世界観。
健太郎さんが
ナポリタンを獣食いする
冒頭シーンは強烈!
「おっ、この短編映画は
盛り上がりそうだ😃」と
期待したんだけど、>>続きを読む
「資本主義💸の奴隷でいいのか?」
マルクスも拍手喝采しそうな
デビッド・フィンチャー流
「資本論」とも言うべき注目作。
「お前はモノに支配されている」
「僕らは消費者という名の奴隷だ」
「仕事以外>>続きを読む
進化と衰退は同義だった。
いずれ文明はゼロに回帰するー。
なんたるスケールの映画だろう。
3周して、ようやく理解できた
ような?気がします。
「2001年宇宙の旅」は
ヒトが類人猿の頃より
「際限>>続きを読む
胸が苦しくなった。
誰からも愛されない。
学力も常識も与えられていない。
社会から無視される。
希望や夢なんて見たことない。
巨大都市の歓楽街の片隅。
うぶな心。
戦場のトラウマ。
孤独な日々。>>続きを読む
涙腺を刺激する
愛の短編アニメーション映画。
泣かされました😭
愛する人の思い出が、
実は人生そのものの
思い出なんだね。
所要わずか12分の
本作品を観て、
気づかされたよ…
主人公のおじいさん>>続きを読む
ヒマラヤの切り立った岩峰をよじ登っていないと、生きている実感を得られないー。そんなアルピニスト3人が、難攻不落の未踏峰メルーに挑戦する山岳ドキュメント映画だ。
リーダーのコンラッドの「登山訓」が>>続きを読む
男は、米軍兵士だった。
戦場で人を殺しまくった。
「俺は罪人になっちまった」
と嘆きつつ、帰還する男。
だが、そんな男を
政府は褒め称える。
「貴殿は勇敢な英雄だ!」
なんということか。
男は勲章>>続きを読む
もし同性愛者だとばれたら
社会から差別され、排除され、
命までも奪われてしまう―
ジェンダーマイノリティーが
直面する差別の恐ろしさを
見せつけられ、言葉を失った。
差別されないための
カモフラ>>続きを読む
上司からパワハラを受けた夜。
学校で仲間はずれにされた夜。
ホームで肩が触れた兄ちゃんから
「気を付けんか、ボケ( ;゚皿゚)ノシ」
と、どやされてしまった夜。
そんな情けなくて悔しい夜に
お勧めな>>続きを読む
ユダヤ人強制収容所に関わったナチス党員、看守、近隣住民の証言から浮かび上がる「凡庸な悪」。おぞましいが、僕らの心の中にも巣食っている事実を認めざるを得ない。
「99人が虐殺命令に従うなら、私もそう>>続きを読む
今から78年前まで
韓国と北朝鮮が
日本の植民地だった
事実を知る日本人は、
一体どれぐらいいるだろうか。
本作品はこうした「負の歴史」が
人々の記憶から消えゆく中で
出された、貴重な
ドキュメンタリ>>続きを読む
山高きが故に貴からず。
映画も長きが故に貴からず。
所要6分。楽しめました。
ちゃんと世界観あった(^-^)
世にも奇妙な物語なら、
第1話のホラーに続く
コメディタッチの第2話
として使えるかもで>>続きを読む
鬱くしすぎるエンディング。
耐えがたいトラウマに
襲われた場合、人は
①別の自我にこもる
②心そのものを消す
しか逃げ道がないという結論を
突きつけられるのが、本作品だ。
ヤマ場は、主人公(デ>>続きを読む
テロを起こした青年将校の
生い立ちや決起までの葛藤が
全く描かれておらず、
感情移入できなかった。
三浦友和、丹波哲郎、本木雅弘ら
豪華名優陣の無駄遣い映画。
「田舎の家族は飢えている!」
「苦し>>続きを読む
これが、わが国の民主主義か。
情けないし、恥ずかしいが、
どうしようもない。
この作品でよく分かった。
自民党は、日本の縮図だ。
網の目のように張り巡らされた
後援会組織。
国会議員、県議、市議の上>>続きを読む
期待はずれだった…
主人公ら3人がなぜ
ネオナチ集団
を結成したかの背景描写
がないため、感情移入できず
退屈した。
「行動」の動機も不明。
延々と続く喧嘩シーンに
あくびが出た。
なぜ「愛国」だと>>続きを読む
あるべき戦争ジャーナリズムとは
交戦中の両軍の主張を中立的に
報じることでは、決してない。
あるべき戦争ジャーナリズムとは
戦火の中で倒れ、苦しむ民の声を
ありのままに伝え、平和の意味を
世界に問う>>続きを読む
RPGの実写版みたいな
ユニークな幻想アクション映画。
他人の夢の中に入り込み、
激しい銃撃戦を繰り広げる
ストーリーは、とにかく複雑で
奇想天外だ。
夢といっても、
本作品で言う「夢」とは
寝てい>>続きを読む
アホらしいストーリーに
見せかけておいて、
実は極めて意味深な作品。
表向きは
「友好的なUFOと期待して
カメラを向けたところ、
それはUFOでなく、
残虐な侵略者だった」という、
あまりにしょー>>続きを読む
殺されないためには、自分も「人でなし」=「怪物」になるしかないー。壮絶なイジメを経て手にした主人公の悲しい教訓だった。
舞台は、台湾。廃屋の一角で、高校生たちがゾンビに似た怪物女子を捕獲し、面白>>続きを読む