DarkKnightKさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

DarkKnightK

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狼たちの絆(1991年製作の映画)

3.5

「異色のジョン・ウー作品」

冒頭の舞台をあえてヨーロッパとし、爽やか且つコメディ・テイストの強いこれまでとは全く異なる表現に挑んだジョン・ウーの意欲作(美術品を運ぶトラックの鍵が南京錠かよ、なんて香
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強奪のトライアングル(2007年製作の映画)

3.0

「あれっ!?」

ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トーが1つの物語を紡ぐと聞いて期待しない訳がない。でも斬新な企画の割に残念な仕上がり・・・お互いの力を引き出すのではなく、調和が見られないまま空
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.5

「ちょっと欲張り過ぎた感・・・」

原作も面白いし、日本アカデミー賞まで獲っているのでかなり期待度は高かったのですが、自分の中のハードルが高過ぎたのか些か消化不良。原作をあれもこれもと取り込もうとし過
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

2.5

「シュワちゃん、よく出たな」

世紀の大傑作「T2」の続編を作るには相当勇気が必要であったろう。キャメロン本人でさえもう作る気になっていなかったのだから。それをまたハリウッド商業主義がやらかしてくれま
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スピード2(1997年製作の映画)

1.0

「冗談で作ったとしか思えない・・・」

安易に1作目のネームバリューに頼ったハリウッド的失敗作の見本。ある意味、こんな魅力のない作品にGOサインを出した20世紀フォックスを褒めたい。どうしてもっと脚本
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2012(2009年製作の映画)

1.0

個人的にエメリッヒ監督との相性が良くないのだと思います。どうしても大味な印象があって、「ありえないだろう」と斜に構えて見てしまう傾向がある気がします(映画なのでそれを言うこと自体ナンセンスなのは重々承>>続きを読む

(2006年製作の映画)

1.0

「監督独自の視点が失われてしまった」

弟を目の前で殺された殺し屋ス。弟になりすまして真相を探ろうとする設定はいいのだが、テンポが悪い。凄腕の殺し屋にしては、ちと鈍臭いし無鉄砲。暗闇の中で鎌を突き立て
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黒く濁る村(2010年製作の映画)

1.0

「詰めが甘い」

うーん、今ひとつ。村民は見るからに怪しさ満点だけど、隠してる秘密はどうってことない。村長の業が伝わり切らない。せっかくのトンネルももっと上手い使い道があったのでは。いつもながら警察ダ
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カメレオン(2008年製作の映画)

2.3

「藤原竜也の新たな一面を見た!」

阪本順治監督作だけあって手堅い作り。藤原竜也の汚れ役はなかなかのもの。戦闘中にむくりと起き上がる様子は松田優作みたい。狭い廊下での銃撃戦はジョン・ウー風?いかんせん
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チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)

2.2

「久々のタイ発ガチンコアクション」

話はどうってことないが、タイ人の身体能力半端ない。残念ながら「マッハ」のトニー・ジャーほどの衝撃は無いが。なぜか阿部寛出演。しかも日本の描き方はもはやギャグ。アク
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

「そりゃないぜ・・・」

A・J・クィネルの名作クリーシーシリーズの1作目「燃える男」の現代版。舞台を現代、そしてイタリアからメキシコへ移したことは許そう。でも・・・なんでラストはあぁなっちゃうかな。
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

2.3

「人間的になり過ぎたヒーロー達」

いつの頃からかアメコミはヒーローに人間性を求めるようになった。時代の変化に合わせてあまり人間離れしていると読者の共感を得られないと感じたからであろう。それにしたって
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カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)

2.0

「ハリウッドのエイリアンって使い回し?」

西部開拓時代にエイリアンがやって来たら、という発想は良かったんだけどな。今までの侵略ものって大抵現代ですからね。ウィル・スミスがいなけりゃ、どうするんだって
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ウルトラヴァイオレット(2006年製作の映画)

2.0

「期待外れのガン=カタ?」

『リべリオン』のカート・ウィマー監督だったので、多少の期待はあったが残念な仕上がりであった。もうミラ・ジョヴォビッチに母性って無理なのでは?残念ながらターミネーター並みの
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甘い人生(2005年製作の映画)

2.5

「イ・ビョンホンのカッコ良さを優先させ過ぎ」

ボスの愛人の監視を命ぜられた男がたった一度の選択の誤りで人生を狂わせる。しかしそんな惚れるような女性の魅力は描かれないし、それに嫉妬するボスの心情も曖昧
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スナイパー:(2009年製作の映画)

2.0

「エディソン・チャン最後の出演作はビミョー」

これがエディソン・チャンの最後の出演作か。でも主役じゃないのね。銃弾の重さを図ったりといった描写も面白かったんだけどなぁ。スナイパーなら弾をばら撒くので
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完全なる報復(2009年製作の映画)

2.3

「もったいない・・・」

妻子を殺されたジェラルド・バトラー演じる発明家が犯人に復讐するだけでなく、勝手に司法取引を行ったジェイミー・フォックスと司法制度そのものにも挑みかかる。ラスト5分までは良かっ
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グリーン・ランタン(2011年製作の映画)

2.0

「ちょっと掘り下げ不足」

宇宙の危機を救うべく宇宙警察機構初の地球人となったハル。意思の力を使って武器作り出す能力は面白い。でもルーキーが誰も手を出せなかった悪役を1人で退治してしまうのは出来過ぎ。
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

2.2

「完全映画化なんてあり得ないと知りつつも」

本作はスティーブン・ハンターの傑作「極大射程」の映画化作品。原作とは別物として見ようと思ってもついつい辛口評価になってしまう。

まず、主役がマーク・ウォ
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

2.5

「予想の範疇を超えない残念さ」

続編が出来るほどだからと見てみたものの、最初から続編の構想があったのか、消化不良気味。さながら2000年代の『バトルランナー』的発想で期待していたのだが。この後は徐々
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Black&White/ブラック&ホワイト(2012年製作の映画)

2.5

「どうした、マックG!?」

新しいチャリエンを作り出し、新しいタミネタ・ワールドまで作り上げちゃったマックG。旬なクリス・パインとトム・ハーディが出ているのにかなり残念な出来。アクションに期待しちゃ
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モールス(2010年製作の映画)

1.5

「ハリウッド・リメイクって失敗率高いな・・・」

いろいろと残念な感じ(邦題も失敗)。きっとオリジナルは面白い気がする。視覚効果とか変にお金をかけたのが逆効果で、"ヒットガール"クロエ・グレース・モレ
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.2

「やはりオリジナルに軍配!?」

ハリウッドリメイク版を見た後に鑑賞しましたが、オスカーもエリも中性的で性も種別も超越したような感じが切ない思いをより一層際立たせる。クロエちゃんばかりが目立ってしまっ
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アイアン・スカイ(2012年製作の映画)

2.9

「ブラック過ぎるかな!?」

発想的には面白い作品だが、おふざけの度合いはかなり強いので好き嫌いは分かれるかと。

刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

3.3

「現代映画に無い味わい」

いろいろなところで目にするタイトルではあったので、気にはなっていた。見てみると、これが確かになかなか個性的。前半の静と後半の動のコントラストは見事。でも、あのラストの展開に
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

2.9

「ノルウェーのヒーロー!?」

ブレアウィッチに始まる偽ドキュメンタリーということで大方予想通り(笑)。いい加減、このジャンル?ももう少し進歩が見られないものか。手ブレカメラしか表現手段が無いのか。た
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マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

3.0

「残念賞なマイケル・マン作品」

コリン・ファレルのソニーが変なヒゲを生やしている時点で、すでにちょっと受け付けなかった(テレビ版のドン・ジョンソンとの違いを出そうとしたのが却って裏目に)。ジェイミー
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ゴルゴ13 九竜の首(1977年製作の映画)

2.5

「千葉ちゃん13恐るべし!」

前作の健さんの反動なのか、今回起用されたのは何とサニー千葉ですよ。角刈りじゃなくてパンチだし、饒舌だし、「ふほー」とか言って地獄拳(!?)披露してるし、ツッコミどころ満
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ゴルゴ13(1973年製作の映画)

3.0

「寡黙なイメージは悪くないのだが・・・」

無口=健さん的なキャスティングは嫌いじゃないのだが、アクションまで寡黙になってしまって残念。ストーリー自体も緩慢で、ゴルゴっぽい緊急感に欠けてしまった。

ガン&トークス(2001年製作の映画)

3.0

「POPなコリアン・ムービー」

現在のガチな韓国映画を期待して見ると肩透かしを食うが、ノリのいい作品として観れば楽しめる。ただ主人公の殺し屋たちも、追う側の警察もちょっと詰めが甘いのが気になったが。
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卑劣な街(2006年製作の映画)

3.0

「ゴロツキではなく、極道の生き方を!」

小さな組を維持するために努力する主人公。直属のボスを鞍替えしたことから運が向いてきたように思えたが、お天道様はまっとうな生き方を許してはくれなかった。ゴロツキ
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S.W.A.T.(2003年製作の映画)

3.4

「M.ロドリゲスに武器持たせときゃ間違いない。」

かつてのTVシリーズが原作とのことですが、そちらを見ていないのであくまで本作に限ったレビュー。

派手なヒーロー的アクションを期待すると少々ガッカリ
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

3.0

「SF映画というより戦争映画」

統率のとれたエイリアンの設定も面白いし、手持ちカメラで迫力ある場面を見せることにも成功している。ドキュメントタッチな映像の差し込みも効果的。絶対的戦力差の前に絶望しな
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エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

3.0

「ギャロはどこを目指すのか?」

米軍に捕えられたヴィンセント・ギャロが生き延びるため逃避行を続ける。ケガを負いながらも彼が目指す場所は?83分間ほとんどセリフ無し、説明無しで話はグイグイと進んでゆく
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.3

「ケネス・ブラナーの多才ぶり」

ストーリーとしては単純明快。でも凝ったビジュアルが気分を盛り上げる。お固いイメージのケネス・ブラナーがこうした娯楽作を撮れることに嬉しい驚き。エンディング後までしっか
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.3

「予想通りの・・・」

果たしてどこまで本気で作っているのか。2000年代において未だにステレオタイプというか、輪をかけてカリカチュアされたサムライの国(でも欧米人には大ウケなんだろうなと思われる)。
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