Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

Jaya

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アウトサイダー(1981年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

グズ男アンドラーシュを取り巻く日々のお話。冒頭含めて実際の市井の人々を多く使っているようす。ツィンバロムだ!

アンドラーシュのいる世界の、退廃的というよりもう色々と終わってる感じがよく出ていました。
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静謐と夕暮(2020年製作の映画)

1.5

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河川敷で死んだオッサンの手にしていた原稿からのお話。現在形としての手持ちでしたが、手持ち撮影とそのわざとらしさがストレス。

主演らしきカゲがハマり役でした。セリフなしで、演技がどうこう以前に佇まいが
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孤独の報酬(1963年製作の映画)

3.5

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炭鉱作業員ハリソンが下宿先の未亡人に振り向いてもらおうとラガーマンとなってのし上がるお話。ラグビーリーグのルールを殆ど知らないので、試合のシーンが楽しめず。脳出血で口から血は酷い。

ハリソンの演技が
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.6

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アフマドプールが友だちのおうちに宿題ノートを届けようと頑張るお話。ガチ泣きに追い込まれるネマツァデ。ノート届けないと退学になっちまう。

なぜここまで子どもの撮り方が上手いのだろう。ネマツァデは可哀想
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.8

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「そして人生はつづく」の1シーンから広がるラブストーリー。ただ撮影のタイトルは「オリーブの林をぬけて」。大きくなったアフマドプールがチョイ役。ミラーの使い方が素敵。

助監督らしきシヴァさんが無茶苦茶
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.7

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1990年のイラン北西部大地震から間もなく「友だちのうちはどこ?」の子役アフマドプールの消息を尋ねに行くセミドキュメンタリー。ボロボロの車が心配なまま終わってしまいました。

時に大胆な構図で映される
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昼顔(1967年製作の映画)

3.8

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主婦セヴリーヌが娼婦になって遂には夫ピエールと対等になりめでたしめでたしというお話。「勝手にしやがれ」オマージュ?どうなんだろう。

ドM教授が出てきたときは笑える映画なのかと思いましたがここだけ。客
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.0

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ミランダ国大使ラファエルとそのお友達ら6人が食事会できそうでできない、連続夢オチ不条理映画。ミランダが国名だと気付くのにしばらくかかりました。

ブルジョワたちが食えそうで食えない、ヤレそうでヤレない
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自由の幻想(1974年製作の映画)

3.7

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次から次にシークエンスが入れ替わり、ひたすら価値観を転倒させ続ける不条理大喜利映画。ゴヤの絵。ダチョウは何かのメタファー?

「自由くたばれ」。動く石像。建築物エロ写真。不眠症の夢。狐を探す戦車。博打
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哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

3.6

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没落貴族ロペに養女トリスターナが手籠めにされるお話。トリスターナの年齢に無理があるような…。

独善を通り越して自家撞着の塊みたいなロペ。欲に赴くまま、コロコロと主義を変えているその姿を理解するなら、
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.9

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クルド人の葬式を取材にテレビクルーがど田舎を訪れるけど死ぬはずの婆さんがなかなか死なないお話。交尾しようとする牛が映り込んだカットがたまらない。

ロケーションと色味の美しさが途轍もない。生命力と荒涼
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トラベラー(1974年製作の映画)

3.4

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悪ガキガッセムが家の金盗んだり詐欺ったりした金でテヘランでの代表戦を観に行くお話。律儀にゴール運んでて偉い。

少年期にありがち且つ思い出したくないような出来事を集めたようなお話。それよりも、お友達ア
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GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

4.2

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家畜の豚と鶏と牛を映すドキュメンタリー。主に豚。いきなり踏み潰されてピギーッとなってた子豚、無事だったのかな。

画も凄いんですが、録音もかなり凄かったです。猛烈な圧と臨場感。どうやって録ったのだ
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ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)

3.8

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共産主義政権下、住宅供給が全然なハンガリーで嫁と舅がピリピリするお話。ドキュメンタリータッチ。遊園地の遊具でかなり酔いそうになりました…。

狭苦しい室内の上に、さらにアップ連発でむさ苦しさ倍増。舅の
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桜桃の味(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

中年男バディが自分が自殺したあとに土をかけてくれる人を探し回るお話。劇場だとラストの画質の違いがよりハッキリ分かって感動。色ムラまでリマスターするのは難しそうです。

少ない登場人物ながら、各々が途轍
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ホームワーク(1989年製作の映画)

3.7

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イランの学童に宿題について尋ねるドキュメンタリー。「フセインは地獄に落ちろ!」。制作中はまだイラン=イラク戦争の最中だったのかな?

「宿題について」とは?と思いながら観ているうちに、子どもの答えを通
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欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

4.6

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お大尽の爺さんマチューが全然ヤラせてくれない若い女コンチータに翻弄されまくるお話。民主化当時のスペインはそんなに物騒だったのかしら。

面食らうのは二人一役のコンチータ。色んな解釈ができそうですが、演
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

2.8

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阿佐田哲也の麻雀放浪記の映画化、坊や哲がドサ健と出目徳の対決を見届けるお話。オープニングクレジットの入れ方がかなり邪魔でした。

演技自体には味がある人が多く、女衒の達が素晴らしかった。しかし演出がザ
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欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい(2021年製作の映画)

1.9

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人のものだけ欲しくなる健脚奈々ちゃんがコンビニ店長とデキるエロコメ。飯塚の全力演技が一服の清涼剤。最初のうちは面白かったんですが…。

全くコンビニに見えないコンビニや全く高校生に見えない高校生など、
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

妻が事故で死んだガイキチブチギレ軍人親父のマークスがポンコツエセ科学者トリオに入れ知恵され見当違いの復讐をするお話。デンマーク飯はまずいらしい。

まともな学者なら絶対にしないような発言を平然と宣うオ
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てなもんやコネクション(1990年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

大阪のネエちゃんとオバちゃんが香港の一家と一緒に地上げ屋と闘うお話。在りし日の釜ヶ崎の様子が見れます。

内容に比べてやたらとテンポが悪く、映像のセンスも全く感じませんでした。ファーストカットから既に
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小間使の日記(1963年製作の映画)

4.1

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お金持ちの家に小間使いとしてやってきたセレスティーヌが主人に言い寄られたり少女が殺されたりするお話。脚フェチと思いきや微妙に伏線でした。

スペイン人が撮るフランスということが強く折り込まれたような内
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

2.2

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会社員朝倉が犯罪でのし上がるハードボイルド風ヒーローアクション。石井の仲間の片割れが宮史郎みたいでした。

酒金セックスボクシング外国人の使い方が典型的に陳腐な和製ハードボイルド。ちょいちょい信号無視
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大江山酒天童子(1960年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実録新解釈大江山伝説!というファンタジー怪獣SF時代劇。なぜ入り口が海辺なのか分かりませんが、セット組んだのだろうか。凄い。

藤原一門に恨み骨髄な酒呑童子。天下万民の平穏と言いながらも話題になるのは
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誇り高き挑戦(1962年製作の映画)

3.8

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ブンヤ黒木が10年前に潰された元諜報員高山のネタを再び公の目に晒さんとするお話。何もない頃の東京郊外の様子がたくさん見られて新鮮。

黒木こと鶴田浩二、高山こと丹波哲郎がカッコいい。傷以外にダサい意味
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クレイジー・ワールド(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ワカスターズ」が児童誘拐組織タイガーマフィアに立ち向かうスーパーキッズアクションムービー。何で誘拐してるのかは最後までよく分からないまま。

またぞろおマヌケな雰囲気に乗せて重い主題。ウガンダでの児
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カーレルが人妻に惚れるお話。ひたすらに降り続ける雨。たまに止んでいましたが、その意味は取り逃したように思います。犬どうやって躾けたんだろう。

石炭のゴンドラから始まり、ゆっくりとした長回しで映し出さ
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バッド・ブラック(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

孤児として育った女賊バッドブラック、スラム潰滅を企むヒリギ、修行により戦う力を得た医師アランらが複雑に絡み合う、新世界に譬えられる世紀末都市を舞台にした社会派ラブロマンススーパーアクション。スバルス>>続きを読む

誰がキャプテン・アレックスを殺したか(2010年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

リチャード率いる「タイガーマフィア」とそれを殲滅せんとするウガンダ軍の策謀渦巻く闘いを描いた超スペクタクルアクション。誰がキャプテンアレックスを殺したのかは最後まで分かりません。

いきなりVJエミー
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折鶴お千(1935年製作の映画)

3.2

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報われない書生だった宗吉をお千が救うさまを回想するお話。泉鏡花原作らしく浮ついた雰囲気でした。いくら何でも辟易するイノセントさ。

起こる出来事を追うのに苦労しました。熊沢がどうやって騙しているのかと
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オツムが残念なジェリーと狂言誘拐を頼まれたポンコツコンビのカールとゲア、それを追いかける署長マージのサスペンス。変な顔と証言されまくるカールことスティーブ・ブシェミ…。確かに。

モンティ・パイソンを
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サイキッカーZ(2022年製作の映画)

2.3

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超能力者たちを緩くドキュメンタリータッチに描いた低予算ヒーローもの。俳優の巧拙が混ざり合っていた印象。

ヒーローの日常風景という形はこれまでやり尽くされている感があり苦しい。脚本が緩く、アキラが能力
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サイキッカーZ 新たなる脅威(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続き、色んな超能力者が今度は敵を倒しながら自己紹介する短編。

ネタが苦しくなってきてる感がありました…。見せ方も前作の方が良かったかなあ。学生制作的な色合いがより強く感じられ、屋内シーンが
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香川1区(2021年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

2021年総選挙香川1区での小川淳也氏の選挙戦ドキュメンタリー。秘書の坂本氏の見た目の若さ凄い。絡んできたガイキチジジイを素性が分からないままに写し出す意図が分かりませんでした。

前作同様、小川氏の
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国境の夜想曲(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

イラク・シリア・レバノン・クルディスタン国境地帯の人々を収めたセミドキュメンタリー。作為性の高いカット割り。

風景の切り取り方がとても美しかったです。ただ水平の構図が多く、アメリカンビスタでも狭苦し
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シルクハットの大親分(1970年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

日露戦争後、シルクハット被った親分の熊坂虎吉の熊虎組が旅順への人夫出しを巡って悪辣なる鎮台組とやり合う任侠コメディ。お笑いメイクが痛々しい…。

唐突に緋牡丹お竜…?スピンオフらしいですが、顔が綺麗過
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