ほおづきさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

『風たちぬ』だ。
観終わったときにそう思った映画。

理容師を妻にすることに憧れてた主人公の男が、夢がかなって髪結いの亭主になるというおはなしで、全体的にはコメディ&エロスなフランス映画なんだけど、夫
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.0

おかゆと思って油断してると突然唐辛子が出てくる作品・・・

やりちん陽キャの主人公が、ゆきずりの女が置いていった娘と楽しく暮らしてる中、その母親が戻ってくるっていうおはなしで、終始ポップで軽快なテンポ
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.5

おかゆフレンチ。

女の子っぽく見られるのが嫌な男の子と、家庭環境が悪くてちょっと変わった男の子、自分の居場所が無いと思ってる二人の14歳の少年がログハウスにエンジンつけた車を作って現実から抜け出そう
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.5

母親と仲の悪い頑固な祖父と過ごすことになったパリ育ちの3兄妹弟が、プロヴァンス(田舎)で過ごしたひと夏の物語。

お互いに知らされてもいないのに、親の都合で突然頑固なおじいちゃんのとこに無理や
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

「むかしからママは"女"だった
 "母親"じゃなかった」
「あなたも息子じゃなかった 
 娘って気がしてた」

ここが好き・・・そのあとの表情も含めて。
この映画すべてを物語ってる。

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

4.5

感情の起伏が激しくて自由奔放な境界性パーソナリティ障害なメンヘラ女子と、そんな彼女を静かに愛す男との純粋な愛を描く物語。
激情家の女と、それを暖かく見守る男の静と動の関係がすごく画になっててよき。
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.5

海にとりつかれた男とその男を愛してしまった女の物語を、海を愛した男がつくった作品。
男達のかなしき友情の形と愛の葛藤があって、観終わってからも余韻を残すいい映画。

イルカかわいい。

TAXi(1998年製作の映画)

4.0

なんかいろんなとこでよく聞いたBGM。
軽快でちょっとマヌケな会話。
クライマックスのハラハラ。
そして最後はスカッとするいい映画。

高速道路に取り残された2台のベンツかわいい。

アメリ(2001年製作の映画)

3.5

映画好きならたぶん通るであろうフランス映画こじらせてた時期に見た映画。
他人の気持ちを勝手に察して陰ながらおせっかいしていくが、自分のことになるとうまくできない系女子のおはなし。

オドレイ・トトゥの
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.5

『ビッグ・アイズ』の時代よりさらに昔、こちらは純粋に女性が正当に評価されない時代のおはなし。

主人公が人生で経験してきたことが作品に集約されていくっていう描写がよかった。作品を形作るのはやっぱりその
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.5

自分の絵が旦那名義で売れてしまってモヤモヤする女性のおはなし。

才能があっても女性が成功するのは珍しいっていうおはなしか、女性が正当に評価されない時代に焦点をあてたおはなしかと思いながら観てたけどち
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.5

ティム・バートン監督作品の中ではこれが一番好き。

特殊な才能に秀でてる人って、対人関係は苦手だったり恋愛には疎かったりして、心理的な距離感を掴むのが苦手なヤマアラシのジレンマを抱えてしまうんだろうな
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.5

悪い人が誰もいない世界。
NARUTO+アベンジャーズ+ポケモンをジブリで包み込んで毒を抜いた感じの作品。
  
トレーラー見て作画のクオリティの高さに驚いて急いで映画館観に行ったら、鬼滅全盛の世の中
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

絶賛ポケスナプレイ中!

トレーラーを見ておっさんの声かなり警戒してたけど、意外と悪くなかった。でもあのもふもふの大谷ピカチュウをもっと見たかった感はある。

いままでのはピカチュウとの絆ではなかった
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劇場版ポケットモンスター ココ(2020年製作の映画)

4.5

なるほど今度はお父さんを攻略しにきたかって思ったポケモン映画。
けっこう王道でストレートなストーリーではあるけど要所要所しっかりしていてほんとに泣ける。
ポケモン映画ってドラえもんとかクレしんとかと違
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.5

この作品に対する友人の感想で
「 誰が生めと頼んだ 誰が作ってくれと願った」
っていうのが一番面白かった。
3DCGで作り直しただけだったからそう思われてしまうのもしょうがないかもしれないし、前作のラ
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劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018年製作の映画)

4.0

謎の身体能力を持つ主人公が一人で活躍してきたこれまでのポケモン映画と違って、いろんな登場人物のひとりひとりのドラマが描かれた群像劇になっていて、各場面で感動させられて本当によかった。敵がいないストーリ>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017年製作の映画)

4.0

今までのポケモン映画がマンネリ気味で子供向け映画のイメージが強かったのに対して、今年から何かが起きるかもっていう変化と期待を感じさせてくれた作品。
伝説ポケモンに関しては、相変わらずとってつけた感あっ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

「大切なことは言葉では伝わらない」って言う通り、言葉でぜんぜん伝えてこない映画・・・
     
超音波を使って一瞬で複雑な情報を伝達できるイルカやクジラに比べて、人のコミュニケーションはとてもめんど
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.5

意外と人間ドラマだった映画。

最近見た映画で
一攫千金を狙う荒くれ者どもが、潜水艦という密室に長期間閉じ込められたらそうなるに決まってるじゃんっていう映画『ブラック・シー』に似てる気がしたし、極限ま
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(1963年製作の映画)

3.5

学校の先生にすすめられて観た映画。
ラストとか鳥がとまってるシーンとか今でもトラウマ。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

ポケモン『薄明の翼』やヨルシカのMVなんかを担当したアニメーション会社スタジオコロリドが作った映画。

とにかく作画のすばらしさよ・・・
色使いやアニメーションが綺麗でいい。
あと、映画と原作小説の世
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グース(1996年製作の映画)

3.5

むかーし観た映画。もう一度観なおしたい。
実話を基にした作品で、渡り鳥の卵を偶然見つけて孵化時の刷り込みによって母親になってしまった主人公の女の子が、手作りの飛行機を使って越冬地に渡り鳥たちを連れて行
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メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

3.5

中身おじさんじゃなければよかった。
それか3DCGアニメのほうがよかった・・・
でも猫に罪はない。

ペット(2016年製作の映画)

3.5

あるじが出かけて帰ってくる間に、ひそかにペットたちが起こしている騒動のものがたり。

うちのジャンガリアンもこんな過ごし方してるのかなと思うと夢がある。もっふもふのポメと猫のクロエが好き。
あと、どこ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

この映画はわかりやすく肉食と草食の2種類の種族が出てきて大きな枠組みで見れば差別問題が題材だけど、もっとミクロな意味での”偏見”のほうを丁寧に描いているところがよかった。

小さくてかわいいウサギがポ
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映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

3.5

『ウォレスとグルミット』と同じアニメーション会社のクレイアニメ作品。
ちょっと毒のあるキャラデザがよき。セリフない作品ほんとに好き。

ウォレスとグルミット、危機一髪!(1995年製作の映画)

3.5

『ひつじのショーン』と同じアニメーション会社のクレイアニメ作品。
なんでかしらないけど、実家にこれの缶ケースいっぱいある。

ミトン(1967年製作の映画)

3.5

『チェブラーシカ』のスタッフが制作したロシアのストップモーションアニメ。
チェブラーシカよりはこっちの方がかわいいし色のセンス好き。

チェブラーシカ(2010年製作の映画)

3.5

人語を操る謎の生命体チェブラーシカのおはなしでロシアのストップモーションアニメ。

と思ってたけど「製作国:日本」になってる・・・?と思ってちょっと調べてみたけど、なんか夢の無いはなしになってたのでそ
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メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.0

オーストラリアに住む引っ込み思案の少女と、アメリカに住む人付き合いが苦手な男の、20年間も続いた文通での交流をクレイアニメで表現した物語。

ストップモーションや世界観もいいのだけど、やっぱりこの作品
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Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌(2019年製作の映画)

3.5

現在放映中の3期のがないのでここにMark。

『魔法少女まどか☆マギカ』のシナリオライターが手がけている映像作品で、台湾の伝統芸能「布袋劇」を今風にアレンジした新しい形のスタイリッシュ人形劇。

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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

永遠の命と引き換えに生殖能力を無くした人類が新種のウイルスで絶滅の危機になるって、いろんなところでこすられ過ぎた感ある世界観だけど、暴力的で殺伐とした雰囲気の中にもどことなくかわいさがあるキャラがすご>>続きを読む

あたしだけをみて(2016年製作の映画)

3.5

モルかわいがれないような彼女なんかやめちゃいなよ・・・って思ってみてたら違ったw

マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.0

なんでこれまでここにあるのかわからないけど・・・改めて感じるFilmarksの網羅力よ・・・

『PUI PUI モルカー』の人が作った映像作品。
ストップモーションもすごいんだけど、やっぱり造形がす
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