Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

Jaya

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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.0

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イカれた男伊達が相棒を拾って銀行強盗するお話。この内容で定番の邦画銃声SEはなかなかに辛かったです。何で刑事は女のこと知ってたんだ??

伊達こと松田優作の演技が凄まじい。台詞読みから図抜けてました。
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賭場荒し(1959年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

テオ「教授」を首謀者に7人でモンテカルロのカジノの金庫から金を盗むお話。賭場荒しって意味が違う気が…。

クールなポールを引き込むところからのお話。余計な背景を描かず、二人は親しいらしいことだけの描写
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魔界転生(1981年製作の映画)

2.2

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天草四郎時貞が死んだ著名人を蘇らせて幕府に復讐せんとするファンタジー時代劇。超咬ませ犬の胤舜、何でこいつだけ骨になったんだ?

江戸城燃えるまでが退屈でした。あんまりハマっている人もおらず、天草四郎も
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

フレンチ・ディスパッチ誌最終号の記事たちのオムニバス映画。冒頭からひたすらにオシャレでポップな画作りで、構図もキマっていて楽しかったです。

アンニュイの街の紹介、画家ローゼンターラー、学生運動、署長
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

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行方不明の少年の死体の噂を聞きつけた少年4人が英雄になるためそれを探しに行くお話。未だにパイ食い競争のルールが分からない…。

クリスことリバー・フェニックスの演技が凄い。一人だけ図抜けた存在感。無理
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.4

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売れない「映画屋」のアルドルフが怪しすぎる男ジョーにお金出してもらうことになるお話。フィルムの質感がかなり合っていて心地よかったです。

アルドルフことスティーブ・ブシェミが流石の存在感。ジョーと合わ
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犬神家の一族 4Kデジタル修復版(1976年製作の映画)

1.7

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犬神家の遺産相続の揉め事に金田一耕助が駆り出されるミステリー。琴の先生の岸田今日子が場違いな存在感でしたが、そもそも何しに出てきたんじゃ…?

演技はいいのに配役が酷い…。ハマっている人が殆どいなかっ
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サイキッカーZ(2016年製作の映画)

3.7

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超能力ヒーローたちの自己紹介大喜利映画。コントと言ってしまえばコント?ゆるゆるの撮り方が楽しいです。

かなり笑えてしまいました。実家が金持ちでブロガーのトオルは本当にそうなのかな。「こう見えても32
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琵琶法師 山鹿良之(1992年製作の映画)

3.9

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琵琶法師の山鹿良之翁のドキュメンタリー。初めてちゃんと琵琶の演奏を聞いた気がします(肥後琵琶というらしい)。こんなに美しい音とは。

当時御年91歳、老いに老いて、不自由極まる体でなお身の回りのことは
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シカゴ(2002年製作の映画)

4.1

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浮気相手をぶっ殺したロキシーの、拘置所や法廷での夢と皮肉溢れるコミカルミュージカル。ロキシーことレネー・ゼルウィガーの上体の筋肉が凄い。

ロキシーがどえらいハマり方。妙なコミカルさと表情が役に合って
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交通整理のおまわりさん(1960年製作の映画)

2.2

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交通警察に捩じ込んでもらったニート親父オテッロが市長とやり合うコメディ。オテッロの顔や表情や仕草がもう生理的に無理なレベルでした…。

この親父、とにかくロクでもなさすぎて感情移入の余地がまるでない。
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関取千両幟(1930年製作の映画)

3.1

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関取稲川の人情話のサイレント映画。元は歌舞伎だと思ってましたが、浄瑠璃らしいです。

人助けのための借金のカタとしての八百長に悩む稲川、というのが時代を感じさせます。相撲の立ち回りが面白くラストの大暴
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野情/銀蛇(1928年製作の映画)

3.1

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悪党平九郎とその妻お新がよりを戻すサイレント映画。平九郎こと團徳麿の表情がすんごい。

伊三郎の元へ走るお新ですが、唐突に変貌する伊三郎。これも悪人でしたというだけのことですが、戸惑いました。

最後
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残されたぬくもり(2017年製作の映画)

4.0

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ペルー内戦の記憶と現在を、ケチュアの人々を中心に辿るドキュメンタリー。ケチュア語の立ち位置など、現地の人でなければ分からなさそうな箇所が多い。

映像の美しさが素晴らしく、人々の悲しみと怒りを引き受け
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放蕩息子(2019年製作の映画)

3.1

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ひん曲がったドラ息子のグリゴリーを19世紀のセットに送り込んで性根を叩き直すコメディ。雰囲気や構成は、正直どこかで見たような気がしなくもなく。

カメラがかなり上手かったです。高い技術でコミカルさを強
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わが町の映画館-ペルー映画館の記跡-(2020年製作の映画)

2.9

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ペルー映画館の今昔ドキュメンタリー。インド映画がペルーで人気という事実に驚きました。看板描きの爺さんのポスターがとても良かったです。

冒頭にいくつもの映画館が映し出されてワクワクしましたが、後に殆ど
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とむらい師たち(1968年製作の映画)

2.7

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デスマスク師ガンめんが葬儀屋としてのし上がる葬儀屋SFブラックコメディ。財津一郎の「キビシィー!」が見れる。

「国葬」がのし上がるまでは、コメディアンの人々が出てきたりしてテンポも良かったです。ガン
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鬼の棲む館(1969年製作の映画)

3.7

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南北朝時代の山奥の古寺にて盗人と元妻と女狐と僧侶がかち合うお話。説話のような谷崎原作から大きな改変。でもスチールで落ちが読めるという。

楓に焦点を当てた浮世離れしまくった話の展開は素晴らしかったので
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L'Inferono(原題)(1911年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ダンテの神曲・地獄篇の映像化を試みたサイレント映画。展開に合わせてフィルターかかってるようてしたが微妙…。

かなり工夫して特撮やっています。嵐に吹き回される罪人はインパクトもあり美しく感じました。
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アンダーグラウンド・オーケストラ(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

パリのメトロで演奏するミュージシャンたちのドキュメンタリー。メトロで演奏してる訳じゃない人たちも出てきます。

セルビア、ベネズエラ、アルメニア、マリ、ザイール、アルゼンチン、ルーマニア、ベトナムなど
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大魔神(1966年製作の映画)

2.1

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ロクでもない領主を大魔神がぶっ殺してくれるお話。暴れたのは神様か魔神か分かりにくかったですが、「大魔神」なので魔神なんでしょう。

ラスト15分でやっと動き出す大魔神。それまでは出てくるキャラクターが
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怒りの日(1943年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

牧師アプサロンと息子マーティンと後妻アンネの寝取られ話に魔女裁判をゴッテリと乗せたお話。しかし昔の映画は爺と若い女の夫婦が多い…。

配役と演技が素晴らしいです。強い眼をしたアンネ、魔女的な印象を出す
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.8

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金がないけども全く意に介さない仲の良い母娘の日々のお話。字幕を黄色で入れてるのが意味分からなくてイラッとしました。そういうの要らないっす。

カメラを殆ど動かさず、淡々と映し出される母娘。悲惨な状況で
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ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

息子の目の治療の為のなけなしの金をパクられ殺人で死刑になったセルマの陰鬱ミュージカル。そんな都合の良い遺伝病ねえよという点からしてイマイチ。

ビョークの演技に加え、その歌声が凄まじいのですが、特にそ
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流血の記録 砂川(1957年製作の映画)

3.0

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砂川闘争の流血沙汰の前後の映像記録をまとめたもの。撮影者が6人とのことですが、どういう割振りなんだろう。

声は殆どナレーションで、インタビューが全くないのはどうしたものか。字幕を付けてたところは、単
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MONK モンク(1968年製作の映画)

4.1

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セロニアス・モンクのニューヨークでの密着映像。頻繁に咥えタバコのモンク、目痛くないのかな…。

何の説明もなく映し出される、ライブやレコーディング、街を歩くモンク。カッコいいです。何言ってるかよく聞き
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

100年前に町の奴らに謀殺された金持ちの亡霊が、霧に乗って復讐しにやってくるお話。亡霊が現れて一撃を加えるSEがド派手。ギョイーン。

霧の描写に全てが注ぎ込まれていて微笑ましい。亡霊や怪奇現象の描
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モンク・イン・ヨーロッパ(1968年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

セロニアス・モンクのヨーロッパツアーの様子。一つのカメラで撮ったライブとオフショットの素材を繋げたもの。

やっぱり画になるモンク。説明は一切なく、会場とスタジオとその移動の途上が全て。変人ぶりがよく
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

監獄となったマンハッタンに墜落した大統領の24時間以内の救出を囚人スネークが試みる羽目になる近未来のお話。唐突に出てくるオックス・ベーカー!

オープニングから妙ちくりんな劇伴がカッコいいです。「犯罪
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

マヌケやらかして刑務所入ってた元警官ンゴウが逆恨みでボンらを狙う香港クライムアクション。ドーランこてこてのドニー・イェンがイチャイチャするシーンはなかなかにツラいです。

リアリティ志向のアクションが
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ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

夫グスタフと前の恋人ガブリエルと若いエルランがゲアトルーズに翻弄されるお話。ゲアトルーズの配役の丁度良さが凄い。老人のメイクも全然違和感がない。

人々の視線が全く合わないのが面白かったです。合ってい
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座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

相宿で病死した女の男の子良太を連れて父に会いに向かう市のお話。冒頭からの「市ィ!観念しやがれィ!」にはワクワクしてしまいました。

良太の棒読みは子どもだから仕方ないにしても重要な役回りには堪えず、見
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座頭市地獄旅(1965年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

返り討ちの巻き添えを食わせてしまった女の子を助けようとする市に、仇討ちの応酬が絡むというお話。原因が将棋はさすがに酷い。破傷風に透頂香…?

かなりとっ散らかっていた印象のお話。友之進兄妹の仇討ちは拍
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座頭市血笑旅(1964年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

座頭市の身代わりになる形で死んでしまった女と一緒にいた赤子を父親の元へ送り届けようとする道中のお話。赤ん坊に乳首を吸われる市。

構図がキマっている美しい画が多かったです。煽ったり俯瞰から撮ったり、画
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COME & GO カム・アンド・ゴー(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

梅田界隈での色んな国の人たちの交わらない群像劇。国際都市としての大阪。李康生がバファローズの帽子被って信長書店でAV漁るとか堪らなさすぎました。

とにかく人が多く、日本、韓国、中国、台湾、ベトナム、
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恐怖の足跡(1962年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

車で川に落ちて助かったことになってるメアリーが妙な男に付きまとわれるホラー。考えてみたら別に何をされた訳でもなく、ウザ過ぎるリンデン氏。

台詞回しは酷く劇伴やらSEの入れ方もかなり変でストレスでした
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