hynonさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

カオスの中の真理。

人生における覚醒(気づき)と可能性を、マルチバースに落とし込んだ。

いったい何を見せられてる??戦隊ヒーローものが始まったのか?
と戸惑った序盤。
早くも置いていかれた。

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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

スピルバーグ監督の自伝的映画。

自分と真逆のレビューが多くてびっくりしたけど、個人的には、感傷に溺れることなく、独りよがりにならず、観客目線で面白く撮られている作品だと思った。

映画に魅了され、何
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あれ?奈緒は…?笑

いいから早く警察に電話しろ!
そこから出るのが先決だろ!
アカウントつくってる場合か!
ホッチキスを持ち歩く男!笑
貴重なスマホを投げるな!
なぜ爆発で自分も吹っ飛ばない?
いや
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.4

面白い!
前半が…!!

この不穏さと緊迫感、好きだなぁ。
前半はシンプルな密室スリラー。
男女のかけ引きに終始したほうが面白かったのでは?と思う。
実は女性の方が… とかね。

なんで警察が動かない
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シャドー(1982年製作の映画)

3.5

鬼才ダリオ・アルジェント監督の初期作品。

「モデル連続殺人!」や「影なき淫獣」に似た、いわゆるジャーロ映画。

連続殺人事件をベースにしたサスペンス・ホラーだけど、謎解きも、ストーリーもいまいち、、
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.0

奇怪な映像。
登場人物の狂気。
赤ちゃんの笑い声。
めちゃくちゃこわかった。
でも、大好きな世界観。

チェコのシュルレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエル監督が描くダーク・ファンタジー。

人間じゃ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

これは素敵な映画ですね。

70歳になっても、身体は衰えても、心は若くいられる。
新しいことに挑戦する高揚感と、社会や他者に貢献できる喜びと、情熱を傾けられる仕事の充実感は、色あせることがない。

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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.9

自然と交わり、動植物とつながり、仲間を想い、家族を守り、和を尊び、純粋に祈り、感謝と愛と敬意に満ち、まっすぐで、海のように青い彼らが好きになる。

自然を破壊し、傲慢で、私利私欲のため侵略し、略奪し、
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アバター(2009年製作の映画)

3.8

SFファンタジーかと思ったら…
戦争映画だった。

人間の良き性質はナヴィに。
悪しき性質はスカイ・ピープルに反映されている。
だけど、種を越えて通じ合う者たちもいて。

自然破壊、戦争など… 地球上
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.5

これは落ち込む…
何なのこれ?
ひどすぎん?

序盤の「ボクシングは尊厳のスポーツだ」という言葉が、後半の展開と重なってくる。

ただ息をして、何の希望も目的もなく、何も感じることなく、死んだように生
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.9

鉱山で崩落事故が発生。
生き埋めになった作業員たちを救出するため、30時間以内に現場へ向かえ!

危険極まりない「氷の道」をリーアム・ニーソンが爆走する、ミッション系サスペンス・アクション。

展開は
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

家族に捨てられ、世間に見放された私に、自然が生きる術を教えてくれたーー。

一時期、ネイチャー系のドキュメンタリーをよく観ていた。
観るたびに、自然界の驚異的なバランスや生き物の生態の巧妙さ、自然の美
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プール(2016年製作の映画)

3.2

閉館後の市民プールに取り残された姉妹。
プールの電動カバーは閉じられ、連休のため誰も来ない…
意地悪なワンシチュエーション・スリラー。

でも、こわいのはプールだけじゃなかった!

てんこ盛りすぎる設
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

子はかすがい。
たとえそれが人間じゃなくても…。

「チタン」のような。
「ボーダー」のような。
日本昔話のような。
シュールでいびつなダークファンタジー。

少ないセリフと登場人物。
限られた空間。
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.6

そんなわけないやろ!

と心の中でツッコミを入れた。

でもこれが実話…
まさに「事実は小説より奇なり」。

ヘタレでマヌケな犯人。
犯人に協力的な人質。
なぜか和気あいあいとした雰囲気。
なので緊張
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ハウス・オブ・フィアー(2007年製作の映画)

2.0

14人目の犠牲者です😆

いま、じわじわと話題を呼んでいる6分間の短編ホラー・コメディ(?)。

数年前に「地中海殺人事件」の
「もう行かなきゃざいまばにでば」
「最後になっちゃたわナ 何」
などの質
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ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.7

あの「ヘンゼルとグレーテル」の後日譚。
成長したふたりが、凄腕の魔女ハンターとして活躍。
って、おもしろすぎる!

有名なグリム童話をアクション・ホラーにしてしまう発想とセンスが好き!

ヘンゼルは、
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.8

意外にも宗教的。

現代人にとってリアリティの薄い聖書の逸話を、現代を舞台に生々しく再現したような作品。

キリストはこの世にやって来て、奇跡を行い、人を助け、病を癒し、自身は何も罪を犯さなかったにも
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.8

"音学"と"音楽"。
「音楽という言葉は、"音を学ぶ"じゃなくて、"音を楽しむ"と書く。音楽って、音を楽しむことなんです。」

小学校の音楽の先生が言った言葉。
先生の授業はとっても楽しくて独創的で、
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.4

最大の見どころは豪華キャスト。

意外とハードでシリアスなクライム・アクション。

ヤクザ映画が好きじゃないのと、セリフが聞きとりづらいのと、序盤のやり取りの退屈さで、最初は「あ〜しまった、配信で(日
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

「復讐エンターテイメント」
っていうほど爽快じゃないし、過激でもない…
予告編でミスリードされた感じ。

むしろ、現代的なトピックを題材にした社会派映画。

リベンジ映画ってだいたいそうだけど、どんな
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ビースト(2022年製作の映画)

3.8

これ好きだわ〜。

内容は…
ライオンが襲ってくる。
以上。
実にシンプル!

最近の映画は複雑になり過ぎているのかもしれない。

テーマは先日公開された「NOPE」に似ていなくもないが、UFOもなし
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

シャマランかっ!!

シャマランみがすごい。

前半の盛り上げ方。
不穏さ。
予測不可能な展開。
不条理な脅威と恐怖。

後半ガタガタになっちゃうとこまで似てる。
どこがクライマックスかもわからないゴ
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ざくろの色(1971年製作の映画)

3.6

アリ・アスター
ターセム・シン
フェリーニ
ゴダール
スコセッシ
ヴィスコンティ
タルコフスキー
マドンナのMV
レディ・ガガのMV
などに影響を与え、たびたびオマージュされている、伝説的な旧ソ連映画
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.7

大人気の恐竜シリーズ完結編。

何から何までお約束どおりの展開を、「安定の出来」「期待どおり」「セルフオマージュ」ととるか、「目新しさがない」「平凡」ととるかで評価が分かれそう。

デカい…
かっこい
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整形水(2020年製作の映画)

3.4

まるで昭和の少女漫画。

過去の似たような漫画や映画を超えるほどの強烈さやメッセージ性はないなぁ。

美への執念と破滅という使い古されたテーマを描くにしても、整形大国ならではの、今の時代ならではの、ア
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.7

アオラレ?
サトラレ?
ダジャレみたいなタイトルとは裏腹に、怖い映画です。

自分にも起こるかもしれない、日常に潜む恐怖。

凄みを増すために(?)大幅に増量したラッセル・クロウが、怒り狂うサイコ野郎
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.6

ホラーなの?
コメディなの?

最近のホラーによくある、「誘拐犯vsサイコパス」「サイコパスvsモンスター」みたいなむちゃくちゃな設定、笑

でも、彼の「女子高生に殺されたい」という願望自体は、そんな
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フロッグ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サプラーイズ!!
これでもか!のどんでん返し。

まずは、不穏な雰囲気と怪奇現象で、心霊もの?と思わせておいて…
(「ヘレディタリー」?)

え?実は人間の、連続殺人犯のしわざ?
と思わせておいて…
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.4

アレの前日譚だと知らずに見てしまった…
そんな人いる?

と思ってレビュー見たら、たくさんいました。
予告編で騙されるよね。

巨匠リドリー・スコット監督。
人類の起源に迫る、壮大なSFスペクタクル。
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

死に至る病は、絶望。
では、死刑に至る病は…?

面会室の対面窓越しの心理戦は、いつ観ても面白い。

しかし怖い…!!
愛想のいい店員さんが怖くなります。

殺人犯に対する先入観、凶悪犯の発言の真偽、
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジックで、寓話的で、意味深で。

観終わっても、真相はよくわからない。
結局、誰が何の意図でこんなことを?
子供の正体は?

子供は人間じゃなさそうだから、宇宙人か、ヒューマノイドか、悪魔か…
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.2

いつもの蜷川監督。
いつもの色彩と世界観。

ファンタジックなコミックの実写化には、向いてる監督だと思う。

映像へのこだわりは本当にすごい。美しい。
人気コミックが原作ということで、ストーリーも綺麗
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

時代は変わっても、変わらぬものがある。
悪い意味で。

ホテルの部屋の名前や、店員の態度、焼き印、バーの男性の行動など、張り巡らされた伏線と、漂う違和感。

伏線が多いため、実は…という仕掛けは早々に
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.0

全編が写真みたい。
狙いすぎな感じもなく、派手さもないのに、すべての映像がミニマムで洗練されていて美しい。絵になる。

スマホが出てこないとか、ポラロイドカメラとか、カセットテープとか、数十年前を思わ
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

ひとりで観れる「サスペリア」。

1977年「サスペリア」のリメイク版。

思ったよりよかった。
非常に芸術的で、グロテスクさの中にも美しさがある。

オリジナルとは違う、暗くくすんだ色合いと気品と静
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