Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

Jaya

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青い目のロバ/マグダナのロバ(1956年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

帝政下、ヨーグルト売りで生計を立てる寡婦マグダナと子ども3人が死にかけて捨てられたロバを助けて商売が捗りだすお話。ロバかわいい。麻酔打ったの?

おとぎ話みたいな内容。前半の無邪気な子どもたちや家族の
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ハバルダ(1931年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

教会の解体にまつわる対立を描くプロパガンダ映画。ハバルダはロシア語で「道をあけよ」だと最後に教えてくれます。

偽りの歴史と伝統に縋る反動勢力に対して自存のため欺瞞を暴き闘争を挑むことで勝利を得る極左
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失楽園(1937年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1880年代、貧乏貴族兄弟と下男アスラニと恋仲の百姓娘ペペラが織り成すコメディ。衣装のチョハのダイナマイト入れみたいのは弾薬入れらしい。

貧乏の描写がダイレクトで面白かったです。傾いた家に扉。靴も片
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ナイロンのクリスマスツリー(1985年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

やっとトビリシから出発したバスの中の人たちのわちゃわちゃした様子を描いた不条理密室劇映画。ジョージアのクリスマスは新年のあとらしい。

風刺的に描かれるバスと人々。停滞著しいバスの中、行く先も判然とせ
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

フルシチョフ政権下、ノヴォチェルカッスクの暴動の中で行方が分からなくなった娘を市政委員の特権階級リューダが探すお話。腕の入れ墨は何だったんだ?

カットごとは美しかったですが、その雰囲気と話が全く合っ
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ディスコキングのペンキ屋トニーが病的なコンプレックス女ステファニーに惚れてブルックリンから抜け出すニューシネマ。ビージーズの連続。

足音のSEが不自然でダサくて色々と台無しになっていました。二人のと
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ブンミおじさんへの手紙(2009年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ブンミおじさんへの手紙の朗読のお話。映し出される本当のブンミおじさんの家(?)と兵士。キティちゃん風船。今は誰が住んでるの?

煙出すオブジェはよく分かりませんでした。宇宙船かなにか?朗読内容からブン
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ワールドリー・デザイアーズ(2005年製作の映画)

3.5

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映画の撮影風景とMVの撮影風景を重ねた短編。ポップな歌詞が衒学的なフリークへの挑戦だったら面白いのに。

映画の会話はとりとめもなさすぎてストレス。編集のテンポが全く共感できないし、オフショットの集め
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カクタス・リバー(2012年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

川沿いの男女やら家事やらスケボーやらをモノクロで早送りやらスローモーションやらのお話。

心赴くままに撮った素材を編集したのかなと思いました。画がキマっているとも思えず、だからどうしたという内容。
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エメラルド(2007年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ホテルの一室で取り交わされた会話に羽毛みたいのがどんどん増える短編。

見た目にはキレイでしたが…赤やら青の色には見栄え以上の意味を読み取れませんでした。部屋の記憶という意味では当然なのですが、会話の
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国歌(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

おばちゃんの会話からフィットネスにガラリと飛ぶ短編。コートの真ん中で何やってんのかよく見えずストレスでした。

フィットネスはいきなりポップになってカメラぐるぐるでMVの撮影みたい。

映像はスタイリ
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ピロスマニ・ドキュメンタリー(1990年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

かなり解説的なピロスマニのドキュメンタリー。映画というより、博物館で上映されてそう。

実際に関わった人のお話なども使って、ピロスマニの人生をなぞる構成。なるほどこれは史実だったのかと驚くような箇所も
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ピロスマニのアラベスク(1985年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ピロスマニがトビリシに出てマルガリータとの破滅する辺りまでを描いた伝記映画。めちゃくちゃキレイな画質でパラジャーノフを味わえて感動でした。

現像すると浮かび上がるピロスマニが粋でした。実際の絵画をか
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放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ピロスマニが養家を出るところから死ぬ直前までを描いた伝記映画。養家の女に手を出したことになっている冒頭。

ピロスマニ役のハマり方と、彼自身の佇まいの説得力が凄かったです。それだけで十分だとすら思えま
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井戸(2020年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

町中の道路で井戸を掘るお話。8時だけの時計なのか、8時だけ映るのか。

井戸と言ったり水道管と言ったり、訳が分かりづらい。サッカーボールから始まり、携帯やら誕生日やら風船やら、明白な笑いどころがあんま
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音楽家たち(1969年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

何もない雪原で邂逅した男二人が遊んでるうちに本気になるお話。二人目の男が監督本人?いい顔してます。

鬼ごっこみたいな動きからしまいには大砲が持ち出されるという、色々と暗示してそうな表現。煙もうもうと
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(1966年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

鉄道員とその恋人に不思議な傘が現れて漂うお話。二人とも表情がめちゃくちゃに良くてハマってました。

唐突に現れる傘が何を現しているのか、色々と想像させられますが、傘がこんなに愛らしく描かれるさまを観た
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結婚(1964年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

薬剤師(?)がバスで一目惚れした音楽家(?)の女の子に近付くお話。主人公が栃ノ心に似ていて良い顔してました。

スイセンの花を持って母を手懐ける空想を抱くも、よもやの結婚式に出くわすという悲しい結末。
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光りの墓(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

今も地下で戦う王家の霊魂にエネルギー吸われて眠り病になった兵士の一人イットとそれを世話するジェン、霊媒師ケンのお話。冒頭の池のデカいの何だったんだろう?とりあえず邦題に違和感。

わざと難解にしている
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少林寺 4Kリマスター版(1982年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

少林寺へと入門した覚遠が李世民を助けて、父の敵・王世充への復讐を遂げるお話。リー・リンチェイとお仲間が若すぎて高校球児にしか見えませんでした…。

冒頭からの長々とした少林寺の紹介映像にプロモーション
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

タイのラオス近くの山で暮らすブンミおじさんを義妹ジェンと甥トンが尋ねたら死んだ亡妻フエイと行方不明の息子ブンソンが現れて不思議な体験するお話。タイのお葬式は賑やかめらしい。

ファーストカットから画角
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スヴァネティの塩(1930年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

カフカスのスヴァネティを舞台とした国威発揚プロパガンダドキュメンタリー映画。さすがに演出が見え見えでした。

隔絶された前近代的封建的な暮らしの中で、悪弊たる宗教の毒に浸かるスヴァン人。塩のためにカフ
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私のお祖母さん(1929年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

クビになった怠慢重役が散々な目に遭うサイレント。役人らしいですが、あまり役所に見えませんでした。

冒頭から前衛的な表現の数々。円卓とドアが示す組織体は皮肉が効いてます。ただ各ドアの訳が示されるのは一
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少女デドゥナ(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「山の」少女デドゥナの数日のお話。肖像画の人々が誰だったのか気になりましたが、言われても多分分からない。

しっかりもので甲斐甲斐しいデドゥナ。母のいない環境、年相応の世話焼き感が素晴らしく表現されて
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大いなる緑の谷(1967年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

牛飼いのソサナが浮気したりされたりのメロドラマ。銃を担いでは居ても発砲するシーンはなし。荒涼としていてモノクロでは「緑の谷」とは感じられず。

カメラワークや演技が野暮ったく、垢抜けないといった印象で
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ゴッドファーザーマイケルの現在とヴィトの青年期の回想を織り交ぜたお話。内容に比していくら何でも長過ぎました。

1作目でドンとなったマイケルが孤独の度合いを深めていく様相が描かれる…ようですが、ケイ、
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王女メディア(1969年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

コルキスの王女メディアが金毛羊皮をパクりにきたイアソンに惚れて一緒にコリントスに帰るお話。マリア・カラスが歌うのかと思いましたが違いました。

いきなりのチープなケンタウロスにワクワク。後ろ脚が微妙に
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

神性を纏うように蠱惑的な男にブルジョワ一家がかき乱されちゃうお話。寝てるときでもコテコテメイクの奥様。

家族丸ごと寝取る男。確かにカッコいいし笑みも神秘的な感じがありましたが、そこまでハマっているよ
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英雄の証明(2021年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

休暇出所中のラヒムが金貨入りの鞄を拾って届けた話が広まるけどSNSを中心に疑われるお話。SNSとしか言われてませんが何かあちらのアプリがあるのかな。

イランの社会制度が分からずに戸惑う点が多数。休暇
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シシリーマフィアのコルレオーネ一家御曹司マイケルがドンになっていくお話。ジョニーはシナトラなんだなあ、と今更ながら気が付きました。

マイケルとヴィトーの名演に尽きる気がしました。特にマイケルの目つき
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ダーク・スター(1974年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ポンコツクルーの乗るポンコツ宇宙船ダークスターの顛末。冒頭クレジットでカントリーに合わせてチープに宇宙を進むダークスターにとてもワクワクしましたが、全く裏切られずに済みました。

途轍もなくチープなが
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジェシカが「ドン!」て音が聞こえるようになったのは太古の宇宙人UFOのアフターファイアみたいな音の記憶を拾っていたからなのでしたというお話。エンドロールの制作ロゴどんだけ多いんじゃ。

ほぼ自然光の照
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グラディエーター(2000年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

ローマ皇帝コモドゥスに復讐せんとする元将軍の剣闘士マキシマスのお話。ちょいちょいラテン語らしき単語が見えたりするのが中途半端でイラッとしました。

役にハマってる人がいなかった気が。特にルシッラは容姿
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

国連機関のポンコツプロモーターの発案でドイツ人指揮者スポルクを引き込んでイスラエル人とパレスチナ人によるオーケストラコンサートを企画するお話。

無茶苦茶な人物描写の連発。誰一人ハマっておらず、頭大丈
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フォレスト・ガンプ/一期一会 4K ニューマスター版(1994年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ近現代史に合せたフォレスト・ガンプのファンタジー一代記。チョコレート云々、改めて語呂悪い訳だと感じました。邦題も改めて酷い。

やはりガンプのハマり方が凄い。この嫌味のないイノセントさが全ての
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

元アル中ズーが自閉症(?)の妹ミュージックの間でよく分からんタイミングでミュージカル始まるMV映画。余りの内容の薄さにミュージック役の若い人が監督だとばかり思ってました。

撮影の技術がかなりしっかり
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