ジョウさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

ジョウ

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一人息子(1936年製作の映画)

3.5

冒頭からすごい始まり方。
「一人息子」という作品の最初に「人生の悲劇の第一幕は親子になった事にはじまっている」の文字。
親とは自分を1番見ていてほしくて、時には見ていてほしくない相手である存在だなと。
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父ありき(1942年製作の映画)

3.4

始めての小津作品だったが、所謂「小津調」と呼ばれるローアングルからの定点カメラは独特ながらも役者を等身大に写していてとても良かった。
ただ溝口好みの僕としては話の内容は理想的すぎる家族像で、むしろ現実
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お遊さま(1951年製作の映画)

3.2

溝口監督の歴史の中でスランプ期に作られた作品。
確かに他の良作と比べると見終わった後に特に残るものがない。
お遊は全てを察していて確信犯で2人を追い込んだような描写だったので、終盤で1人京都に行ったり
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祇園囃子(1953年製作の映画)

3.6

「祇園の姉妹」の戦後バージョンのような感じ。
現実を知った栄子が芸妓の事を「京都の名物、世界の名物」と皮肉る戦後ならではのセリフが素晴らしい。
ただ溝口監督の作品の中では割とスピーディーなカット割りだ
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近松物語(1954年製作の映画)

3.7

溝口監督得意のリアリズムとは少し違ったテイストの作品。
性別だけで不貞の罪の重さが違うこと、身分の違いで恋ができないこともテーマではあるものの、おさんと茂兵衛の急転直下と、最盛期を迎えたかに見えた以春
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.6

面白いけど、「イングロリアスバスターズ」や「ジャンゴ」と比べると展開が遅い分長く感じた。

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.5

2人ともカッコいいし、強盗シーンや逃亡シーンも面白いけど、実際の人物の伝記的映画であるが故に人物の変化がないのが個人的にマイナス。

カツベン!(2019年製作の映画)

3.5

映画の歴史を写した映画。
勉強になりました。
役者も実力派ばかり。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.4

「オンリーゴッド」と同じような雰囲気。
内容や細かい描写はともかくとして、色彩豊かでユニークな映像が美しい。
「オンリーゴッド」よりもテーマが明確で汲み取りやすくはある。

サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

3.4

作品全体のメッセージはよく分からないし曖昧。
音楽もあまり好みではない。
ただとにかく浅野さんの凄さとカッコ良さに惚れる映画であることは間違いなしです。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

作品としては凄く面白いけど、自分がまだ将来やりたい事がある大学生なのでいまいち深く入り込めなかった。
いつか夢破れた時に見ると最高だと思う。

皇帝のために(2014年製作の映画)

2.7

中盤まではいいけど、終盤にかけて何がどうなっているのか分からなくてグダッた。

復活の日(1980年製作の映画)

2.9

中途半端な印象。
MM88はかぜやらインフルを悪化させるウイルスなので視覚的な恐怖がないこと。
残された人間達の間で略奪や殺しが起きるなどの人間の醜い部分も写すべき。
冷戦当時の情勢を投影した結果なん
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フューリー(2014年製作の映画)

3.6

戦争の残酷さ激しさとその中でも優しい人間は少なからず居たっていう作風は他の戦争大作と同じだけど、銃撃戦がスターウォーズにしか見えなくて冷めてしまった。

真実(2019年製作の映画)

3.7

次回作も韓国で撮ることが決まってるし、もう日本映画界には見切りをつけたのかな。
日本の売れっ子監督が日本の某大手の力を借りずに良いものを作れば、そこに対する良い刺激になり、映画界全体の意識変化に繋がる
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.3

vol.1よりも中途半端な感じ。
vol.1は正直アクションコメディに振り切っているような雰囲気もあったけど、今作はコメディ要素というのが少なく残念。

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.8

シネフィルが作った映画らしい映画でした。
メジャーだけどB級感がある。
全体設定としては復讐劇でシリアスなはずなのに、ぶっ飛んだ設定と絶妙にダサいアクションが最高。

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.5

過去2作のような過激さがなく、タランティーノ作品としては物足りなさが否めない。