ほおづきさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

面白かったけど
正直ちょっとよくわからなかった映画。

確かにキャラクター設定がしっかりしていて、つくりも丁寧でシナリオも面白い。3枚の看板っていうのが宣伝的にもビジュアル的にもキャッチーだし、その後
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

一度も舞台に立ったことがないのにお笑い芸人としての成功を目指している、他人の感情を読み取ることができないアスペ男の狂気を描いたブラックコメディ。
ずっと観てみたかった映画。


主人公の尋常じゃないポ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

サイコパスのカメラマンが事件や事故現場に誰よりも早く駆け付けスクープ映像を撮っていくが、越えてはいけない一線を越えていくっていう物語。

どこかで失敗するのかもとか、自分で事件を起こしてしまうのかもと
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

5.0

ラストも痛快で凄くおもしろかった。
   
勝利のためには手段を選ばないサイコパス(ソシオパスかも?)のヒロインが、裏切りと陰謀渦巻く業界の中で仲間すら平気で利用していく・・・こんな職場怖すぎる・・・
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.5

結局最後はうまく喋れるようになるんでしょって少し冷めた気持ちで観てたのに、わがままな王様とのやりとりにいちいち心ゆさぶられて、その積み重ねのせいで最終的ににカタルシスを感じてさせられてしまった映画w>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

会社でゲーム理論っていう言葉を知って気になってた映画だったけど、『イミテーション・ゲーム』みたいな政府の極秘活動による暗号解読とかスパイ活動とかのおはなしかと思ってて後回しにしてたら、統失のおはなしだ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

妻の失踪が報道されていた男が、不倫が発覚してしまったことで一転メディアに殺人を疑われ世間から非難されてしまったという「スコット・ピーターソン事件」をアレンジしたおはなしで、結婚生活ってたった数年であん>>続きを読む

エンドレス 繰り返される悪夢(2017年製作の映画)

4.0

くそ!何度タイムループしても娘が・・・!
な映画。

前半こそありきたりなループモノな展開なんだけど、後半の意外な展開と、こんなにフロシキ広げちゃってどうするの?なるほど!その手があったか!なラストの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

もっと『万引き家族』みたいな雰囲気があって
メッセージ性の強い映画かと思ったけど
結構コメディだった。
 
どんな匂いかわからないのに
匂いのイメージが
ずっと鼻にこびりついてる
気分にさせられた・・
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.5

聴覚障害者の学校を舞台に
学校ぐるみで児童虐待が
行われていたという
韓国で実際に起きた
事件をモチーフにした映画

法廷での聴覚障害者への理不尽な扱いや
彼らの立ち向かう姿にこころうたれる。

映画
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

これ実話をもとにしてたんだって驚いた。
 
天才詐欺師のご尊顔を調べたら
感じの良いおじさまでびっくり。

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.0

人当たりがよくIQ160の頭脳を持ちながらも30人以上を殺害、シリアルキラーという言葉を作るもとにもなったというアメリカ犯罪史上最も凶悪な殺人者の映画で、反社会性パーソナリティ障害者のおはなし。

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チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

実録犯罪系の映画。

行方不明になった息子が見つかったと警察から連絡があって、数か月ぶりの再会を果たそうとするが、引き合わされたのは息子のふりをするまったく別人だった・・・っていう嘘のようなホントの話
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

実録犯罪系の映画。

綾野剛さん目当てで観に行った映画。
日本警察史上最大の不祥事と言われている
稲葉事件をモチーフに
当時不正だらけだった
北海道警察の内部を描く作品。

こんな事が日本でもあったの
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.5

実録犯罪系の映画。
 
「附属池田小事件」をベースに、「秋葉原通り魔事件」や「土浦連続殺傷事件」「池袋通り魔殺人事件」などの犯人像をモチーフにして、家族関係や事件を起こすに至った背景などが描かれた映画
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凶悪(2013年製作の映画)

3.5

実録犯罪系の映画。
これは二度と見たくない!

けど作品に罪はないし・・・こんなに残虐な事件が日本で実際に起きていたのかというのが知れてよかった・・・

介護疲れの妻を持つ主人公が、借金返済のために保
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

序盤から黒人絶賛オンパレードで、ただの人種差別の映画かな~と思ってたけど、白人って黒人差別してるわりにはそれと同時に黒人の事密かに憧れてるとこあるよね~っていうかんじの内容だった。
嫉妬ゆえにいじめち
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.5

日本人の外国人に対する偏見を
皮肉って逆手にとったおはなし。

伊坂幸太郎さんの小説なら
『重力ピエロ』が好きだけど
映像作品としてはこちらのほうが好きかも。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

ヒトラーが現代にタイムスリップしてきたっていうブラックコメディ。
 
ドイツは日本と違って、ナチスを”悪”としたことでヨーロッパ近隣諸国と良い関係を築いている気がするけど
やっぱりドイツ人には、今もヒ
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

5.0

鑑賞前は邦題「ロープ」のイメージでこの映画を観てたから、単純に国境なき国際援助チームがロープ1本手に入れることすら四苦八苦する紛争地域の悲惨な惨状を描いている重い雰囲気の映画なのかと思ってた。
  
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.5

ストーリーはたぶんそんなに重要じゃない。
 
中ボス:ギレルモを尋問して
ラスボス:ディアスを探して
裏ラスボス:麻薬王アラルコンを倒す映画で
終始主人公にイライラするだけで
アクションとか期待すると
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

おすすめされて観てみたら
むかし旅行中の機内で観た
名前も忘れてた映画だった。
  
その時は、よくある
『ディープ・インパクト』とか
『デイ・アフター・トゥモロー』みたいな映画を見た時に感じるような
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フード・インク(2008年製作の映画)

3.5

マクドナルド商品を食べ続けるとどうなるかっていうサスペンス映画が『スーパーサイズ・ミー』で
毎日大量の砂糖を摂取し続けるというスリラー映画が『あまくない砂糖の話』
そしてこの作品は、アメリカの食料産業
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劇場版総集編 後編 メイドインアビス 放浪する黄昏(2018年製作の映画)

5.0

むかしネットで話題になってて
気になって本屋に行って1巻を手に取ったけど
絵柄がどうしても受け付けなくて断念。
 
その後さらにネットのおすすめ見て1巻だけ読んだ。
絵柄と独特なテンションのせいで序盤
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劇場版総集編 前編 メイドインアビス 旅立ちの夜明け(2018年製作の映画)

4.0

絵柄が受け付けなくて手を出していない人が多いけど、あの絵柄でなかったら残酷すぎてこちらのメンタルが保てない。
涙なしには読めない作品。

 
漫画の3巻が読者に与えたトラウマが大きい。
アニメ1クール
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

ぽかーん( ゚д゚)ってなった映画・・・

前作で
行きなさいシンジ君 誰かのためじゃない あなた自身の願いのために
って言われてその通りにしたのに
みんなから怒られる理不尽なおはなしw
  
シンジ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.5

もともとのストーリーをいい感じに
視聴者の心もいい感じに破壊した
名作中の名作でトラウマ中のトラウマ作品・・・
   
この作品地球のおはなしだと思うと混乱しちゃうけど、これは地球ぽい別の世界のお話で
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

5.0

意味がわからないのに面白いっていう
アニメ界の神話的作品・・・
「対人関係4つの姿勢」をあてがったと思われる
思春期の少年少女の成長物語。
 
父親の愛情を求める主人公の少年。
 自分否定+他人肯定
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

1917の長回しよりこっちのほうが
すごくない??ってなる映画w
CG無しだよね・・・これ・・?

いつもなんとな~く映画やアニメやドラマやゲーム
いろんなコンテンツを消費してるけど
それらは結局は人
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

はじめてのインド映画鑑賞だったかもしれない。
  
インド映画って歌とダンスのイメージが強いから今まで敬遠してきた。詳しくは知らないけど文字が読めない人が多かったり、恋愛表現がNGだったりするのが理由
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

世界中に共有された映像とSNSで、全てが見えるようになってプライバシーがなくなる社会を誇張的に描いた作品。
 
GAFAとかを皮肉ってるのかなぁとか思って見てたけど、映画自体はよくある新しい価値観や概
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

いままでいくつもの戦争映画があったけど、それを1カットで見せることがスゴイってだけの映画。
ストーリーなんかも無いから、何年か先に観たらふーんってなるだけの映画なのかな。ただただ無重力表現だけが凄いど
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パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

3.5

昔『ルーム』とこれ
どっち観ようか悩んで諦めてた作品。
やっとみることができた。
 
こういうのって
どうせ序盤でキャラ設定の深堀りがあんまりなくて
一番怪しくないヤツが犯人なんでしょう
って思って観
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

ヨーロッパ親善訪問旅行中の激務が嫌になって抜け出した王女と、彼女と偶然知り合った新聞記者がそれを記事のネタにしようと職業を偽って一緒にローマ観光をするが、身分の違うふたりの心の距離は次第に近づいていく>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

5.0

なんか凄い映画があると聞いて
映画館観に行ったら
これ宿命論の映画じゃんって、
鑑賞後に一緒に行った人と盛り上がったのを覚えてる。


人生には幾つかの寄り道があったり
幾つかの分岐があったりする
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.0

ビデオを見なければ貞子にも会うことないし
引っ越さなければ伽椰子や美津子にも会わない
花子さんだってトイレにしかいない。  

でも残穢の発想がまかり通っちゃうと
日本中が穢れだらけになって
どこにも
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