ほおづきさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.0

これもこわかったなぁw
『あいがなんだ』とは違う意味での人の怖さを見せつけられる映画。

売れない映画監督や俳優たちとその地元の人たちを中心とした群像劇がベースなんだけど、知り合いの知り合いはまた知り
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

『パンとバスと2度目のハツコイ』でこの監督さんが気になったのでさっそく観た映画だったけど、この映画すごく好き・・・


『パンとバス~』とは一変、毒がありまくりの作風で、都合のいい女どまりでクズ男に振
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

4.0

おいしそうなパンが出てくるおはなしかと思って観てしまったけどちょっと違った。でも結果的にすごくいい作品に出会ってしまった。ヴィレヴァンで見つける掘り出し物のような映画。

まず序盤から主人公が言う「い
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.5

突然姉を亡くし、姪を引き取ることになったプライドの高い主人公が、職場に現れた自分とは対照的な性格の男性に翻弄され、公私ともに振り回されるっていうおはなしで、いわゆる”他人のお子を育ててわたしも成長しま>>続きを読む

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.5

テンポがよくて面白いし
キャラもわかりやすくていいし
映像も綺麗でいいし
ほどよくスリリングで
クライマックスにスピーディな展開もあって
最高のエンターテイメントだったと思う。
  
ねずみってことを
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.5

なんかアニメ見たい気分で軽い気持ちで観たんだけど、泣けるいいおはなしだった。そして、料理の描写多かったり温泉のシーンがあったりで、あ~温泉旅行したいってなる映画。

おはなしは、交通事故で両親を亡くし
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.5

マクドナルド商品を食べ続けるとどうなるかっていうサスペンスホラー映画が『スーパーサイズ・ミー』で
アメリカの食料産業の裏側の恐怖の実態をさらけ出すオカルトホラー映画が『フード・インク』
食料供給過多な
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.5

むかしネット記事か何かで見たことあるなぁ・・・っていう懐かしい記憶だったけど、まさかそれが反抗期の娘に対抗するための嫌がらせだったとは・・・

親の顔見る度にどうしても嫌な態度とっちゃう時期ってあった
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.5

料理人ってタイトルにあるから飯テロ映画かと思ったらちょっとだけ違った。
過酷な地でカニとか伊勢海老とかモンハンの上手に焼けました~なお肉とかあっても、やっぱり普通のラーメンって最高だよなっていう映画、
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.5

こってり系食べ物シーン多めの飯テロ映画。かと思いきや、ネットリテラシーのおはなしだったw

SNSまったく知らないシェフがtwitterで炎上してしまって職場クビになるけど、息子の助けも得て新しい仕事
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.5

一度食べた味を忘れないという才能を使って、思い出の料理を再現して稼いでいた偏屈な料理人が、今は失われてしまった戦前のレシピ、天皇のために考案されたフルコースを再現してほしいと依頼される物語。


・孤
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

4.0

なんなのこの手の込んだ料理の数々・・・
調理過程の説明を聞いてるだけでおいしそう・・・物語はちょっと共感できなかったけど、とにかく料理の描写がよかった映画。


この映画は、フランス大統領の専属料理人
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世界一美しいボルドーの秘密(2013年製作の映画)

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うーーーーん
タイトル詐欺。
観ないほうがよかったかなあ・・・
いろいろ勉強にはなったけど、知らなくてもよかったことまで叩き込まれた感。

内容はほぼビジネスとしてのワインに関するドキュメンタリーで、
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おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

3.5

『ブルゴーニュで会いましょう』と同じくこの映画もまた、主人公たちが奮闘して実家のワイナリーの危機を乗り越えるおはなし。
兄姉弟たちそれぞれに葛藤があって『ブルゴーニュで~』よりぜんぜんこちらのほうが面
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ブルゴーニュで会いましょう(2015年製作の映画)

3.5

ワインに興味があるから観てみた映画。
物語はワイナリーで育ったワイン評論家の主人公が、実家の危機を聞きつけ自己流でワインを作っていくおはなし。

ワインが好きなら楽しめる映画かもしれないけど・・ストー
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.5

ベトナムのお金持ちのところに奉公人として雇われていた女の子が、憧れの彼と一緒になるまでを描くアジアンなシンデレラストーリー・・・

なんだけど、ストーリーみたいなものはマッタク無くって、当時のベトナム
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愛人 ラマン/恋人・ラマン(1992年製作の映画)

4.0

著者の実際の経験を基に描かれた小説の映画化作品。
プライドだけは高いが落ちぶれたフランス人貧乏家族の少女が、セレブニートな中国人青年との援交で帰国するための資金を稼ぐおはなし。

かと思いきや
人種差
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昼顔(1967年製作の映画)

4.0

セックスに消極的なんだと思ってた奥さんが実はめちゃくちゃ特殊な性癖の持ち主だったから、イケメンの旦那さんとは何もできないのにおじさんとはいろいろやれちゃうおはなし・・・そして最後は、え?結局どゆこと?>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

映写技師のおじさんと映画館好きの少年の擬似親子のような、それよりも深い愛情を描く物語。

タイトル名はよく聞いてはいて、なんか『ライフ・イズ・ビューティフル』と混同しちゃってたし全然食指が動かなかった
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.5

シュールすぎた・・・
団地を舞台に男女6人による3つのエピソードが同時に進行するシュールコメディなフランス映画。


フランス映画独特のユーモアにあふれていて所々ちょこちょこクスクス笑えるからつまらな
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女は女である(1961年製作の映画)

3.5

開始からBGMがとぎれとぎれになるから、読み込み失敗してるのかと思って何回も巻き戻してしまったんだけど・・・意図的に音が途切れたりする実験的な演出のある映画だった・・・w てへぺろ

ミュージカルに対
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パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

3.5

車いすの女性を口説くために、あるきっかけから自分も車いす利用者だと偽らなきゃいけなくなった男のドタバタシュールコメディ。

なんだかんだ真実を言い出せなくなる主人公や、絶対うそってばれてるでしょwとか
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真実(2019年製作の映画)

4.5

是枝監督ぽいフランス映画を見たから、次はフランス映画っぽい是枝監督作品を観てみたけど、こんな淡々とした物語なのにしっかりエンターテイメントしてて、きちんと引き込まれる作りなのやっぱりスゴイなぁとあらた>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

『サマーフィーリング』と同じ監督さんの作品で、同じように淡々として多くを語らない邦画ぽいフランス映画。
設定もよく似ていて、こちらは姉を亡くした男と母を亡くした娘がお互いに傷を癒していくっていうおはな
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.5

恋人を亡くした男とその恋人の妹が出会い、それぞれの喪失感と心の変化を描く物語。
美しい方のフランス映画。

全体的に大きな盛り上がりもなく、悲しみでめちゃくちゃ泣けるっていうこともない。冒頭からほとん
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.5

おばあちゃんになった『5時から7時までのクレオ』の監督さんが、フォトグラファーと組んで作った映画。
フランスのいろんな町や村を転々として、その所々で撮影した人々のモノクロ写真を、巨大に印刷して建物の壁
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

癌検診を受けた主人公の女性が、占いで良くない結果を聞いてから検査の結果が出るまでの2時間の不安な気持ちとパリの景色をモノクロで描き出すおしゃれ全振りな映画。

結局なんだろう・・・
「検査なんて気にし
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.5

鮮やかな色使いとか、とんがった設定の人物や変な着ぐるみキャラとか、部屋の内装のセンスとか、なんとな~くジブリっぽい世界観だなって思いながら見てて、ジブリってこういうフランス映画を意識してモチーフにして>>続きを読む

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

4.5

『ベルヴィル・ランデブー』と同じ監督さんの作品。
あちらが子供むけなのに対して、こちらはちょっと大人の雰囲気のある物語。
互いの人生のひとときを共に過ごした老人と女の子のおはなしで、老人の人生の終盤に
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

5.0

THEフランスっていう感じのアニメ映画で
その世界観が『レイトン教授』のモチーフになった作品。
『イリュージョニスト』と同じ監督さんの作品。

まず小粋なおばあちゃん3姉妹を筆頭に
独特なデフォルメの
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パリ猫ディノの夜(2010年製作の映画)

3.5

おしゃれ全振りな映画かと思いきや、これも分かりやすいおはなし。
フランスではアニメは子供のものっていう意識が強いのかもしれない。
でも、それでいいの?っていうラストはやっぱりフランスだからなのか・・・

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

意外と見た目よりはわかりやすいストーリー。
フランスではアニメは子供のものっていう意識が強いのかもしれない。

母親を異星人に殺されてペットの様に扱われて育った人間の男の子が、異星人から得た知識を人類
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プリンス&プリンセス(1999年製作の映画)

3.5

物語の設定を入力すると、衣装を着せてくれてその世界を再現してくれるドラえもんの道具みたいな装置を使って、男の子と女の子が物語を創造するというはなしで、オムニバス形式の影絵アニメーション映画。
この装置
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キリクと魔女(1998年製作の映画)

3.5

アフリカを舞台に、自力で生まれてきたキリクという子供が、村人を苦しめている魔女に闘いを挑むおはなし。

単純な勧善懲悪なおはなしかと思ったら意外と深いおはなし。王道といえば王道かもしれないけど、人々が
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.5

夫が仕事だけを愛し、病気の妻の横で平気でタバコをふかすような家族に無関心な男だった。病魔に侵され美しさを失えば、妻の表面上の美しさしか愛さない夫はもう自分を見てはくれなくなる。それを悟った女はサナトリ>>続きを読む

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.0

いろんな愛情の形があるなぁと思った映画w
シュールな方のフランス映画。

たしかに好きなのは今彼。けれどその男は犯罪者だし、いつまでも結婚から逃げてるクズだし・・・
それよりは自分を見てくれる男に愛情
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